「burnt out」の意味と使い方|『モダンファミリー』S04E24で学ぶ英会話

「burnt out」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

忙しい日々が続いて、自分では平気なつもりなのに、周りから「もう休んだほうがいいよ」と言われてしまったことはありませんか。

そんなときに使える「burnt out」を、『モダンファミリー』シーズン4第24話の前半、裁判所への同行を頼まれたミッチェルの状態をキャメロンがジェイに伝える一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「burnt out」の意味とニュアンス

burnt out
意味:燃え尽きた、疲れ果てた

burnt outは、仕事や世話などで長く力を出し続けた結果、気力も体力も残っていない状態を表す形容詞です。burnt(burnの過去分詞形)は「燃えた」、outは「火が消えて」というイメージで、火が燃え尽きて消えた様子がそのまま「使い果たした」という意味につながります。

be動詞と一緒に、be burnt outの形で「いま疲れ切っている」状態を述べるのが基本です。ひと晩眠れば戻るような軽い疲れというより、気持ちの面でも余力がなくなっている感覚を含みます。burnedという綴りを使う言い方もあり、意味は同じです。

soやreally、totallyのような強調の語を前に置くと、疲れの度合いを強く出せます。right nowを添えれば、いまこの時点の状態であることがはっきりします。長時間の勤務のあとの愚痴、子育てや家族の世話が続いたときの相談、休みを取りたい理由の説明など、疲れの原因と事情を話す場面で使えます。

burnt out on ~の形にすると、「~にすっかり嫌気がさした」と、疲れの原因を続けて言えます。人について言うときは、He is burnt out.のように主語を三人称にすれば、周りから見た様子を伝える言い方になります。

自分の状態を言うときと相手の状態を伝えるときで、形は変わりません。I’m burnt out.なら自分の疲れを、She’s burnt out.なら周りの人の疲れを述べる言い方になり、主語を入れ替えるだけで使い回せます。

【ここがポイント!】

  • 「burnt out」の核は、火が燃え尽きて消えたイメージ。力を使い果たした状態を表す
  • 体の疲れだけでなく、気力まで尽きた感覚を含む表現
  • so や right now を添えると、いまの状態の強さを伝えられる

『モダンファミリー』S04E24のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ジェイが、グロリアの件で裁判所へ同行してほしいとミッチェルに頼み、弁護士のような人が要るだろうと付け加えます。そこへキャメロンが、ミッチェルは休みが必要な状態だと割って入ります。キャメロンの一言に、ミッチェルがどう答えるかが見どころです。

Jay: Mitchell, can you go with her to court? She’s gonna need some sort of lawyer.
(ミッチェル、彼女と一緒に裁判所へ行ってやれないか? 弁護士みたいなのが要るだろうからな。)

Cameron: Uh, you know, Jay, Mitchell is so burnt out right now. He is in desperate need of a break.
(あの、ねえジェイ、ミッチェルは今もうすっかり燃え尽きてるんだよ。どうしても休みが必要なんだ。)

Mitchell: Bench warrants are a no-brainer. And, I mean, come on. Does Gloria really look like the kind of woman who would run a brothel? Yeah, I better go with her.
(出廷しなかった人に出る令状なんて、考えるまでもない簡単な話だよ。それに、ほら、まさか。グロリアが売春宿を経営するような人に見える? うん、やっぱり僕が一緒に行くよ。)

Cameron: You should go.
(行くべきだよ。)

Modern Family Season4 Episode24 (Goodnight Gracie)

シーン解説と心理考察

ジェイの頼みに対して、先に口を開いたのはミッチェルではなくキャメロンでした。ミッチェルの代わりに「今はもうすっかり燃え尽きている」と伝え、「どうしても休みが必要なんだ」と念を押します。本人に確認するより先に、パートナーの疲れをジェイへ説明する言い方です。

ミッチェル本人は、令状の件を「考えるまでもない簡単な話」と受け止め、グロリアの件を深刻に受け止めない調子で「やっぱり僕が一緒に行くよ」と引き受けます。疲れているという訴えは、引き受ける決断の前ではあっさり脇に置かれます。

キャメロンも、最後は「行くべきだよ」と背中を押す側に回ります。休ませたい気持ちと、頼まれると動いてしまうミッチェルの性分を分かっている気持ちが、短いやり取りの中に並んでいます。burnt outという一言は、疲れを訴える言葉であると同時に、キャメロンがミッチェルを気づかっていることを示す言葉として響きます。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

短くなったろうそくが、芯まで燃えて炎が消えてしまった様子を思い浮かべてみましょう。燃える(burn)ものが尽きて火が消える(out)ので、残っているのは力を使い切った状態です。

キャメロンが言う「ミッチェルはもうすっかり燃え尽きている」という一言は、ろうそくのイメージで捉えると、残りの力がほとんどない状態を伝える言葉だと分かります。ミッチェル本人は「僕が行く」と引き受けますが、キャメロンが休みが必要だと訴えた気持ちも、このイメージを通すと受け取りやすくなります。

火が消える前に休ませたいというキャメロンの気持ちと、burnt outという言葉のイメージを結びつけて覚えておくと、この表現が出てくる場面を思い出しやすくなります。

例文で覚える「burnt out」

burnt outは、疲れの原因を話す場面でも、周りの人の様子を伝える場面でも使えます。3つの例文で確認していきましょう。

After three months of overtime, I felt completely burnt out.
(3カ月の残業が続いて、すっかり燃え尽きた気分だった。)
繁忙期が終わったあとに、疲れを振り返る場面です。three monthsのように期間を添えると、力を出し続けた長さが伝わります。

A: You look exhausted.
B: Yeah, I’m totally burnt out. I need a long vacation.
(A:ぐったりしてるね。)
(B:うん、完全に燃え尽きてる。長い休みが必要だよ。)
疲れた様子の友人に声をかけられて答える、日常の会話です。totallyで疲れの強さを出し、後半で休みたい気持ちを続けています。

I quit because I was burnt out on the job.
(仕事に燃え尽きてしまったので辞めた。)
退職の理由を説明する場面です。burnt out on ~の形で、疲れの原因となった対象を続けて言えます。

あわせて覚えたい関連表現

wiped out
(ぐったりした、へとへとの)
体の疲れや消耗に広く使う表現です。burnt outは、気力まで尽きたという意味合いが強く出ます。

burnout
(燃え尽き〈名詞〉)
burnoutは「燃え尽きた状態」を名詞で言う形で、suffer from burnoutのように使います。burnt outは形容詞で、be動詞と一緒に状態を述べます。

running on empty
(空っぽの状態で動いている)
もう余力がないのに動き続けている、進行中の状態を表す表現です。burnt outは、尽きた結果の状態を表します。

Note|burnt out・worn out・exhaustedの使い分け

疲れを表す英語の形容詞には、似た場面で使えるものがいくつかあります。burnt outは、その中でも疲れの種類に特徴がある表現です。

worn outは「すり減った」という意味の言葉で、体を動かした日の夜や、長い一日の終わりの消耗に広く使えます。exhaustedは「使い果たした」というニュアンスで、体力や気力が底をついた状態を強めに言うときに選べます。これらに対してburnt outは、火が燃え尽きる比喩のとおり、長く力を出し続けた結果として気力の面まで尽きている、という含みが加わります。たとえば、ジョギングのあとの疲れならworn outやexhaustedが自然に収まり、仕事や世話が長く続いて意欲が枯れてしまった状態ならburnt outが合います。

キャメロンがミッチェルの状態にburnt outを選んだのも、ひと晩休めば戻る軽い疲れではなく、休みが必要なほど消耗している状態を伝えたかったからだと読み取れます。so burnt outとsoで強めているところにも、その切実さが表れています。

疲れの種類に合わせて言葉を選び分けると、自分の状態を細かく伝えられます。相手にどの程度の休みが必要なのかまで、たった一語で示せるのも、この言葉選びの利点です。

まとめ|火が消える前に、休みを求める一言

burnt outは、力を出し続けた結果、気力も体力も残っていない状態を表す形容詞です。

be burnt outの形に、soやright nowを添えるだけで、いまの疲れの強さを短く伝えられます。長い勤務のあとの愚痴から、家族の世話が続いたときの相談まで、疲れの事情を話す場面で使えます。

ジェイの頼みに割って入り、ミッチェルの休みを求めたキャメロンの一言には、パートナーの状態を先に気づかう気持ちが表れていました。疲れを言葉にしたい場面が来たときのために、表現の引き出しに加えてみてください。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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