「a cup」はどのくらい?アメリカのレシピの計量の文化と英語|『BONES』S07E07で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「a cup」はどのくらい?アメリカのレシピの計量の文化と英語|『BONES』S07E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン7エピソード7には、調べていた紙の切れ端に、料理本のページらしい文字が残っていたと分かる場面があります。読み取れた「1/3」という分数は、カップ3分の1という分量を表すものだと読み解かれます。今回は、この場面を起点に、アメリカのレシピで使われる cup や pound などの計量の単位と、その英語を紹介します。

日本のレシピと同じ「1カップ」でも、アメリカでは量が少し違うとされています。

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「a 1/3 of a cup」は「カップ3分の1」

ブレナンにかかってきた電話で、紙の切れ端から読み取れた文字が伝えられます。

— I was able to restore part of the text from the paper scraps that you sent me.
(送ってくれた紙の切れ端から、文字の一部を復元できた。)

— One contains a fraction, “1/3,” and the letters, “a-r-g-a-r.”
(ひとつには、分数の「1/3」と「a-r-g-a-r」という文字があった。)

— It comes from the word “margarine,” and the “1/3” is a 1/3 of a cup.
(これは「margarine(マーガリン)」の一部で、「1/3」はカップ3分の1のこと。)

— The papers were from a cookbook.
(紙は料理本のページだった。)

BONES Season7 Episode7 (The Prisoner in the Pipe)

fraction は「分数」です。英語では1/3を one-third や a third、1/2を a half、1/4を a quarter と読むのが一般的です。英文の a 1/3 of a cup も、a third of a cup(カップ3分の1)と読む言い方です。

アメリカのレシピでは、1/3 cup や 1/2 cup sugar のように、分数と cup を組み合わせて分量を書くのがおなじみの形です。cookbook は「料理本」で、1品ごとの作り方は recipe と呼びます。なお、margarine は英語では「マージャリン」に近い発音になるため、知っておくと聞き取りの手がかりになります。

1カップは何ミリリットル?日米の違い

アメリカの家庭向けのレシピでは、牛乳のような液体だけでなく、砂糖や小麦粉のような粉ものも cup で量る書き方がよく見られます。一方、ヨーロッパのレシピでは、液体以外の材料はグラムで量るのが普通とされています。

気をつけたいのは、同じ「1カップ」でも国によって量が違う点です。アメリカの1カップは、慣用単位(US customary units)では約236.6mL、栄養成分の表示で使う1カップは240mLとされています。日本の1カップは200mLなので、アメリカのレシピを日本の計量カップでそのまま量ると、分量が少なめになります。

単位 書き方の例 1単位あたりの目安
cup 1/3 cup 約240mL(日本は200mL)
tablespoon 1 tbsp 大さじ1(約15mL)
teaspoon 1 tsp 小さじ1(約5mL)
pound 1 lb 約454g
ounce 4 oz 約28g(重さの場合)

作中のカップ3分の1も、アメリカのカップで量れば約80mL、日本のカップなら約67mLになる計算です。数字だけ見ると小さな差ですが、お菓子作りのように分量が仕上がりを左右する料理では、どちらのカップを基準にしたレシピかを確かめておくと安心です。

小麦粉は「pound」で量る?カムの母のマフィンのレシピ

その後、別の場面でレシピを目にしたカムが、こう言います。

Cam: This looks like my mom’s old muffin recipe.
(母の昔のマフィンのレシピみたいね。)

— Only she used about 20 pounds less flour.
(ただし、小麦粉は20ポンドくらい少なかったけど。)

BONES Season7 Episode7 (The Prisoner in the Pipe)

pound は重さの単位で、1ポンドは約454gとされています。20ポンドは約9kgにあたるので、母のレシピより小麦粉が9kgほども多い、分量がけた違いのレシピだという冗談になっているのが分かります。家庭のレシピでは小麦粉を cup で量ることが多いものの、これだけの量になると、重さの pound で言い表すほうが分かりやすいと言えます。レシピのなかで pound を書くときは、lb と略すのが一般的です。

my mom’s old recipe は「母の昔のレシピ」で、家族に受け継がれる作り方は family recipe とも言います。また、アメリカで muffin と言えば、カップ型で焼く甘いマフィンを指すのが一般的で、平たい丸形の English muffin とは別物として区別されています。

まとめ|カップとポンドで読むアメリカのレシピ

今回は『BONES』シーズン7エピソード7で読み解かれた「カップ3分の1」の文字を起点に、分数の読み方、アメリカの cup と日本の1カップの違い、重さの単位 pound を紹介しました。単位の感覚がつかめると、英語のレシピもずっと読みやすくなります。

会話のなかに出てくる数字や単位に目を向けると、アメリカの暮らしの感覚が見えてきます。

このエピソードのほかのコラムでは、「知らせて」と頼む give a shout や、評価の質問に選択肢から答える英語も扱っています。

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