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『メンタリスト』シーズン7第1話には、ボウリング場の様子を伝える発言が出てきます。時間帯ごとの客層の説明や、ボウリングの用語を含む質問とその答えが、短い発言で並んでいます。
場所ごとの言葉に目を向けると、日常の英語の幅が広がります。短い発言のなかに、応用できる形が詰まっています。時間帯の言い方、スプリットとスペアという用語、やり方を伝える命令形を順に整理していきます。
「till about」と「take over」で時間帯の違いを言う
作中には、ボウリング場の様子を、時間帯ごとに説明する一言が出てきます。
— It’s birthdays and bowling leagues till about 9:00 p.m., then the drinkers take over.
(夜9時ごろまでは誕生日会やボウリングのリーグ戦で、そのあとは飲む客が主役になる。)
The Mentalist Season7 Episode1 (Nothing But Blue Skies)
till は until の口語的な形で、about が付くと「〜ごろまで」と、おおよその時刻を表します。take over は「引き継ぐ」「主役が替わる」という意味の句動詞で、ここでは時間帯が進むと客層が入れ替わることを表しています。birthdays は誕生日の集まりを、bowling leagues は決まった顔ぶれが定期的に集まって競うリーグ戦を指すと読めます。
the drinkers のように、the の後ろに「動詞+er」の複数形を置くと、「〜する人たち」を表せます。ここでは「飲む客」という意味です。
about は、時刻の前に置くと数字をぼかす働きをします。作中にない言い方ですが、till 9:00 sharp(ちょうど9時まで)と比べると、時刻の切れ目をどこまで厳密に言うかが違って見えます。
ここからは、作中にない例文です。同じ形で、時間帯の移り変わりを言う例を並べます。
| 例文 | 響き |
|---|---|
| The cafe is quiet until about noon, then the lunch crowd takes over. | 昼ごろまでは静かで、そのあと昼食の客が増える |
| Kids’ parties run till about 6:00 p.m., then the evening leagues take over. | 夕方までは子どもの会で、そのあとはリーグ戦になる |
crowd は「人の集まり」を表し、the lunch crowd のように客層を指す言い方にもなります。主語が the lunch crowd のように単数の集まりなら、takes over と s が付く点に注意が要ります。
「10-7 split」と「spare」の意味を整理する
次の発言には、ボウリングの用語が二つ入っています。
— What’s the best way to turn a 10-7 split into a spare?
(10-7のスプリットを、スペアにする一番いい方法は?)
The Mentalist Season7 Episode1 (Nothing But Blue Skies)
What’s the best way to ~? は、「〜する一番いい方法は?」と尋ねる基本の形です。turn A into B は「AをBに変える」の意味で、ここでは split を spare に変える方法を尋ねています。
10-7 の数字は、ピンに振られた番号の組み合わせを表す呼び方とされます。split は、1投目のあとで、残ったピンの間が離れている状態を指す用語です。spare は、1投目で残ったピンを、2投目で全部倒すことを指します。
以下は、作中にない一般的な用語の整理です。ボウリング場で使われることの多い語を並べます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| lane | ボールを転がすレーン |
| pin | 倒す的になるピン |
| strike | 1投目で全部のピンを倒すこと |
| spare | 1投目で残ったピンを2投目で全部倒すこと |
| split | 1投目のあと、残ったピンの間が離れている状態 |
| gutter | レーンの両脇にある溝 |
| rental shoes | 貸し靴 |
このうち、作中の発言に出てくるのは split、spare、pin です。ほかの語は、場面を広げて考えるときの手がかりとして置いています。
質問の形は、ボウリング以外にも応用できます。作中にない例文ですが、What’s the best way to turn this idea into a plan? と言えば、「この思いつきを計画にするにはどうするのが一番いい?」と尋ねられます。
やり方を伝える「Line up on ~, aim for ~」の命令形
質問のあとには、やり方を順に伝える発言が出てきます。
— Line up on the seven pin,
(7番ピンに狙いを合わせて、)
— aim for the far side, hit as hard as you can.
(遠い側を狙って、できるだけ強く当てる。)
The Mentalist Season7 Episode1 (Nothing But Blue Skies)
動詞の原形で始まる文が、Line up on ~、aim for ~、hit ~ と三つ並んでいます。命令形を連ねると、手順を短い言葉で順に伝えられます。読点でつながっているため、全体で一続きの手順として読めます。the seven pin のように、the に数字と pin を続けると、番号で示したピンを指す形になります。line up on はここでは「7番ピンに位置や狙いを合わせる」と読めます。aim for は「〜を狙う」、the far side は「遠いほう」という意味です。
最後の hit は「当てる」「打つ」の意味で、as hard as you can と組み合わせて強さを指定しています。この as hard as you can は、「できるだけ強く」を表す形です。as ~ as you can の間に副詞や形容詞を入れると、「できるだけ〜」という意味になります。
作中の答えが実際のボウリングの助言として適切かどうかは、ここでは扱いません。命令形の連なり方に注目します。
| 例文 | 意味 |
|---|---|
| Do it as quietly as you can. | できるだけ静かにやる |
| Reply as soon as you can. | できるだけ早いうちに返信する |
| Open the file, check the date, and send it as soon as you can. | 手順を命令形で連ね、期限を添える |
上の三つは、作中にない例文です。最後の例のように、命令形を並べたあとに as ~ as you can を添える形も使えます。
まとめ|時間帯・用語・やり方の三つの言い方
till about ~, then ~ take over は時間帯の入れ替わりを、split と spare はボウリングの用語を、Line up on ~, aim for ~ はやり方を順に伝える形を、それぞれ示していました。
ボウリング場の場面を観ながら、場所ごとの言葉に目を向けていきましょう。
同じエピソードには、ほかのコラムとフレーズ記事もあります。続けて読むと、扱う表現の幅が広がります。


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