「Everybody knows you’re terrible at keeping secrets.」秘密を守れない人とうわさ話の英語|『モダンファミリー』S05E14で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「Everybody knows you're terrible at keeping secrets.」秘密を守れない人とうわさ話の英語|『モダンファミリー』S05E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン5第14話で、ミッチェルは友人ブレットから「人に言わないで」と頼まれた話を打ち明けられます。キャメロンにだけは話さないよう念を押されますが、話はそこで止まりません。

口止めを頼む言い方、秘密を守れない人を表す言い方、うわさ話を楽しむ側の言い分。今回はミッチェルとキャメロンのやりとりから、秘密とうわさ話をめぐる英語を順に見ていきます。

目次

「keep it a secret」と「terrible at keeping secrets」

始まりは、ブレットのこの一言です。

Brett: I need to tell you something, but you have to keep it a secret.
(話したいことがあるんだけど、秘密にしてもらわなきゃ困るんだ。)

Mitchell: Of course.
(もちろん。)

Mitchell: I’m a lawyer.
(僕は弁護士だよ。)

Mitchell: I’ve heard murder confessions.
(殺人の自白だって聞いてきたんだから。)

Modern Family Season5 Episode14 (iSpy)

I need to tell you something, but ~ は、打ち明ける前に条件を付ける前置きです。keep it a secret は「秘密にしておく」の基本の形で、口止めを頼むときはこのように you have to を添えて念を押すことがよくあります。ミッチェルは弁護士であることを持ち出して、口は堅いと請け合います。

ところがミッチェルは、結局その話をキャメロンに明かしてしまいます。そのうえで、改めてこう口止めします。

Mitchell: He made me promise not to tell anyone, especially you.
(誰にも言わないって約束させられたんだ。特に君にはね。)

Cameron: Especially me?
(特に僕に?)

Mitchell: Oh, please.
(よしてくれよ。)

Mitchell: Everybody knows you’re terrible at keeping secrets.
(君が秘密を守るのが大の苦手だって、みんな知ってるよ。)

Cameron: Okay, well, I didn’t know that was my reputation.
(へえ、そう。それが僕の評判だなんて知らなかったよ。)

Cameron: Maybe that’s a secret people have been keeping from me.
(きっとそれは、みんなが僕に隠してた秘密なんだね。)

Mitchell: I didn’t mean to hurt your feelings.
(傷つけるつもりはなかったんだ。)

Cameron: Well, you did.
(でも、傷ついたよ。)

Modern Family Season5 Episode14 (iSpy)

be terrible at ~ing は「〜するのがひどく苦手」という形で、Everybody knows を前に置くと「周知の事実」として言い切る響きになります。キャメロンはそれを逆手に取り、keep A from B(A を B に隠す)を使って「それこそみんなが僕に隠していた秘密だ」と切り返します。秘密の話題を、秘密という語でそのまま返すところが面白い場面です。

冒頭の made me promise not to tell anyone は、make someone promise で「〜に約束させる」、not to tell anyone で「誰にも言わない」を表します。自分の意思ではなく約束させられたのだと説明する形です。最後の I didn’t mean to hurt your feelings. と Well, you did. は、謝る側と、それでも傷ついたと返す側の短い応酬で、そのまま覚えて使える組み合わせと言えます。

「gossip belongs to everyone」秘密とうわさ話を分ける言い分

人を疑う・疑わないをめぐって家族の言い合いが続く場面で、ミッチェルはキャメロンにこう指摘します。

Mitchell: Says the guy who forced me to tell him our friend’s secret.
(友達の秘密を僕に無理やり言わせたやつがよく言うよ。)

Cameron: Okay, that’s different.
(それとこれとは別だよ。)

Cameron: That was gossip, – and gossip belongs to everyone.
(あれはうわさ話。うわさ話はみんなのものなんだ。)

Modern Family Season5 Episode14 (iSpy)

Says the guy who ~ は「〜した人がよく言うよ」と、相手の言い分と過去の行動の食い違いを突く口語の形です。the guy who ~ が主語で、動詞 says が前に出た倒置の形です。皮肉を込めて返すときに使われます。

これに対するキャメロンの That’s different. は、相手の指摘を認めずに「話が別」と線を引く一言です。続く gossip belongs to everyone で、秘密(secret)とうわさ話(gossip)は別物だという独自の理屈を持ち出しています。

その後、ミッチェルがメッセージの文面を読み上げると、キャメロンはこう続けます。

Cameron: Okay, I admit it.
(分かった、認めるよ。)

Cameron: I have a problem.
(僕には問題があるんだ。)

Cameron: But I only told one person.
(でも、話したのは一人だけだよ。)

Cameron: It was too juicy.
(おいしすぎる話だったんだ。)

Cameron: And Crispin said he wouldn’t tell anyone.
(それにクリスピンは誰にも言わないって言ったんだ。)

Mitchell: This is from Longines.
(これはロンジンからだ。)

Modern Family Season5 Episode14 (iSpy)

I have a problem. は「自分には悪い癖がある」と認める言い方で、juicy は「汁気たっぷり」から転じて、うわさ話が「おいしい」「面白すぎる」ことを表します。he wouldn’t tell anyone は、「誰にも言わない」という約束を伝える形で、時制がずれて will が would になっています。一人にだけ話したはずが、ロンジンからもメッセージが来ている、という流れから、約束が守られなかったことが分かります。

「give you the dirt」うわさ話を楽しむ側の英語

ヘイリーの写真を前にして、ミッチェルとキャメロンはこう言い合います。

Mitchell: Okay, okay, now, see — look how much you gossip.
(ほら、ほら、見てよ。君がどれだけうわさ話をしてるか。)

Mitchell: Haley managed to capture it on film.
(ヘイリーがちゃんと写真に収めてる。)

Cameron: And look at you, smiling ear to ear.
(そっちこそ、満面の笑みじゃないか。)

Cameron: You know you love it when I give you the dirt.
(僕がネタを教えると、君は大喜びするんだから。)

Modern Family Season5 Episode14 (iSpy)

gossip は名詞の「うわさ話」だけでなく、look how much you gossip のように動詞でも使えます。capture it on film は「写真(フィルム)に収める」という言い方です。

キャメロンの smiling ear to ear は「耳から耳まで笑っている」、つまり満面の笑みを表す口語です。give someone the dirt の dirt は「泥」ではなく「内輪のうわさ」「ゴシップのネタ」を指し、話す側だけでなく聞く側も楽しんでいる、と相手に返す形になっています。写真に写った姿を指して互いに言い返すやりとりが見どころです。うわさ話を責める側だった人が、気づけば楽しむ側に回っている。その立場の入れ替わりを、写真という動かない証拠が映し出しています。友人同士の会話なら、Give me the dirt.(ネタを教えて)のように、聞き出す側が使うこともできます。

表現 意味
keep it a secret 秘密にしておく
promise not to tell anyone 誰にも言わないと約束する
be terrible at keeping secrets 秘密を守るのが苦手
Says the guy who ~ 〜した人がよく言うよ
too juicy 話が面白すぎる
give someone the dirt うわさのネタを教える

まとめ|口止めとうわさ話の英語

keep it a secret と念を押す側、terrible at keeping secrets と言われる側、そして gossip belongs to everyone と開き直る側。秘密をめぐるやりとりには、頼む・責める・言い返すの英語がそろっていると言えます。

ミッチェルとキャメロンの掛け合いを観ながら、秘密とうわさ話の言い分けをこれからも拾っていきましょう。

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