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『メンタリスト』シーズン7第2話には、手元にあるものを聞く一言から、うっかりを軽くなだめる言葉まで、短い受け答えが続く場面があります。
手に持っているものを「それ、何?」と聞くのは日常の場面でも出てくる問いかけですが、聞き方にも返し方にも幅があります。作中の受け答えを手がかりに、手元を聞く言い方、短い返事、うっかりへの声かけ、手順を勧める言い方を順に整理します。
「What do you got there?」手元のものを聞く言い方と短い返事
作中では、Whoa, whoa, whoa. に続けて、手元のものを聞く質問が出てきます。Whoa は、驚いたときや「ちょっと待って」と言いたいときに出る声として使われることがある語で、三回重ねると勢いが加わります。
— Whoa, whoa, whoa.
(おっと、おっと、おっと。)
— What do you got there?
(それ、何を持ってるの?)
— Coffee, why?
(コーヒー。どうして?)
The Mentalist Season7 Episode2 (The Greybar Hotel)
質問の What do you got there? は、標準的な形とされる What do you have there? や What have you got there? と並べると、do と got を組み合わせた形です。くだけた話し言葉で聞かれる形です。標準的な形との優劣を決める必要はなく、耳にしたときに「そこに持っているのは何?」と受け取れれば、意味はつかめます。
返事の Coffee, why? は、答えを名詞一語で言い、why? を添えて理由を聞き返す形です。聞かれたことに過不足なく応じる、短くまとまった受け答えです。
ここから先は、作中にない例文です。
| 例文 | 使いどころ |
|---|---|
| Coffee. Want some? | 答えたあとに、相手にも勧めるとき |
| Just my notes. Why? | 中身を答えて、理由を聞き返すとき |
| Oh, this? It’s tea. | 手元を示しながら答えるとき |
どの例文も、聞かれたものを最初に答える点が共通しています。そのあとに続く一言で、勧める、聞き返す、補足するといった向きが決まります。
持ち主を告げられたときの返しと、うっかりをなだめる言葉
続けて、カップについて、持ち主を告げる一言が出てきます。That’s ~’s cup. の「~’s」には人の名前が入り、That’s ~’s … は「それは〜の……だ」と、物の持ち主を伝える形です。そのあとに、驚きを表す一言と、うっかりをなだめる言葉が並びます。
— That’s Jane’s cup.
(それ、ジェーンのカップだよ。)
— Seriously?
(本当に?)
— It was a rookie mistake, no problem.
(新人のミスだよ、問題ない。)
The Mentalist Season7 Episode2 (The Greybar Hotel)
Seriously? は、疑問文の形をとらず、一語で「本当に?」と問い返す言い方です。Really? も近い場面で使われますが、二つの温度差は口調や場面で変わるため、ここでは優劣を決めません。
次の It was a rookie mistake, no problem. は、前半でミスの性質を伝え、後半の no problem で気にしなくてよいと添える形です。rookie は「新人・初心者」を指す語で、a rookie mistake は「経験の浅い人がしやすいミス」を意味します。It was ~ と過去形で言うことで、すでに起きたことを軽く片づける響きが出ることがあります。
うっかりをなだめる言い方は、ほかにも考えられます。以下も作中にない例文です。
| 例文 | 響き |
|---|---|
| Don’t worry about it. It happens. | よくあることだと伝えて、安心させる |
| It’s an easy mistake to make. | 誰でもやりがちなミスだと伝える |
| No big deal. | 短く受け流す |
ミスに触れる一言のあとに、no problem や It happens. のような短い言葉を添えると、場の空気がやわらぐことがあります。
手順を並べて勧める言い方と、念を押す言い方
さらに、うっかりへの対処として、手順を並べて勧める言い方が出てきます。
— Just wash it, put it back, and he’ll never know.
(洗って元に戻せば、彼には絶対に分からないよ。)
— Well, he might not know.
(まあ、彼は気づかないかもしれない。)
— Okay. Sure.
(分かった。いいよ。)
The Mentalist Season7 Episode2 (The Greybar Hotel)
Just wash it, put it back, and he’ll never know. は、命令形を二つ並べて手順を示し、and のあとに結果を続ける形です。Just を付けると「ただ〜すればいい」という手軽さが加わり、he’ll never know は「その人に知られることはない」という言い切りです。
続く Well, he might not know. は、never で言い切る形と並べると、might not で見込みをやわらげる形の差がよく分かります。Okay. Sure. の行には、軽い同意を表す語が二つ並んでいます。
少しあとにも、洗うことを促す一言が出てきます。
— No, no, no. Seriously. You wanna wash that.
(だめ、だめ、だめ。本当に。それは洗ったほうがいいよ。)
The Mentalist Season7 Episode2 (The Greybar Hotel)
No, no, no. を重ねて強調し、Seriously. で真剣さを添えたうえで、You wanna wash that. と勧めています。wanna は want to のくだけた形で、You wanna ~ は「〜したほうがいい」と勧める働きをすることがあります。
先の Just ~ は軽く勧める形、こちらは念を押す形で、同じ「洗う」という提案でも言い方が変わります。
まとめ|手元の一言から、うっかりを流す言い方まで
What do you got there? で手元を聞き、Coffee, why? のように短く答え、It was a rookie mistake, no problem. でうっかりを軽くなだめる流れを整理しました。手順を並べる Just ~ と、念を押す You wanna ~ は、勧め方の幅を示します。
言い回しの幅が見えてくると、短い受け答えを聞き取る手がかりが増えます。次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。
同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面ごとの英語の幅が見えてきます。


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