「Glad you agree.」と言われたら、何と返す?「わかる」と「賛成」を言い分ける英語|『BONES』S09E20で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「Glad you agree.」と言われたら、何と返す?「わかる」と「賛成」を言い分ける英語|『BONES』S09E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン9エピソード20には、「分かる」と答えただけなのに、賛成したことにされてしまう短いやり取りがあります。今回は、I know what you mean と I agree の違いと、Glad you agree. と受け取られたときの訂正の仕方を読み解きます。

相手の話にあいづちを打っていたら、いつの間にか同意したことになっていた、という場面は英語でも起こります。理解と賛成を言葉で分けておくと、誤解を残さずに会話を続けられます。

目次

「I know what you mean」は「分かる」であって「賛成」ではない

頭を使うゲームに手こずっている場面で、「テストの点を上げるため?」という問いが投げかけられます。それに対して返ってくるのが、いつも上位の成績なのだからやり方を変える必要はない、という次の言葉です。

— This is fine for the squints, but for me, you know what? I’m in the 90th percentile, so, you know, if it ain’t broke, then you know what I mean?
(こういうのは研究所の科学者向けならいい。でもこっちは90パーセンタイルだからさ、ほら、壊れてないなら、ってやつ。意味、分かるだろ?)

— Yes, I do.
(ええ、分かる。)

— Good. You know what? Glad you agree.
(よし。いやあ、賛成してくれてうれしいよ。)

— I just said I know what you mean.
(意味が分かる、と言っただけ。)

BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)

squints は、研究所の科学者たちを指す仲間内のくだけた呼び方です。if it ain’t broke は If it ain’t broke, don’t fix it.(壊れていないなら直すな=うまくいっているものに手を加えるな)ということわざの前半で、後半を言わずに相手に察してもらう形になっています。

ポイントは、you know what I mean? への答え Yes, I do. です。この do が指しているのは know what you mean、つまり「言いたいことは分かる」という理解だけです。ところが次の Glad you agree. で、理解が賛成にすり替えられています。そこで I just said I know what you mean. と、自分の答えが何を指していたかを言い直して訂正しているのが見どころです。

「Glad you agree.」と言われたときの返し方

Glad you agree. は I’m glad you agree. の主語を省いた形で、「賛成してもらえてよかった」と話をまとめにかかる一言です。賛成していないのにこう言われたら、早めに線を引いておくほうが後々こじれません。作中の I just said ~ のように、自分の言葉を引き合いに出すのがいちばん角の立たない返し方です。ほかにも次のような言い方があります。

表現 意味 響き
I just said I understand. 分かると言っただけ 事実を指摘する
That’s not what I said. そうは言っていない はっきり訂正する
I didn’t say I agreed. 賛成したとは言っていない 賛成を否定する
Hold on, I’m not sure I agree. 待って、賛成かどうかは分からない やわらかく保留する

たとえば I see your point, but I didn’t say I agreed.(言いたいことは分かるけど、賛成したとは言っていないよ)のように、理解をいったん認めてから but で賛成を打ち消すと、相手の話を否定しすぎずに済みます。

「分かる」と「賛成」を言い分ける表現

理解を示す表現と賛成を示す表現は、似ているようで役割が違います。

理解を示す 賛成を示す
I know what you mean. I agree.
I see what you mean. I’m with you on that.
I hear you. You’re right.
I get it. Exactly.

I hear you. は「聞こえている」ではなく「言い分は受け止めた」という意味で、賛成していなくても使えます。I get it. も「分かったよ」で、同意とは限りません。一方で Exactly. や You’re right. を返すと、はっきり賛成したことになります。

迷ったときは I understand, but ~ のように、理解と意見を1文の中で分けて伝えると誤解が生まれにくくなります。

まとめ|理解と賛成は別の言葉で伝える

今回は『BONES』シーズン9エピソード20から、理解を示す I know what you mean、賛成にすり替える Glad you agree.、そして自分の言葉を繰り返して訂正する I just said ~ を読み解きました。あいづちと同意を言い分けるだけで、会話の誤解はぐっと減ることが見えてきます。

これからも『BONES』の何気ないやり取りから、使える英語を拾っていきましょう。

このエピソードの英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも扱っています。

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