部屋で見つけた手がかりを示し、謎の箱を話題にする場面の英語|『メンタリスト』S05E10で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 部屋で見つけた手がかりを示し、謎の箱を話題にする場面の英語|『メンタリスト』S05E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第10話には、ある部屋で見つけたものを示していく場面と、中身の分からない箱をめぐる場面があります。どちらも台詞は短めですが、人に何かを見せるときの英語の型がそろっています。いずれも、短い文を重ねて話を進めていく場面です。

示すときの切り出し方、見つけたと伝える声かけ、箱について意見を聞く言い方を、台詞の順に見ていきます。

目次

「Allow me to show you.」示す前の切り出しと、目立つものへの一言

最初のブロックは、値打ちをめぐる一言から始まります。Incredible value? と相手の言葉をそのまま繰り返して問い返し、この部屋にある家具は200ドルぶんくらいだと続けています。言葉を繰り返して聞き返す形は、疑いや驚きを込めるときに使われることがあります。

— Incredible value? There’s about 200 bucks worth of furniture in here.
(とんでもない値打ち? ここには200ドルぶんくらいの家具があります。)
— Allow me to show you.
(お見せしましょう。)
— This plaid shirt here is in amongst the stripes. Hard to miss.
(このチェックのシャツが、縞模様の中に混ざっています。見逃しにくいです。)
Lisbon: That is a wall.
(それは壁よ。)
— So it is.
(確かにそうですね。)
The Mentalist Season5 Episode10 (Panama Red)

その流れで出てくるのが Allow me to show you. です。Allow me to ~ は「〜させてください」と申し出る丁寧な形で、Let me ~ よりあらたまって聞こえるとされます。見せる中身を言う前に、この一言で場を作っています。

続く This plaid shirt here is in amongst the stripes. は、柄物のシャツが縞模様の中に混じっている、という文です。plaid はチェック柄、stripes は縞、in amongst は「〜の中に混じって」という位置を表し、here は「ここの」と場所を特定する語です。最後の Hard to miss. は It’s hard to miss. から主語を省いた形で、見逃しにくい、つまり目立つという意味です。

リズボンの That is a wall. という一言が入り、So it is. と続きます。So it is. は、相手の言ったことを認めて「たしかにそうです」と受ける形です。示す、指摘する、認めるという流れが、短い文だけで成り立っています。

「There it is.」と「out of order」見つけたことの伝え方と、ずれの指摘

同じやりとりの少しあとで、ものの在りかを伝える声かけが続きます。It’s back over here. は、back が「奥」、over here が「こちら側」で、少し離れた位置を指す形です。そして There it is. は、探していたものを見つけたときに口にする短い一言として知られています。

— It’s back over here.
(こちらの奥にあります。)
— There it is.
(ありました。)
— See these two textbooks? They’re out of order. Volume one is next to volume three.
(この教科書2冊、見てください。順番が合っていません。第1巻が第3巻の隣にあります。)
The Mentalist Season5 Episode10 (Panama Red)

三つ目の台詞は、相手の注意を向けてから違いを説明する組み立てです。See these two textbooks? は「この2冊が見えますか」という問いかけで、答えを求めるというより、目を向けてもらう合図として働いています。続く They’re out of order. で、状態を一言で示します。

out of order は、並びや順序が整っていないことを表します。機械などについて使うと「故障中」という意味にもなる多義的な表現ですが、ここでは本の並び方が順番どおりではない、という用法です。逆の in order は「順序どおり」を指します。

最後の Volume one is next to volume three. は、何がどうずれているのかを具体的に述べています。volume は書籍の「巻」、next to ~ は「〜の隣に」という意味です。「順番が違う」と言ったあとに、巻の数字を二つ並べて見せることで、ずれの中身がそのまま伝わります。

「It’s my puzzle.」箱について意見を聞き、自分のものだと言う

しばらくあとのやりとりでは、箱が話題になります。What do you think it is? は、目の前のものが何かを相手に尋ねる形です。do you think が間に入ることで、答えを断定してもらうのではなく、見立てを聞く問いになります。

— What do you think it is?
(これは何だと思います?)
— Well, we don’t know yet. It’s a puzzle.
(そうですね、まだ分かりません。これはパズルです。)
— Cho, crack it open.
(チョウ、開けてください。)
— Oh, no, no, no, no. It’s my puzzle.
(いやいや、だめです。これは私のパズルです。)
— All mine.
(全部私のものです。)
The Mentalist Season5 Episode10 (Panama Red)

We don’t know yet. の yet は、否定文で「まだ〜ない」を表す語です。今は分からないが、そのうち分かるかもしれない、という含みを持たせられます。It’s a puzzle. と続け、謎だと答えています。

この場面の三つ目の台詞は、チョウへの呼びかけに命令形を続けた文です。crack ~ open は、力を加えて開ける、という意味合いで使われます。台詞の中ではチョウの名前が呼ばれていますが、返事をしているのが誰なのかまでは分かりません。

最後の二つは、持ち主を主張する言い方です。It’s my puzzle. は my で自分のものだと示し、All mine. は It’s all mine. の省略形で、all が「すべて」を加えています。Oh, no, no, no, no. と no を重ねる前置きは、強く止めたいときに添えられる形です。

まとめ|見せる、見つける、持ち主を言う

Allow me to show you. で見せる、There it is. で見つけたと伝える、What do you think it is? で意見を聞く、It’s my puzzle. で自分のものだと言う。短い台詞が、示す動作の順に並んでいます。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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