謝ったあとで「信頼」を求められたときの英語|『メンタリスト』S07E04で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 謝ったあとで「信頼」を求められたときの英語|『メンタリスト』S07E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン7第4話には、謝罪は済んだと伝える一言と、信頼について話す短いやり取りが出てきます。

謝ったあとでも、話がそこで終わるとは限らず、信頼をめぐる話に進むことがあります。そうなったとき、感謝や、自分の発案ではないという返し、問い返しをどんな英語で言うのかが、会話の分かれ目になります。作中のやり取りをもとに、感謝の述べ方、謝罪が済んだことの伝え方、信頼の話し方、方法の尋ね方を順に整理します。

目次

「I appreciate you inviting me」「I did apologize.」感謝と、謝罪は済んだという伝え方

最初は、感謝の言葉から始まる三行のやり取りです。

— Sir, I appreciate you inviting me to work on this case with you.
(この事件をご一緒するよう誘ってくださって、感謝しています。)
— It wasn’t my idea. Abbott made me do it.
(私の考えじゃない。アボットにやらされた。)
— I did apologize. I understand what I did.
(謝罪はしました。自分がしたことは理解しています。)
The Mentalist Season7 Episode4 (Black Market)

appreciate は「ありがたく思う」という意味で、I appreciate ~. は感謝を述べるときの形の一つです。後ろには you inviting me のように、人と動作を続ける形を置けます。invite ~ to … は「〜を…に誘う」で、作中では to work on ~ with you が続き、誘われた内容を示しています。

It wasn’t my idea. は、自分の発案ではなかったと伝える一文です。続く made me do it は、make + 人 + 動詞の原形 で「人に〜させる」を表す形で、自分の意思だけで決めたことではないと言うときに使えます。

I did apologize. の did は、動詞の前に置く強調の用法で、「たしかに謝った」と、すでにしたことを強調します。I apologized. とだけ言う形に比べて、謝罪が済んでいる点を押し出す響きになることがあります。I understand what I did. の what I did は「自分がしたこと」で、what が名詞のまとまりを作っています。何をしたのかは、この行の中では示されません。

感謝、自分の発案ではないという返し、謝罪済みの伝え方は、次のように言い替えられます。表は作中にない例文です。

例文 伝える内容
I appreciate you letting me know. 知らせてくれたことへの感謝
It wasn’t my decision. 自分が決めたことではないという返し
I already apologized. すでに謝ったという伝え方

「It’s about trust.」信頼について話す言い方

同じやり取りの続きに、信頼について話す三行が出てきます。

— It’s about trust. Okay?
(信頼の問題だ。いいね?)
— If we’re gonna work together, I need to be able to trust you with my life.
(一緒に働くなら、命を預けられるほど信頼できなければならない。)
— An apology is easy. Trust is earned.
(謝るのは簡単だ。信頼は勝ち取るものだ。)
The Mentalist Season7 Episode4 (Black Market)

It’s about ~. は、話の中心を示す形で、ここでは trust がそれにあたります。末尾の Okay? は、ここまでの内容を確かめる念押しの一言です。

次の行の gonna は going to の話し言葉の形で、If we’re gonna work together が条件を示します。I need to be able to trust you with my life. は、need to be able to ~(〜できる必要がある)と trust A with B(B を A に任せる)が組み合わさった形です。with my life が付くことで、任せるものが命という、かなり強い言い方になっています。

trust A with B は、B の部分を替えて、日常の範囲でも使えます。以下は作中にない例文です。

例文 伝える内容
I trust you with my secrets. 秘密を預けられるほど信頼している
I’d trust her with my keys. 鍵を預けてもよいと思う

最後の An apology is easy. Trust is earned. は、apology と trust を短い二文で対比しています。earned は、努力や行動を重ねて得たという意味合いの語で、Trust is earned. は「信頼は得るものだ」と、一般的な事柄を述べる現在形です。同じ形の例文として、Respect is earned. のように言うこともできます。

「Just tell me how.」どうすればいいかと返す言い方

同じやり取りの最後は、短い一言です。

— Just tell me how.
(ただ、どうすればいいのか教えてください。)
The Mentalist Season7 Episode4 (Black Market)

Just tell me how. は、tell me と命令形で教えてほしいと頼む形です。how のあとには本来、方法の中身が続きますが、前に出た話題を指して、そこが省かれています。会話の流れで何を指すのか分かるときは、how のあとを省いても通じます。

Just は「ただ」にあたる語で、頼みを一点に絞る働きをします。tell は言葉で教える、show は実際に見せて教える、という違いもあります。Show me how. なら、やって見せてほしいという頼み方になります。

Just tell me how. は方法そのものを尋ねる形で、What do I have to do? は何をすればよいかを尋ねる形です。前者は進め方に、後者は行動の中身に、焦点が置かれています。命令形には Please を添えることもでき、Just と Please では頼みの調子が変わります。

方法を尋ねる言い方は、ほかにもあります。次の表は、作中にない例文です。

例文 響き
Please tell me how. Please を足して丁寧に頼む
Tell me how to do it. how to ~ で内容を示して頼む
What do I have to do? 何をすればよいかを尋ねる
Is there anything I can do? できることがあるかを尋ねる

感謝、自分の発案ではないという返し、謝罪が済んだことの伝え方、信頼の話し方、方法の尋ね方は、この順に並べると、会話の流れに沿って言い方を選べます。

まとめ|謝ったあとの会話を、短い英語で

I appreciate ~ で感謝を述べ、I did apologize. で謝罪が済んだことを伝え、Trust is earned. で信頼を語り、Just tell me how. で方法を尋ねる形が、作中の短いやり取りに並んでいました。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この回の英語は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事にも続きがあります。

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