「dumped him」と「take a break」はどう違う?言い方を正して返す英語|『メンタリスト』S04E22で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「dumped him」と「take a break」はどう違う?言い方を正して返す英語|『メンタリスト』S04E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン4第22話には、リズボンが以前つき合い、婚約していたというグレッグをめぐるやり取りが出てきます。「振った」という言い方が「休むことにした」と言い直される場面が、短い台詞の中に収まっています。

話題を断る一言、dump と take a break の言い方の違い、黙るよう頼むときの言い方を、場面の流れに沿って順に見ていきます。

目次

「I am not discussing it with you.」話題にされて断るときの英語

エピソードの前半で、ジェーンがグレッグの話を持ち出す場面があります。グレッグは、台詞の中で、リズボンと昔つき合っていて婚約もしていたと語られる人物です。ジェーンがこう切り出すと、続く台詞で話題が断られます。

Jane: Well, Greg seems very nice.
(グレッグさんは、とても感じのいい人のようだね。)
— I am not discussing it with you.
(その話は、あなたとはしない。)
— Nice, solid, dependable. I can see why you dumped him.
(感じがよくて、堅実で、頼りがいがある。振った理由も分かる。)
The Mentalist Season4 Episode22 (So Long, and Thanks for All the Red Snapper)

I am not discussing it with you. は、discuss の後ろに話題を直接置く形です。「〜について話す」という意味でも discuss about とは言わず、discuss it のように目的語を続けます。I am not ~ing で「〜するつもりはない」と、話す意思がないことを示す形になります。with you を添えると、話さない相手が目の前の人だと名指しされます。会話の中で話題にされたくないとき、理由を述べずに「話さない」とだけ告げる形です。

続く Nice, solid, dependable. は、形容詞を3つ並べて人柄を言い表す形です。solid は「堅実な」、dependable は「頼りになる」という意味で、いずれも台詞の中ではグレッグについて使われています。

「I didn’t dump him.」振ったのではなく、休むことにしたという言い方

話題を断る一言のあとには、念押しの一言と、言い直しが続きます。

— I mean it, Jane.
(本気だから、ジェーン。)
— All right.
(分かった。)
— I didn’t dump him. We both decided to take a break.
(振ってはいない。二人とも、休むことにした。)
— The old “let’s take a break.”
(あの「休もう」というやつか。)
The Mentalist Season4 Episode22 (So Long, and Thanks for All the Red Snapper)

I mean it. は「本気で言っている」と念押しする一言で、後ろに呼びかけの名前を添えています。All right. は、了承を示す短い相づちです。

その次の台詞が、このコラムの中心です。dump は、恋人を「振る」という意味で使われる口語の動詞です。直前に出てきた you dumped him を、I didn’t dump him. と打ち消し、そのうえで We both decided to take a break. と言い直しています。

decide to ~ は「〜することに決める」という形で、take a break は「休みを取る」という意味です。ここでは we both decided(二人とも決めた)と添えて、休むことにしたのは二人の判断だと述べています。台詞の範囲では、実際にどちらが言い出したのかまでは分かりません。

最後の The old “let’s take a break.” では、let’s take a break を引用符でくくって取り上げています。the old ~ は「例の〜」「お決まりの〜」と、聞き慣れた言い回しを指すときに使われる形で、その言い方を一歩引いて受け止めているように聞こえます。

「Oh, hush.」黙らせる一言と、黙ると返す一言

グレッグの名前は、エピソードの終盤近くの別の場面でも出てきます。引用の最初の一言は、直前の問いかけを受けて返す形です。

— Oh, you were very busy with Greg.
(ああ、グレッグの相手でとても忙しかったから。)
— I’m never too busy to solve a murder.
(殺人事件を解くのに忙しすぎることはない。)
— Well, you seemed to be very busy with Greg.
(でも、グレッグの相手でとても忙しそうだった。)
— Oh, hush.
(もう、静かに。)
— All right, I’m hushing.
(分かった、黙るよ。)
The Mentalist Season4 Episode22 (So Long, and Thanks for All the Red Snapper)

be busy with ~ は「〜で忙しい」という言い方で、very busy with Greg は、グレッグの相手をしていて手が空かなかったという意味になります。これに対して I’m never too busy to ~ は、「〜するのに忙しすぎることはない」と、否定を重ねて強調する形です。ここでは to solve a murder(殺人事件を解くため)が続いています。too ~ to … は「〜すぎて…できない」という形で、never too busy to ~ は、その形を否定して「どんなに忙しくても〜する」と言い切る使い方です。

同じ very busy with Greg が、were と seemed to be という形を変えて繰り返される点にも注目です。seemed to be ~ は「〜のように見えた」と、見た印象として言い換えるときの言い方になります。

hush は「静かにして」と黙らせる短い動詞で、Oh, hush. と感嘆詞を添えると、軽く制する言い方に聞こえます。受ける側の All right, I’m hushing. は、I’m hushing と進行形で「いま黙っているところだ」と応じています。

まとめ|話題を断る、言い直す、黙るの英語

I am not discussing it with you. で話題を断り、I didn’t dump him. で言い方を正し、Oh, hush. で黙らせるやり取りを見てきました。同じ出来事でも、dump と take a break のどちらで言うかで、描き方が変わります。

グレッグの話題が出る場面に注目しながら観ると、短い台詞のやり取りがより身近に見えてきます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面の英語も扱っています。

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