昼食中の大勢に声をかけ、手を挙げさせて指示を出していく場面の英語|『メンタリスト』S04E20で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 昼食中の大勢に声をかけ、手を挙げさせて指示を出していく場面の英語|『メンタリスト』S04E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン4第20話には、昼食の時間に、その場の大勢へ向けて呼びかけ、手を挙げさせながら指示を出していく場面があります。大勢を相手にするときは、短い命令形や条件の文が中心になり、一言ごとの働きがはっきり分かれます。

時間をもらう断り方、指示の出し方、言いかけて引っ込める言い方、解散のひと言までを、場面の流れに沿って順に見ていきます。

目次

「I just need a moment of your time」大勢に呼びかけて時間をもらう

場面の冒頭は、昼食の時間に大勢へ呼びかけ、時間をもらうところです。続けて、手を挙げるよう指示が出ます。

— Excuse me. I just need a moment of your time, then you can get back to your lunch.
(すみません。少しだけお時間をください。そうしたら、昼食に戻って大丈夫です。)
— I’d like you all to raise your hands.
(皆さんに、手を挙げてもらいたいのですが。)
— All of you.
(全員です。)
— It’s official police business. Raise them high.
(これは警察の正式な用件です。高く挙げてください。)
The Mentalist Season4 Episode20 (Something’s Rotten in Redmund)

Excuse me. は、割り込む前に相手の注意を引くための一言です。続く I just need a moment of your time は、直訳すると「あなたの時間のひとときだけが必要です」で、「少しだけお時間をください」という断りになります。just が必要な長さをごく短く見せ、a moment of ~ が「ほんのしばらく」の感覚を表しています。

後半の then you can get back to your lunch は、終わったら元の昼食に戻ってよいと先に示す形です。get back to ~ は「〜に戻る」で、then が「それが済んだら」を受けています。話を中断する側が、終わりの見通しを最初に伝えるつくりです。

そのあとは、指示の中身に入ります。I’d like you all to ~ は would like 人 to ~ の形で、「〜してもらいたい」と丁寧に頼む言い方です。all で対象が全員であることを示し、All of you. で範囲を言い足しています。Raise them high. の them は先に出た your hands を受け、命令形で「高く挙げて」と動作の仕方まで指定しています。It’s official police business. は、指示に先立って用件の性格を告げる一文です。

「Put your hand down if ~」条件を示して手を下ろさせる

続いて、条件を一つずつ示して、手を下ろすよう求める流れになります。

— Put your hand down if you’re on the dean’s list.
(成績優秀者の名簿に載っている人は、手を下ろしてください。)
— Good.
(結構。)
— Okay, good.
(では、結構。)
The Mentalist Season4 Episode20 (Something’s Rotten in Redmund)

条件を言い終えるたびに、短い一言が挟まります。次の条件は、同じ呼びかけの続きで示されます。

— Now put your hand down if you’re taking the S.A.T.s or planning to take the S.A.T.s.
(次に、S.A.T.を受けている人、または受ける予定の人は、手を下ろしてください。)
— Okay then.
(よし、では。)
The Mentalist Season4 Episode20 (Something’s Rotten in Redmund)

Put your hand down if ~. は、put ~ down(〜を下ろす)に if ~ で条件を付けた形です。条件に当てはまる人だけに動作の解除を求める作りで、全員に同じ指示を出す言い方とは違いがあります。

条件に使われているのは、be on the dean’s list(成績優秀者の名簿に載っている)と、take the S.A.T.s(米国で大学進学に関わる試験の略称とされる S.A.T. を受ける)です。どちらも学校に関わる条件で、後者は taking と planning to take を並べ、「いま受けている」と「受ける予定」の両方を含めています。if の中を進行形で言うことで、いまの状況を指す条件になっています。

相づちの Good.、Okay, good.、Okay then. は、どれも一、二語で、指示と指示の間をつなぐ働きをしています。then が付いた Okay then. は、次の指示に移る前の区切りとして置かれています。

「Never mind.」と「Carry on.」言いかけを引っ込めて解散させる

条件の指示は、このあともう一つ言いかけたところで途切れます。その内容はここでは取り上げません。そのあとの二言が次です。

— Never mind.
(やっぱりいい。)
— Carry on. Enjoy your meat loaf.
(続けてください。ミートローフをどうぞ。)
The Mentalist Season4 Episode20 (Something’s Rotten in Redmund)

Never mind. は「気にしないで」「やっぱりいい」と、直前に言いかけたことを引っ込める言い方です。引っ込める理由は台詞に出てきません。ここでは、言いかけを取り下げる働きだけを押さえておけば足ります。

Carry on. は「続けてください」で、相手がしていたことを続けるよう促す、場を解く合図です。命令形が二つ続く形で、前半は動作を許し、後半は食事を勧める言葉になっています。

Enjoy your meat loaf. は、食事を勧めるときに使われる Enjoy ~ の形で、meat loaf はひき肉を型に入れて焼いた料理の名前です。昼食の時間に始まった呼びかけが昼食の話題で閉じられていて、冒頭の get back to your lunch とつながっています。

まとめ|呼びかけから解散までの短い文

I just need a moment of your time で時間をもらい、I’d like you all to ~ で指示を出し、Put your hand down if ~ で条件を示し、Never mind. と Carry on. で締めるまでを見てきました。大勢に向けた呼びかけが、短い文の積み重ねでできていることが分かります。

ひと続きの指示の流れに注目して観ると、短い命令形の働きがより身近に見えてきます。

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