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『メンタリスト』シーズン6第1話には、顔を合わせたときの挨拶が、場面ごとに少しずつ形を変えて出てきます。
再会の挨拶、くだけた呼びかけ、初対面の挨拶を並べると、一語の違いで響きが変わることが分かります。ここでは三つの場面を順に取り上げ、それぞれの言い方の働きを整理していきます。最初に、タイトルにある二つの挨拶の違いを確かめるところから始めます。
「Good to see you again」と「Nice to see you」再会の挨拶を比べる
最初は、挨拶が続けて交わされる場面です。
— Yeah. Hi, guys.
(ええ。どうも、みなさん。)
— Hey, Sarge. Good to see you again.
(やあ、巡査部長さん。また会えてよかったです。)
— Nice to see you.
(お会いできて嬉しいです。)
— Hey there.
(やあ。)
— He can’t say hello?
(あの人は挨拶もできないんですか?)
— Eh, it’s a tough day.
(まあ、大変な日なんです。)
The Mentalist Season6 Episode1 (The Desert Rose)
Good to see you again. は、again が付いている点が目印です。以前に会ったことがある相手に、また会えた、という内容が言葉の中に入っています。主語の It’s を省いた形で、話し言葉ではこのように短くなります。
並んで出てくる Nice to see you. には、again がありません。Good と Nice も入れ替わっています。どちらも「会えて嬉しい」にあたる挨拶ですが、again の有無で、「再会であること」を言葉にするかどうかが分かれます。Nice to see you. は、again がなくても、すでに顔を知っている相手に使える言い方です。
| 言い方 | 含まれる内容 | 使う場面の目安 |
|---|---|---|
| Good to see you again. | また会えたこと | 以前に会ったことがある相手 |
| Nice to see you. | 会えたこと | 顔を知っている相手 |
| Nice to meet you. | 初めて会えたこと | 初対面の相手 |
see は「顔を見る」「会う」を表し、meet は「出会う」「引き合わされる」にあたります。表の三つ目は、このあと別の場面で出てくる形です。
呼びかけの Hey, Sarge. は、Hey のあとに相手の呼び名を添える形です。Hi, guys. の guys は複数の相手へのくだけた呼びかけで、Hey there. は呼びかけの相手を特に示さない、軽い挨拶です。四つの発言を比べると、挨拶は Hi や Hey で始まり、短い言葉だけで成り立つことが分かります。
「He can’t say hello?」挨拶の有無に触れる一言
同じやりとりの後半では、挨拶そのものに触れる発言が出てきます。
He can’t say hello? は、can’t を使った問いかけです。「挨拶もできないのか」という驚きや不満を込めた形で、he と三人称で誰かを話題にしています。直接その人に呼びかけるのではなく、第三者について触れる言い方になっている点が特徴です。
これに続く Eh, it’s a tough day. は、短い返しです。tough は「大変な」「きつい」を意味する形容詞で、day と組み合わせて「大変な日」になります。理由は述べられておらず、tough day という一言だけで、様子を示しています。it’s a ~ day の形は、その日の調子を一言で表すときの組み立てです。Eh は、はっきりしない声や、気軽な返しに添えられる間投詞です。
この二つの発言からは、挨拶の場面でも、決まり文句の交換だけで終わらないやりとりがあることが分かります。ある人物の態度に触れる一言と、理由をぼかした短い返しが、そのまま会話として成り立っています。
「Nice to meet you」名前を添えた呼びかけと、初対面の挨拶
別の場面に移ると、名前を添えた短い挨拶が出てきます。
— Hey, Van Pelt.
(やあ、ヴァン・ペルト。)
— Hi, Jane.
(どうも、ジェーン。)
The Mentalist Season6 Episode1 (The Desert Rose)
Hey や Hi の後ろに、名前だけを添えた形です。どちらも名字で呼びかけています。肩書きや敬称は付けず、短く呼びかける形です。先ほどの Hey, Sarge. のように、呼び名を添えると挨拶が個人に向いたものになります。
さらに別の場面では、紹介を受けて挨拶する形が出てきます。
— Mr. Jane, Agent Van Pelt, this is Arek Green.
(ジェーンさん、ヴァン・ペルト捜査官、こちらはアレク・グリーンです。)
— Good. Nice to meet you, Mr. Green. Why don’t you go inside the diner, take a seat?
(いいですね。初めまして、グリーンさん。店の中に入って、席についてはどうですか?)
The Mentalist Season6 Episode1 (The Desert Rose)
this is ~ は、人を紹介するときの形です。紹介される側の呼びかけには、Mr. や Agent のような敬称や肩書きが付いています。先ほどの名前だけの呼びかけと比べると、改まった響きが出ます。
Nice to meet you, Mr. Green. では、see ではなく meet が使われています。一般に、初めて会う相手には meet、すでに知っている相手には see が使われることが多い、という使い分けです。ここでも、紹介を受けて挨拶する場面で meet が使われています。冒頭の Good. は、紹介を受けたときの短い一言です。
同じ発言の後半にある Why don’t you ~? は、「〜してはどうですか」と提案する形です。take a seat は「席につく」という意味で、go inside と並べて動作を順に示しています。挨拶のあとに、動作を促す言葉が続く流れです。
まとめ|再会と初対面で変わる挨拶の言葉
Good to see you again は再会、Nice to see you は again なしの短い挨拶、Nice to meet you は初対面の挨拶です。名前を添えた呼びかけも合わせて、挨拶の形は場面で変わります。
次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。
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