「taking care of」の意味と使い方|『モダンファミリー』S04E14で学ぶ英会話

「taking care of」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

子どもや家族の世話を誰かに任せて用事に出かける前に、「見ていてくれて本当に助かった」と伝えたくなった経験はありませんか。

そんな場面にぴったりの「taking care of」を、『モダンファミリー』シーズン4第14話の前半、グロリアがクレアに赤ちゃんの世話への礼を伝え、劇の用事で走り回っていると話すシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「taking care of」の意味とニュアンス

take care of
意味:〜の世話をする、面倒を見る

take care of は、子どもやペット、体の弱っている人など、自分ひとりでは身の回りのことが難しい相手の面倒を見るときの基本になる表現です。take は「引き受ける」、care は「世話・気づかい」という意味なので、世話という役目を自分が引き受ける、という組み立てになっています。

今回のシーンの taking care of は、take care of が -ing の形になったものです。thank you for の for は前置詞なので、あとには動詞を動名詞にした形が続き、「〜してくれてありがとう」という感謝の型ができあがります。世話を引き受けてくれた相手に礼を言うときは、この形がそのまま使えます。

目的語が変わると、意味の中心も少しずつ動きます。人や動物なら「世話をする」、仕事や問題なら「処理する、引き受ける」、勘定なら「支払いを済ませる」という意味です。どの場合も、自分が責任を持って受け持つという芯は同じで、目的語によって受け持つ中身が変わるだけです。

別れ際の Take care! は目的語を取らない形で、「気をつけてね」というあいさつになります。目的語があるかどうかで、世話や処理の表現かあいさつかが分かれる点も、あわせて押さえておくと混乱しません。

【ここがポイント!】

  • 「take care of」の核は、世話や仕事を自分の手で引き受けるイメージ
  • 目的語が人なら世話、問題なら処理、勘定なら支払いと、意味が動く表現
  • 「thank you for taking care of 〜」は、世話への感謝を伝える型

『モダンファミリー』S04E14のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

グロリアがクレアに、赤ちゃんの面倒を引き受けてくれることへの礼を伝えたうえで、キャメロンに頼まれた劇の用事で走り回っていると話す場面です。礼の言葉のあとに、用事の中身が次々と続いていく会話の流れに注目です。

Gloria: Ay, thank you so much for taking care of the baby.
(ああ、赤ちゃんの面倒を見てくれて本当にありがとう。)

— Mm-hmm.
(うん。)

Gloria: Cam has me running all kinds of errands for the play.
(キャムに、劇のためにあれこれ用事を言いつけられて走り回ってるのよ。)

Claire: Yeah, well, you gotta keep your eye on the caller I.D.
(そうね、まあ、発信者番号には目を光らせておかないとね。)

Gloria: I have to go to the dry cleaners to pick up the costumes.
(クリーニング屋に衣装を取りに行かなきゃいけないの。)

Modern Family Season4 Episode14 (A Slight at the Opera)

シーン解説と心理考察

グロリアの最初の一言は、感謝から始まっています。thank you so much と so much を添えたうえで、その理由を for taking care of the baby と続ける形で、赤ちゃんを見てもらえるありがたさをしっかり言葉にしています。礼の中身をはっきり言い切っているのが伝わってきます。

礼を言い終えると、グロリアの話はすぐ自分の用事へ移ります。キャメロンに劇のための用事をあれこれ頼まれていること、クリーニング店に衣装を取りに行かなければならないこと。感謝の言葉と、これから片づける用事の多さが、ひと続きの流れの中で語られています。用事を済ませに出かける側にとって、世話を引き受けてくれる人がいることが、その前提になっているという空気があります。

間に入る Mm-hmm という短い相づちも、会話が途切れずに進んでいく調子を伝えています。クレアの caller I.D. の一言をはさんでも、グロリアの用事の話はそのまま先へ進んでいきます。

英語の表現としては、taking care of の目的語が the baby である点がポイントです。世話の対象が赤ちゃんという、自分では何もできない相手なので、take care of の基本の意味がそのまま当てはまる使い方になっています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

care(世話)という荷物を、手にとって(take)、自分の腕でしっかり受け止める。そんな動きを思い浮かべてみましょう。荷物が赤ちゃんなら「面倒を見る」、仕事の案件なら「処理する」、レストランの勘定なら「払う」と、腕の中に抱えるものによって意味が決まります。

グロリアのシーンに重ねると、預ける側の腕から、引き受ける側の腕へ、赤ちゃんが移る絵が浮かびます。腕を空けてもらえたからこそ、グロリアはクリーニング店へと、用事を回りに出られます。「世話を引き受けてもらう」ことが、その人の時間を空ける、という感覚で覚えておくと、シーンと一緒に思い出せます。

例文で覚える「taking care of」

世話・処理・支払いという3つの意味を、日常会話、仕事、往復会話の順で確認していきましょう。どの例文も、take care of のあとに何が来ているかに注目です。

Thank you for taking care of my dog while I was away.
(留守にしている間、うちの犬の世話をしてくれてありがとう)
旅行から戻って、犬を預かってくれた友人にお礼を言う場面です。for のあとが taking の形になり、世話への感謝の型ができています。

Please don’t worry about the paperwork. I’ll take care of it.
(書類のことは心配しないでください。私が処理します)
同僚から不安を打ち明けられて、自分が引き受けると伝える場面です。目的語が仕事なので「世話」ではなく「処理する」という意味になります。

A: Lunch is on me today.
B: Thanks! Then let me take care of the coffee.
(A:今日のランチは私のおごりだよ)
(B:ありがとう! じゃあ、コーヒーは私が払うよ)
食事のあとに、勘定を分け合う会話です。目的語が the coffee なので、「支払いを引き受ける」という意味になっています。

あわせて覚えたい関連表現

look after
(〜の面倒を見る、〜を見守る)
子どもやペットの世話に使える点は take care of と同じです。look after には「目を離さずに見ておく」という見守りの意味が強く、take care of は世話に加えて、問題や勘定を「処理する」意味にまで広がります。

deal with
(〜に対処する)
deal with は、問題や相手に向き合って対処するときに使う表現です。人の世話をする意味では使わないので、人にも問題にも使える take care of とは守備範囲が異なります。

Take care!
(気をつけてね、じゃあね)
別れ際のあいさつで、目的語を取りません。take care of 〜のように目的語が付くと、世話や処理の意味になります。形は似ていても、使う場面がまったく違います。

Note|take care of の目的語で意味が変わる仕組みを整理する

take care of は、あとに続く目的語が何かで、伝わる内容が変わる表現です。

ひとつめは、人や動物が目的語の形です。I take care of my grandmother every weekend. のように、世話をする意味になります。ふたつめは、仕事や問題が目的語の形です。I’ll take care of the schedule. と言えば、「その件は私が引き受けて処理する」という意味です。みっつめは、勘定が目的語の形です。I’ll take care of the bill. は「会計は私が払う」という意味になります。

見分けるコツは、目的語が「手を貸す必要のある相手」か、「片づけるべき用事」か、「払うべきお金」かを見ることです。どの形でも、自分が受け持つというふるまいは変わりません。日本語に訳すときは、「世話する」だけで済ませずに、「引き受ける」「任せて」「払う」と言い分けると、場面に合った訳になります。

グロリアの taking care of the baby は、ひとつめの形にあたります。世話の対象が赤ちゃんで、感謝の言葉として使われていました。同じ形でも、目的語が変われば別の場面で使えるという広がりを知っておくと、この表現の使いどころが見えてきます。

まとめ|用事に走り回るグロリアの一言から

take care of は、世話や仕事、勘定を自分の手で引き受ける表現です。荷物を腕で受け止める絵を思い浮かべると、目的語が変わっても意味の芯がぶれません。

thank you for taking care of 〜の形は、預けた側から引き受けた側への感謝の型です。子どもやペットを預かってもらったときの礼、仕事を引き受けてくれた人への一言、会計を持ってくれた相手への感謝など、日常のさまざまな場面に当てはまります。

用事に追われながらも、世話を引き受けてくれた人への礼をまず言葉にしたグロリアの一言には、預ける側のありがたさがにじんでいました。会話のレパートリーに加えて、誰かの世話や用事を引き受けてもらった場面を思い浮かべながら、使いどころを探してみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「taking care of」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次