「get」と「buy」はどう違う?「買う」「手に入れる」を表す英語|『BONES』S08E24で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「get」と「buy」はどう違う?「買う」「手に入れる」を表す英語|『BONES』S08E24で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード24の序盤には、旅行に出かけた家族からのおみやげのランプが話題になる場面があります。ランプの出どころを説明するひと言では、「買う」の意味で buy ではなく get が使われています。今回は、get と buy の違いを読み解きます。

「買う」を表す英語として buy だけを覚えていると、会話で get が出てきたときに意味をつかみそこねることがあります。2つの語が受け持つ範囲を知っておくと、聞くときも話すときもぐっと楽になります。

目次

「got this for us」の get は「買ってくれた」

ランプの出どころは、こう説明されます。

— Mom and Reggie got this for us on their trip from Hawaii,
(母さんとレジーが、ハワイ旅行のときに、これを私たちに買ってくれたんだ。)

BONES Season8 Episode24 (The Secret in the Siege)

ここでの get A for B は「B のために A を買う(手に入れる)」という形です。this はランプを指し、旅先で自分たちのために買ってくれたことを伝えています。同じ内容は They got us this. のように、「人、物」の順でも言えます。

get は本来「手に入れる」という広い意味の語で、お金を払ったかどうかは言葉そのものには含まれません。それでも、旅先やお店の話をしているときは、文脈から「買った」と自然に伝わります。日常会話では I got a new phone.(新しいスマホを買った)のように、buy の代わりに get を使うことがとても多いとされています。

なお、for のあとに人が来ると「〜のために」ですが、金額が来ると I got it for ten dollars.(10ドルで買った)のように値段を表します。

buy との違いは「お金を払ったと言い切るかどうか」

buy は「お金を払って買う」ことをはっきり示す語です。一方の get は、買った場合にも、もらった場合にも使えます。違いを整理すると、次のようになります。

項目 get buy
意味の範囲 手に入れる(買う・もらう・取ってくる) お金を払って買う
例文 I got this in Hawaii. I bought this in Hawaii.
響き くだけた会話でよく使う 買ったことをはっきり伝える

たとえば I got this in Hawaii. は、「ハワイで買った」とも「ハワイでもらった」とも取れます。買ったことをはっきりさせたいときや、もらい物と区別したいときは、I didn’t buy it. It was a gift.(買ったんじゃなくて、もらい物なんだ)のように buy を選ぶと誤解がありません。

相手の持ち物について Where did you get that?(それ、どこで手に入れたの?)とたずねるときも、get を使えば、買った物かもらった物かを決めつけずに聞けます。答える側は I bought it online.(ネットで買った)や It was a present.(プレゼントなんだ)のように、言葉を選んで中身を具体的にできます。また、お店の案内や改まった文書では、さらに硬い purchase(購入する)が使われることもあります。

「not getting」の get は「渡さない」

ランプをめぐるやり取りの終わりには、冗談まじりのこんなひと言があります。

— You can have my jerky, but you’re not getting Kalo.
(ジャーキーはあげてもいいけど、カロは渡さないからね。)

BONES Season8 Episode24 (The Secret in the Siege)

Kalo(カロ)はランプの名前です。not getting ~ は「〜を手に入れることにはならない」が元の意味で、そこから「〜はあげない」「〜は渡さない」という意味になります。前半の You can have ~.(〜はあげる、持っていっていい)と並べることで、「これはいいけど、あれはだめ」という線引きがはっきり伝わります。ジャーキーは、この少し前に品切れだったと話題になっていた品です。

買い物の場面では、get を使った言い方がほかにもよく登場します。Can you get some milk on the way home?(帰りに牛乳を買ってきてくれる?)と頼んだり、What did you get?(何を買ったの?)とたずねたりするのが代表例です。帰り道などについでに買ってくるときは、pick up を使って Could you pick up some bread?(パンを買ってきてくれる?)と言うこともできます。

まとめ|「買った」は get で気軽に、buy ではっきりと

今回は『BONES』シーズン8エピソード24から、おみやげのランプをめぐる got this for us と not getting を手がかりに、get と buy の違いを読み解きました。get は「買う」「もらう」をまとめて表せる身近な語で、buy はお金を払ったことをはっきりさせたいときに選ぶ語です。

次回も『BONES』と一緒に、身近な動詞の使い方を広げていきましょう。

このエピソードでは、品切れだったと聞いたときの返し方や、書いてあることを指して伝える英語もコラムで読み解いています。

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