候補者の長所を比べて伝えるときの英語|『BONES』S04E23で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 候補者の長所を比べて伝えるときの英語|『BONES』S04E23で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン4エピソード23は、ダイナーでブレナンがブースに書類を見せる場面から始まります。研究所で自分の助手を誰にするか決めるため、候補者の長所を一人ずつ挙げていく会話です。今回はこの場面を起点に、候補者の長所を比べて伝える英語と、人の意見を判断に取り入れるときの英語を読み解きます。

人を評価する言葉は、どの言語でも選び方に気をつかうものです。ブースの合いの手も含めて、言葉の使い分けを見ていきます。

目次

一人ずつ長所を言い分ける

候補はエジソン、ウェンデル、ナイジェル・マリーの3人で、劇中のブレナンはクラーク、ウェンデル、ヴィンセントと下の名前で呼んでいます。

Brennan: Overall, Clark is the most astute and experienced.
(総合的に見ると、クラークがいちばん鋭くて経験も豊富ね。)

Booth: Ah, so hire him.
(へえ、じゃあそいつを雇えよ。)

Brennan: Wendell has the most potential, and he has an excellent work ethic.
(ウェンデルはいちばん伸びしろがあるし、仕事への姿勢もすばらしいわ。)

Booth: Plus, you know, he’s somewhat normal.
(それに、ほら、あいつはわりとまともだしな。)

Brennan: Well, that’s what you like. Vincent is the most intelligent.
(まあ、それはあなたの好みでしょう。ヴィンセントはいちばん頭がいいわ。)

Booth: Well, that’s what you like, so you should hire him. I mean, this person’s going to be your right-hand man.
(それは君の好みだろ。だったらそいつを雇えばいい。つまりさ、その人間は君の右腕になるんだぞ。)

BONES Season4 Episode23 (The Girl in the Mask)

ブレナンは3人それぞれにthe most ~という最上級を使い、何がいちばん優れているかを言い分けています。astuteは「鋭い、抜け目がない」で、物事を的確に見抜く力をほめる語です。potentialは「伸びしろ、将来性」、work ethicは「仕事に対する姿勢、勤勉さ」を指します。

評価の観点 表現
経験と鋭さ the most astute and experienced
将来性 the most potential
仕事ぶり an excellent work ethic
知性 the most intelligent

ブースの合いの手も聞きどころです。ウェンデルをsomewhat normal(わりとまとも)と評したブースに、ブレナンはthat’s what you like(それはあなたの好みでしょう)と返し、知性を挙げたブレナンにはブースが同じ言葉を返します。好みが評価に入り込んでいることを、お互いに指摘し合う呼応になっているのが面白いところです。

最後のright-hand manは「右腕、いちばん頼りにする補佐役」という意味です。誰を選ぶかが大事だというブースの考えが、この一語から読み取れます。

「あなたの意見も考えに入れる」と伝える

ひとしきり言い合ったあと、ブレナンは意外なことを口にします。

Brennan: Well, I’ve decided to take your opinion into account as I make this decision.
(それで、この件を決めるにあたって、あなたの意見も考慮に入れることにしたの。)

Booth: Really?
(本当か?)

Brennan: I’m making an effort.
(努力しているのよ。)

BONES Season4 Episode23 (The Girl in the Mask)

take ~ into accountは「〜を考慮に入れる」という意味で、判断の材料に加えることを表します。take ~ into considerationも近い意味で使われ、どちらも人の意見や事情をくみ取るときの言い方です。as I make this decisionのasは「〜するにあたって」で、決める過程で意見を参考にすることを伝えています。

これまで研究所の人選を自分で考えてきたブレナンが、ブースの意見を聞くと言い出したので、ブースはReally?と聞き返します。それに答えるI’m making an effort.は「努力しているところ」という意味です。進行形にすることで、いま意識して取り組んでいる途中だという感じが出ます。make an effortは「努力する、歩み寄ろうとする」で、人付き合いの場面でもよく使われる言い方です。

長所を言い分けたうえで、周りの意見も判断に入れると伝えると、決めるまでの筋道が相手にも見えやすくなるのが分かります。相手の意見をどこまで取り入れたかを後で伝えたいときは、I took your advice.(あなたの助言に従いました)のように過去形で報告する言い方もあります。

まとめ|長所を言い分け、意見も取り入れる英語

the most astute、the most potential、an excellent work ethicのように、最上級と評価の語を組み合わせると、候補者ごとの強みを言い分けられます。take your opinion into accountは、決める前に相手の考えも聞いていると伝えるひと言です。

研究所の顔ぶれを決める一場面を観ながら、次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

初対面のあいさつへの返し方や、水場の呼び方をめぐる英語は、同じエピソードの別のコラムで扱っています。

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