「someone like you」と見下されたら、英語で何と返す?|『BONES』S05E02で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「someone like you」と見下されたら、英語で何と返す?|『BONES』S05E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード2では、捜査のために情報機関の本部を訪れたブースとブレナンが、幹部のラトレッジから冷ややかな対応を受けます。今回はラトレッジが口にしたsomeone like youという一言を起点に、見下すような言い方と、それに言葉で切り返す英語を読み解きます。

相手を「〜のような人」とひとくくりにする言い方は、英語でも角が立ちます。言われた側がどう返すかに注目していきます。

目次

「someone like you」に込められた響き

亡くなった職員について話を聞こうとするブースとブレナンに、ラトレッジは支給品の話を持ち出して、こう返します。

Rutledge: Greg Dorit wasn’t issued a gun. I’m afraid that protocol in the intelligence community isn’t as simple as someone like you is used to.
(グレッグ・ドリットには銃は支給されていない。あいにくだが、情報機関のしきたりは、君のような人間が慣れているほど単純ではないのでね。)

Booth: Someone like me?
(俺みたいな人間?)

BONES Season5 Episode02 (The Bond in the Boot)

someone like youは直訳すれば「あなたのような人」ですが、文脈によっては相手を型にはめて低く見る響きを帯びます。ここでは「現場の捜査官には分からないだろう」という含みが読み取れます。I’m afraid that ~は本来「あいにく〜」と言いにくいことを和らげる前置きですが、丁寧な形をとるほど、かえって冷たさが際立つ場面です。

ブースのSomeone like me?は、相手の言葉をそのまま問い返す切り返しです。語尾を上げて繰り返すだけで「今の言い方はどういう意味だ」と相手に説明を迫れます。続けてブースは、任務の内容を教えてもらえるほど犯人を突き止めやすくなると、捜査官としての筋を通します。それを聞いたブレナンが、ラトレッジに向かってこう言います。

Brennan: That, is what someone like him does.
(それこそが、彼のような人のすることです。)

Booth: Correct.
(その通り。)

BONES Season5 Episode02 (The Bond in the Boot)

ブレナンは、ラトレッジの言い回しをそのまま借りて、意味を肯定に変えています。見下すために使われた言葉が、ブースの仕事ぶりを示す言葉に置き換わるのが見どころです。

先回りと事実で返す、形勢逆転の英語

ラトレッジは任務の中身を明かさず、話を打ち切ろうとします。

Rutledge: As far as what assignments he was working on, that information is classified. And far beyond with what I’m able to share with-
(彼の任務については機密事項だ。それに、私が明かせる範囲をはるかに超えている。相手が――)

Booth: Someone like me.
(俺みたいな人間には、だろ。)

Rutledge: Yes.
(そうだ。)

Booth: FYI, you know I have Level 3 clearance and my SSBI is renewed 2 months ago, which allows me to get this warrant.
(言っとくけど、俺はレベル3の資格を持ってて、身元調査も2か月前に更新済みだ。だからこの令状が取れたんだよ。)

Brennan: Well played, Booth.
(お見事ね、ブース。)

Booth: Thanks, Bones.
(どうも、ボーンズ。)

BONES Season5 Episode02 (The Bond in the Boot)

ブースは、ラトレッジが言い終える前にSomeone like me.と先回りしています。今度は語尾を上げず、「どうせそう言うんだろう」と言い切る形です。同じ言葉でも、問い返しから先回りへと使い方が変わっているのが分かります。

そのうえで持ち出すのがFYIです。for your informationの略で「参考までに」「念のため言っておくと」という意味になり、ここでは「あなたの知らない事実を教えてあげよう」という反撃の合図になっています。資格と書類という事実を示して、言葉の上での格付けを覆す流れです。

ブレナンのWell played.は、ゲームやスポーツで相手の好手をたたえるときにも使われる言い方で、日常会話では「うまくやったね」とほめる一言になります。

切り返し 形 効果
Someone like me? 問い返し 相手に言葉の意味を説明させる
what someone like him does 言い換え 見下す言葉を肯定に変える
Someone like me. 先回り 相手の決まり文句を先に言う
FYI, ~ 事実の提示 反論の余地をなくす

まとめ|見下す一言を、言葉で押し返す

someone like youは、使い方しだいで相手を型にはめる響きを帯びます。問い返す、言い換える、先回りする、FYIで事実を示すと、返し方にもいくつもの形があります。

言葉の応酬で形勢が少しずつ動いていく場面を観ながら、次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この回のコラムでは、研究所の同僚たちのやり取りや、手助けの申し出をめぐる会話も取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次