海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『メンタリスト』シーズン6第9話には、名乗り合った相手と、出身や今の暮らし、仕事の話、景色の感想まで言葉を交わす場面があります。初対面の会話に出てきそうな話題が、短い英語で順に並んでいます。
出身を言い当てられたときの返し、迷いを話すときの言い方、感想の述べ方を、台詞に沿って見ていきます。疑問文の作り方や、仮定の話の組み立て方も、あわせて確認します。
出身を言い当てられたときの返し方
名乗りのやり取りのあと、出身をめぐる会話が続きます。
— So you’re from the, uh, southeast? Virginia?
(あの、南東部のほうの出身? ヴァージニア?)
— Good ear. You?
(いい耳だね。そっちは?)
— Well, I-I lived all over. Right now I live here.
(えっと、いろんなところに住んだよ。今はここに住んでる。)
— I was on the other side of the island, but people told me the beaches on this side were better.
(島の反対側にいたけど、こっち側のビーチのほうがいいって人に言われて。)
The Mentalist Season6 Episode9 (My Blue Heaven)
So you’re from ~? は、So で始めて、相手の出身を確かめる言い方です。疑問文の語順にせず、平叙文のまま語尾を上げて確認します。the southeast は地域を指す語で、続けて州名が添えられています。
同じ一言の Good ear. You? では、Good ear. が耳のよさをほめる一文で、You? が問い返す一文です。この二文で、相手に話を渡す流れになっています。
続く I lived all over. は、いろいろな場所に住んだと話す一言です。細かい地名を挙げない言い方で、Right now I live here. と今の居場所だけを述べています。Right now を添えることで、現在の居場所であることが強調されます。
最後の台詞は、島の反対側にいたが、こちら側のビーチのほうがいいと人から聞いた、と話すものです。told me ~ の形で、人から聞いた話として理由を述べています。
迷いを話し、相手の問いに応える言い方
このあとのやり取りには、仕事の迷いを話す台詞があります。
— I came here to get away, think about things.
(ここへは、離れて考えごとをするために来たんだ。)
— What are you thinking about?
(何を考えてるの?)
— I’ve been offered a promotion at work, but I’m not sure I want it.
(仕事で昇進の話をもらったんだけど、自分が望んでるのかわからなくて。)
— Why is that?
(どうして?)
— Oh… It’s more work. It’s more hassle.
(ああ…仕事が増えるし、面倒も増えるから。)
— Eh, more money, but is it worth it?
(まあ、お金は増えるけど、それだけの価値があるのかなって。)
— Well, sounds like you’re asking yourself the right questions.
(そう、自分にちゃんとした問いを投げかけてるみたいだね。)
The Mentalist Season6 Episode9 (My Blue Heaven)
get away は「離れる」「逃れる」という意味で、ここでは、どこかへ離れて考えるという意味合いで使われています。think about things は、特定の話題を挙げずに「いろいろ考える」と表しています。
そこに What are you thinking about? と問いが入り、仕事の話が語られます。I’ve been offered ~ は「〜を持ちかけられた」という受け身の現在完了で、昇進の話をもらったと伝える形です。I’m not sure I want it. は、望んでいるかどうかがはっきりしない、と話す一言です。台詞の中で語られている内容なので、ここではそう話している、という範囲にとどめます。
迷う理由は It’s more work. It’s more hassle. と、more を使って短く並べられています。more のあとに名詞を置くと「より多くの〜」の意味になり、仕事も面倒も増える、という内容を表します。hassle は「面倒」「手間」を表す語です。
最後は、more money, but is it worth it? という問いかけです。お金が増えることを認めつつ、worth it(それだけの価値がある)かを自分に問いかけています。それを受けた sounds like you’re asking yourself the right questions は、Well, sounds like ~ で「〜のようだね」と感想を述べ、相手の迷い方に応える返しです。
景色の感想を、仮定で述べる言い方
会話は、住んでいる場所の景色にも広がります。
— Must be strange to live here. It’s so beautiful. I…
(ここで暮らすのは不思議な感じでしょう。とてもきれいだし。私は…)
— I think if I were here full-time, I’d feel like I was living in some kind of dream world, you know?
(ずっとここにいたら、夢の世界で暮らしてるような気分になりそう、ね?)
— Ah, sometimes it’s like that. There’s nothing wrong with dream worlds, right?
(ああ、そう感じることもあるよ。夢の世界も悪くないでしょ?)
The Mentalist Season6 Episode9 (My Blue Heaven)
Must be strange to live here. は、It must be ~ の It が省かれています。must は「〜に違いない」と推し量る働きがあり、相手の暮らしについて想像を述べています。
次の if I were here full-time, I’d feel like ~ は、仮定法過去の形です。実際にはそうではない状況を想像するため、if の中では were を使い、結びは would の短縮形 I’d になります。feel like I was living in ~ は「〜で暮らしているような気分になる」の意味です。dream world は、現実離れした世界のたとえとして使われています。
最後の There’s nothing wrong with ~, right? は、nothing wrong with ~(〜に悪いところはない)と述べて、right? で同意を求めます。you know? と right? のような短い言葉は、会話の相手に確認を求める働きをしています。
まとめ|初対面の会話をつなぐ短い型
So you’re from ~? と Good ear. You? の組み合わせで、出身の話は相手に渡されます。I’m not sure I want it. や is it worth it? は迷いを、if I were ~ は想像の話を述べる型です。
次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。
初対面の会話の台詞のほかにも、同じエピソードのコラムやフレーズ記事で、場面ごとの英語を取り上げています。


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