海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『メンタリスト』シーズン6第16話では、別の班の人たちが会議室に入っていたり、事件の間だけチームに加わったりする場面が出てきます。そこで使われる英語は、職場の話題にもそのまま応用しやすい形で、場所の話と人の話で期間の言い方が変わります。
「for the time being」のような期間の言い方や、理由を軽く述べる言い方を、台詞に沿って順に見ていきます。
「for the time being」一時的な場所の使い方
最初は、目の前の様子を尋ねる発言と、それに答える発言です。
— W-what’s all this?
(こ、これは何ですか?)
— Oh, well, that’s the art squad.
(ああ、あれは美術品担当の班ですよ。)
— They deal with stolen art and stuff like that.
(盗難にあった美術品や、そういったものを扱っているんです。)
— Yeah, their offices on the sixth floor are being remodeled, so I told them to set up in the conference room for the time being.
(ええ、6階にある彼らの事務所が改装中なので、しばらくは会議室で作業するよう伝えたんです。)
The Mentalist Season6 Episode16 (Violets)
What’s all this? は、目の前の状況を尋ねる短い疑問です。答えの that’s the art squad は、that’s で見えているものを紹介する形で、art squad は盗難美術品を扱う班を指しています。別の発言では art-theft squad とも呼ばれていて、盗難を表す theft が入っています。deal with ~ は「〜を扱う」、stuff like that は「そういったもの」とぼかす言い方です。
改装の事情を述べる発言では、are being remodeled が「改装されている最中」を表します。so が前半の事情と後半の対応をつないでいます。be being + 過去分詞 の形で、工事が進行中であることを示しています。I told them to set up は、tell 人 to 動詞 で「人に〜するよう伝える」という形です。set up は、作業できる状態を整える意味で使われ、会議室に拠点を置くことを表しています。
文末の for the time being は「当面」「さしあたり」にあたる言い方です。いつまでかは示さず、今の取り決めが一時的であることだけを伝えます。
「I was just being neighborly」理由を軽く述べる形
別の場面では、担当する事件をめぐって、こんなやりとりがあります。
Fischer: You volunteered us to handle the case?
(私たちがこの件を担当すると、申し出たんですか?)
— I decide what cases we take next.
(次にどの事件を扱うかは、私が決めます。)
— Well, I was just being neighborly, and the art squad seemed all for it.
(ええと、近所づきあいのつもりだったんですよ。美術品担当の班も、大いに乗り気に見えましたし。)
The Mentalist Season6 Episode16 (Violets)
You volunteered us to handle the case? の volunteer は、「自分から進んで申し出る」という意味です。ここでは us を目的語にしていて、自分たちの分まで申し出たという形になっています。handle は「担当する」「受け持つ」を表す動詞です。
続く I decide what cases we take next. では、what cases we take が「どの事件を扱うか」という間接疑問になっています。現在形で言い切ることで、決める役割が誰にあるかを述べる形です。
neighborly は、neighbor に -ly が付いた形容詞で、「近所づきあいのよい」「隣人らしい」というニュアンスです。just を添えると、「ただそのつもりだった」と理由を軽く示す響きが出ます。Well, は答えを切り出す前置きで、文の後半の seemed all for it は、be all for ~ の「〜に大賛成」を seem と組み合わせた形です。
「He’s being attached to our team」一時的に加わる形
そのあとの場面では、別の班の人を紹介する発言が出てきます。
— This is Special Agent Marcus Pike from the art-theft squad.
(こちらは、美術品盗難担当班のマーカス・パイク特別捜査官です。)
— He’s being attached to our team while we work the case.
(事件を扱う間、彼は私たちのチームに配属されます。)
The Mentalist Season6 Episode16 (Violets)
紹介されるマーカス・パイクは、台詞のとおり美術品盗難担当班の捜査官です。This is ~ は人を紹介するときの型で、from the art-theft squad の from が所属を示しています。Special Agent は肩書きで、名前の前に置かれます。
be attached to ~ は、「〜に付けられる」「〜に配属される」を表します。is being attached と進行形の受け身になっていて、配属がいま進められている状態を表します。
期間の示し方にも違いがあります。while we work the case の while は、事件を扱っている間という、出来事で区切った期間を表します。未来の期間を表す場合も、while の後ろは現在形が使われます。work the case は、事件を受け持って捜査を進めることを表す言い方で、handle the case とほぼ同じ場面で使えます。
| 場面 | 一時的になるもの | 期間の示し方 |
|---|---|---|
| set up in the conference room for the time being | 作業する場所 | for the time being で「当面」と示す |
| He’s being attached to our team while we work the case | 所属するチーム | while で「事件を扱う間」と示す |
場所の話では for the time being、人の所属の話では while ~ と、どちらも「一時的」を表しつつ、期間の区切り方が変わっています。
まとめ|一時的な共有を伝える英語
for the time being は期間を決めずに当面を示し、while we work the case は出来事で期間を区切ります。理由を軽く述べる I was just being neighborly も含め、職場の話題に使える形が並んでいます。
次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。
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