手を貸そうと申し出るとき、やんわり断るときの英語|『BONES』S05E02で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 手を貸そうと申し出るとき、やんわり断るときの英語|『BONES』S05E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード2では、自宅の壁の水漏れを自分で直そうとするブースと、何とか力になりたいブレナンのやり取りが、事件の捜査と並行して何度も描かれます。今回はこの二人の会話を起点に、手を貸そうと申し出る英語と、それをやんわり断る英語を読み解きます。

手伝いを申し出るのも、断るのも、言い方ひとつで相手の受け取り方が変わります。相手の気持ちを立てる言い回しに目を向けていきます。

目次

「I could lend you」と「I’ll be fine」申し出と断りの基本形

ブレナンは本の売れ行きが好調で、出版社から高価な腕時計を贈られたばかりです。一方のブースは、配管工に修理代として800ドルを求められ、自分で直すと言い出します。

Brennan: I could lend you some money.
(お金なら貸してもいいけど。)

Booth: It’s okay, Miss Rolex. I’ll be fine.
(大丈夫だって、ミス・ロレックス。何とかなるさ。)

Brennan: Well, if you change your mind..
(そう。気が変わったら…。)

BONES Season5 Episode02 (The Bond in the Boot)

I could lend you ~は、canではなくcouldを使うことで「もしよければ〜してもいい」という控えめな申し出になります。

断る側のブースは、It’s okay.とI’ll be fine.を重ねています。どちらも相手の好意を受け止めたうえで断る言い方で、ノーを直接言わずにすみます。腕時計のブランド名をあだ名にして返す軽さも印象的です。

ブレナンのif you change your mindは、後半の「言ってね」を省いた形です。断られても申し出を取り下げず、扉を開けておく一言と言えます。

食堂でも同じ話題が続きます。

Brennan: Why won’t you let me help you, Booth?
(どうして手伝わせてくれないの、ブース?)

Booth: I just want to fix the leak in my wall, that’s all. I’m very capable of doing it myself.
(壁の水漏れを直したいだけだって。自分でちゃんとできるんだよ。)

BONES Season5 Episode02 (The Bond in the Boot)

let me help youは「手伝わせて」という申し出の定番です。Why won’t you ~?と組み合わせると「どうして〜させてくれないの」という、もどかしさのこもった問いかけになります。be capable of doing it myselfは「自分でやれる力がある」と言い切る断り方で、本人のこだわりが強く出ています。

「教えてほしい」に切り替える、角度を変えた申し出

修理に手こずっていると打ち明けたブースに、ブレナンは申し出の仕方を変えます。

Brennan: I’m sure it’s very difficult. I mean, I can’t imagine being capable to fix my own plumbing.
(きっと、とても難しいのね。私には、自分で配管を直せるなんて想像もできない。)

Booth: Cause you don’t want to! You’d rather buy a plumber.
(やりたくないからだろ!お前は配管工を金で雇う方がいいんだ。)

Brennan: Well, I’d rather have someone teach me.
(そうね、私は誰かに教えてもらう方がいいわ。)

Booth: Look, I can teach you. Well, I could’ve taught you. I just- let’s get inside.
(なあ、教えてやれるよ。いや、教えてやれたんだけどな。とにかく、中に入ろう。)

BONES Season5 Episode02 (The Bond in the Boot)

I’d rather ~は「どちらかといえば〜したい」という好みを伝える形です。ブレナンは「手伝う」から「教えてもらう」へ立場を入れ替え、ブースが手を貸す側に回れるようにしています。ブースがI can teach youと言いかけ、I could’ve taught youと言い直すところに、言い切れないためらいがのぞきます。

その後、ブレナンは配管の手引き書を見つけてきます。

Brennan: Sure! Uh, the book was um, $6.42. You can pay me later.
(どういたしまして!えっと、本は6ドル42セントだったわ。あとで払ってくれればいいから。)

Booth: Mmhm, excuse me? It’s a gift!
(んん、何だって?プレゼントだろ!)

Brennan: No, wait no! If it’s a gift, you might think of it as an insult to your virility.
(いいえ、待って、違うの!贈り物にしたら、男のプライドを傷つけると思われるかもしれないでしょ。)

BONES Season5 Episode02 (The Bond in the Boot)

贈り物にするとブースのプライドを傷つけると考え、あえて代金を受け取ろうとするブレナンらしい気遣いが見どころです。最後にブースはこう持ちかけます。

Booth: Right. I was just joking. Well you know, now, once I flipped through this…Uh y’know, if you wanna learn..
(そうだな。冗談だよ。まあ、なんだ、これにひと通り目を通したら…その、覚えたいなら…。)

BONES Season5 Episode02 (The Bond in the Boot)

if you wanna learnも、後半を言わずに相手に委ねる誘い方です。冒頭のif you change your mindと同じ形です。

まとめ|申し出も断りも、相手の気持ちを立てて

I could lend youやlet me help youで控えめに申し出て、It’s okayやI’ll be fineで好意を受け止めながら断ります。頼る側に回って申し出の角度を変えるI’d rather ~も、相手の気持ちを立てる言い回しです。

申し出と遠慮が行き来する二人のやり取りを観ながら、『BONES』の英語をこれからも味わっていきましょう。

同じ回のほかのコラムでは、研究所や捜査先での会話を取り上げています。

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