海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『フレンズ』シーズン6第3話では、チャンドラーがモニカの部屋に移る予定になり、ジョーイが新しいルームメイトを募集します。候補の女性との面接は二度行われ、ジョーイは相手を評価したり、候補を絞ったりする選ぶ側の英語を口にします。
面接で相手の書類をほめ、最後の質問をし、決める前にもう一度確かめるとき、英語ではどう言えばよいのでしょうか。1回目と2回目の面接を順に見ていきます。
「Just one last question」書類をほめてから確かめる1回目の面接
ジョーイはチャンドラーに、募集の広告が新聞に載ったと話していました。その後、ジョーイとチャンドラーの部屋で、ジョーイが候補の女性に話しかけます。
Joey: Everything on your application looks really good.
(応募の書類は、どれもすごくいい感じだよ。)
Joey: Oh, just one last question. Are you and your friends gonna be over here all the time, like, partying and hanging out?
(あ、最後にひとつだけ質問。君や君の友達って、しょっちゅうここに来て、パーティーしたり、たむろしたりする?)
The Potential Roommate: Oh, don’t worry. I’m not really a party girl.
(あ、心配しないで。私、パーティー好きってわけじゃないの。)
Joey: Now, don’t just be blurting stuff out.
(いやいや、思いついたまま口に出さないでくれよ。)
Joey: I want you to really think about your answers.
(答えはちゃんと考えてほしいんだ。)
Friends Season6 Episode3(The One with Ross’ Denial)
application は「申込書・応募書類」のことで、Everything on your application looks really good. は書類の内容をまとめてほめるひと言です。そのあとの just one last question は「最後にひとつだけ」と質問の前に添える決まった言い回しで、面接の締めくくりに使われることがある形です。all the time は「しょっちゅう」、like は「たとえば」と例を挙げる口語のつなぎ言葉です。
候補の女性の I’m not really a ~ は「それほど〜というわけではない」と、強く否定せずにやわらかく打ち消す言い方です。ところがジョーイは、blurt out(思わず口走る)を使った don’t just be blurting stuff out で、答えを考え直すよう促します。まるで別の答えを期待していたかのような返し方になっています。
そこへ、モニカと家具のことで言い合いになり、何も持って行かないと言って出てきたチャンドラーが入ってきます。
Chandler: You can call off the roommate search. Hi. I’ll be living here.
(ルームメイト探しはやめていいよ。どうも。俺がここに住むから。)
Joey: Oh, don’t listen to him. He’s just some guy who really wants the apartment but I don’t think he’s gonna get it.
(あ、こいつの言うことは聞かなくていいよ。この部屋をすごく欲しがってるだけのやつでさ、でも手に入らないと思うな。)
Friends Season6 Episode3(The One with Ross’ Denial)
call off は「(予定や計画を)取りやめる」という句動詞で、call off the search なら「探すのをやめる」となります。ジョーイの Don’t listen to him. は相手の発言を打ち消す短いひと言で、続けてチャンドラーを部屋をほしがっている見知らぬ男のように紹介する冗談につなげます。
チャンドラーの I’ll be living here. は未来進行形で、「ここに住むことになる」と、すでに決まった予定のように告げる形です。I’ll live here と言うより、話がもう動いているという響きが出るため、募集をやめていいという最初のひと言とも自然につながります。
「I have narrowed it down」候補を絞り、決める前に相性を確かめる
モニカとチャンドラーの同居の話がまとまったあと、ジョーイは同じ候補の女性を部屋に呼び、2回目の面接をします。
Joey: Okay, there have been a lot of people interested in the room. But I have narrowed it down, and you are one of the finalists.
(よし、この部屋にはたくさんの人が興味を持ってくれたんだ。でも候補を絞って、君は最終候補の一人だよ。)
Friends Season6 Episode3(The One with Ross’ Denial)
There have been a lot of people interested in ~ は「〜にたくさんの人が関心を持った」と、応募が多かったことを伝える現在完了の形です。
narrow it down は「(選択肢を)絞り込む」という句動詞で、it は候補全体を指します。one of the finalists は「最終候補の一人」で、まだ決まってはいないが残っていることを伝える言い方として使えます。コンテストや選考の最終段階に残った人を指す語として使われることが多く、ここではルームメイト選びを選考のように扱うジョーイの言葉選びが読み取れます。
このあと候補の女性が短く喜び、ジョーイはさらに続けます。
Joey: Okay, now, before I make my decision, I just wanna make sure that our personalities match, okay?
(よし、じゃあ、決める前に、俺たちの性格が合うか確かめておきたいんだ、いい?)
Joey: So I made up a little test.
(だから、ちょっとしたテストを作ったんだ。)
Joey: Now, I’m gonna say a word, and then you say the first thing that comes to mind.
(今から俺がひとつ言葉を言うから、最初に頭に浮かんだことを言ってくれ。)
Friends Season6 Episode3(The One with Ross’ Denial)
make a decision は「決める」、before I make my decision で「決める前に」と最終判断の手前であることを示します。I just wanna make sure that ~ は「〜を確かめておきたいだけ」と、確認の目的を前置きする言い回しです。our personalities match は「性格が合う」で、ルームメイトのように一緒に暮らす相手を選ぶ場面で使われている言い方です。
make up はここでは「(テストなどを)自分で作る」という意味です。the first thing that comes to mind は「最初に頭に浮かぶこと」で、考え込まずに答えてほしいときに使われます。1回目に「よく考えて」と求めたジョーイが、今度は「思いついたまま」を求めているのも対照的な流れです。
まとめ|候補を選ぶ側の英語
Just one last question で質問を締めくくり、call off the search で探すのをやめ、narrow it down と one of the finalists で候補を絞った状況を伝える流れを見てきました。選ぶ側が使う言い回しがひと通りそろった場面です。
ジョーイの二度の面接を思い浮かべながら観ると、選考の英語が身近になります。
この回のほかの場面の英語は、同じエピソードのコラムやフレーズ記事で扱っています。


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