「find out about someone」の意味と使い方|『モダンファミリー』S07E09で学ぶ英会話

「find out about someone」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

大切なことを、まだ周りには知られたくない。そんな気持ちを抱えたまま、人と顔を合わせた経験はありませんか。

そんな場面で口にされる「find out about someone」を、『モダンファミリー』シーズン7第9話の前半、ヘイリーがアンディに向けて、ふたりのことを家族に知られては困ると念を押す場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「find out about someone」の意味とニュアンス

find out about someone
意味:(人・物事について)知る、気づく、(隠していたことが)知れる

find out about someone は、人や物事について、それまで知らなかった事実を知る、あるいは気づくことを表す表現です。find out は「調べて分かる」「事実に行き当たる」という意味の句動詞で、out には、隠れていたものが表に出てくる方向の感覚があります。そこに about が加わると、「〜について」と、知る内容の範囲が示されます。

見出しの someone の位置には、実際の会話では him、her、us、the party のように、具体的な人や物事が入ります。ドラマの中の find out about us も、someone の部分が us に置き換わった形です。

形の面では、cannot のような否定の助動詞と組み合わせると、「知られるわけにはいかない」「知られては困る」という響きになります。過去形は found out about で、「〜について知った」という意味になります。

日本語にするときは、「知る」「気づく」「調べて分かる」の中から、文脈に合う言葉を選びます。隠しごとが絡む場面では、「知られる」「ばれる」と訳すと、英文の響きに近づきます。

【ここがポイント!】

  • 「find out about someone」の核は、隠れていた事実が表に出て分かるイメージ
  • someone の位置には us や him など具体的な人や物事が入り、about が知る範囲を示す
  • cannot と組み合わせると「知られては困る」「ばれては困る」という響きになるのがコツ

『モダンファミリー』S07E09のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

家族が集まる山小屋でのひとこまです。ヘイリーがアンディに、ふたりのことを家族に知られたくないと念を押します。アンディはそれに応じ、続いてジェイが急かし、帰ろうという声も上がります。今回のフレーズは、ヘイリーの一言目に出てきます。

Haley: My family cannot find out about us.
(私の家族に、私たちのことを知られるわけにはいかないの。)

Andy: I’m certainly not gonna tell them. I still have their respect.
(僕から話すつもりは絶対にないよ。僕はまだ、みなさんから敬意を持ってもらえているんだから。)

Jay: Andy, chop-chop. Joe’s making his bathroom face.
(アンディ、急げ、急げ。ジョーがトイレに行きたい顔をしてるぞ。)

Alex: All right, let’s just go home.
(もういいから、とにかく帰ろうよ。)

Modern Family Season7 Episode9 (White Christmas)

シーン解説と心理考察

ヘイリーの My family cannot find out about us は、短い一文の中に、隠したい気持ちの強さが表れています。cannot が付くことで、「知られたくない」という願いよりも一歩進んだ、「知られては困る」という切実さが出ています。また、見出しの someone ではなく us になっているため、知られては困る対象が、ヘイリー自身とアンディのふたりであることも、一語で伝わります。

アンディの返事は、I’m certainly not gonna tell them です。certainly が入ることで、自分から話すつもりはないと言い切る調子になっています。続く I still have their respect では、自分はまだ家族から敬意を持たれている、と述べています。ヘイリーの念押しに対して、アンディが約束の言葉と、自分の立場についての一言を重ねる流れです。

そこへ割り込むのが、ジェイの Andy, chop-chop です。chop-chop は「急げ」と促す呼びかけで、理由として挙がるのはジョーの様子というごく日常の用事です。隠しごとの話題が、一言で別の話題に切り替わっています。続くアレックスの帰ろうという言葉も、話題がふたりの関係から離れていく流れに重なっています。

家族の声がすぐ後ろに続く中で交わされる、ふたりだけの確認のやりとり。find out about us は、そんな位置に置かれた一言として響きます。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

find は「見つける」、out は「外へ」です。ふたをした箱の中にしまってあったものが、何かのはずみで外に出て、人の目に留まる様子を思い浮かべてみましょう。about が付くと、その箱に「何についての中身か」というラベルが貼られるイメージです。

ヘイリーが気にしていたのは、まさにこの箱でした。自分とアンディのふたりのことが入った箱を、家族に開けられたくない。その気持ちが、cannot find out about us という一文に、そのまま詰まっています。

箱のふたが開くか開かないかという視点で見ると、「知られる」「ばれる」という日本語の訳もつながります。ふたが開いてしまえば、中身は一瞬で全員の目に入ります。一度開いたら閉じ直せない箱だからこそ、cannot という強い言い方が選ばれています。

例文で覚える「find out about someone」

知らなかったことを知る場面から、知られては困る場面まで使える find out about someone を、3つの例文で確認していきましょう。

We need to find out about the new client before the meeting.
(会議の前に、新しい顧客について調べておく必要があります。)
商談の準備をする、ビジネスの場面です。before the meeting と時期を添えることで、事前に調べて知っておく、という意味合いが出ます。

She was afraid he would find out about the surprise party.
(彼女は、彼がサプライズパーティーのことに気づくのではと心配していた。)
隠しておきたい計画を気にかける、気持ちの場面です。知られては困る側の視点で使うと、ドラマのヘイリーの一言と同じ向きになります。

A: When did you find out about Tom’s new job?
B: Last week. A coworker told me.
(A:トムの新しい仕事のこと、いつ知ったの?)
(B:先週だよ。同僚が教えてくれたんだ。)
うわさ話の出どころを聞く、日常の会話です。find out の過去形 found out ではなく、疑問文の did のあとなので原形のまま使っています。

あわせて覚えたい関連表現

learn about someone
(〜について知る、学ぶ)
learn about は、少しずつ学んで知るという響きがあり、中立的に使えます。find out about が「隠れていた事実が分かる」という発見の響きを持つのに対し、こちらは知っていく過程に重点があります。

discover
(〜を発見する、〜に気づく)
discover は他動詞で、あとに知った内容をそのまま置けます。find out about は句動詞で、about を付けて「〜について」と範囲を示す点が、形の上でのちがいです。

get wind of something
(〜のうわさを聞きつける)
get wind of は、ひそかに聞きつけるという響きの慣用表現です。find out about が事実として確認できた場面にも広く使えるのに対し、こちらは耳に入ってきた、という聞き方に焦点があります。

Note|find out about のあとに続く形と、about us のまとめ方

ヘイリーの find out about us にある about は、見落とされやすい小さな語です。ところが、あとに続く形が変わると、同じ find out でも文の組み立てが変わります。ここでは、find out の後ろに来る形を整理します。

find out のあとには、大きく3つの形が続きます。ひとつは、find out about us のように about のあとに名詞を置く形です。about は「〜について」と話題を示すので、人や物事にまつわる事情を、ひとまとまりで知るという響きになります。もうひとつは、find out (that) he left のように、that 節を置く形です。知った内容そのものを、文の形でそのまま後ろに置きます。三つ目は、find out what happened のように、what や who などの疑問詞が続く形で、「何が起きたかを調べて知る」という意味になります。たとえば I found out about the meeting は「会議のことを知った」、I found out the meeting was canceled は「会議が中止になったことを知った」と、知る内容の置き方がちがいます。

今回の cannot find out about us は、about のあとに us を置いた形です。about us なら、知られる中身を細かく言葉にしなくても、「私たちのこと」とひとまとめにして指せます。

知られたくないことの中身は口にせず、「私たちのこと」とまとめる。about us の便利さが、その一言に出ています。

まとめ|知られては困る、をひとことで

find out about someone は、それまで知らなかったことを知る、気づくという動きを、about で範囲を示しながら表す表現です。

cannot と組み合わせれば「知られては困る」、過去形の found out about なら「知った」と、同じ形のまま場面に合わせて意味の向きを変えられます。知る側にも、知られる側にも立てる表現です。

ヘイリーの一言は、その中でも「ばれては困る」側の使い方を、はっきり示していました。知られたくないことを、短く伝える一言です。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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