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『BONES』シーズン9エピソード20では、毎年受ける職場の能力テストの成績が、何度も話題にのぼります。そこで繰り返し出てくるのが 90th percentile という言い方です。今回は、成績を順位で表す percentile の考え方と、アメリカでの使われ方を紹介します。
日本のテストでは点数や偏差値で成績を語ることが多いのに対し、アメリカでは「何パーセンタイルか」で語る場面がよく見られます。言葉の仕組みが分かると、ドラマの会話もぐっと聞き取りやすくなります。
「90th percentile」は「上位およそ10%」
冒頭、試験の頭脳面の準備はしているのかと聞かれて、こんな答えが返されます。
— I know what I’m doing.
(分かってるって。)— Okay? Look.
(いいかい。)— They’re gonna ask me some stupid questions.
(どうせくだらない質問をされるだけだ。)— And I’ll score in the 90th percentile, like I always do, every year.
(で、いつもどおり、毎年のように90パーセンタイルを取る。)— I assume you wanted to score higher than the 90th percentile.
(90パーセンタイルより上を目指したいのかと思っていた。)BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)
percentile は、受験者全体の中で自分がどの位置にいるかを示す数字です。大学進学のための SAT の成績表では、1〜99の数字で「自分の点数と同じか、それより低い点数だった受験者の割合」を表すと説明されています。つまり 90th percentile なら、受験者のおよそ90%と同じかそれより上の成績で、ざっくり言えば「上位10%前後」にあたります。
数字のあとに th が付くのは、「90番目の区切り」という序数の考え方だからです。読み方は the ninetieth percentile となり、score in the ~th percentile(〜パーセンタイルを取る)、be in the ~th percentile(〜パーセンタイルに入っている)の形でよく使われます。
「percent」と「percentile」は別物
テストを2日後に控えた別の場面では、自信のほどがこう語られます。
— Come on, I was born ready.
(おいおい、準備ならとっくにできてる。)— Are you kidding me, huh?
(冗談だろ?)— Look at my past scores.
(これまでの成績を見てくれ。)— Never scored nothing lower than 90%.
(90%を下回ったことなんか一度もない。)BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)
ここでは 90% と、percent が使われています。percent は「100点満点中90点」のような得点の割合で、percentile は「全体の中での順位」です。90%の得点でも、ほかの受験者がもっと高い点を取っていれば、パーセンタイルは低くなります。劇中ではこの2つの言い方が両方出てくるので、聞き分けてみると面白いところです。なお Never scored nothing lower than ~ は二重否定を使ったくだけた口語で、標準的には never scored lower than ~ と言います。
アメリカでは、テストの成績のほかに、子どもの身長や体重を同じ年齢の子と比べる成長曲線でもパーセンタイルが使われるとされています。50th percentile はちょうど真ん中で、半分の子がそれより大きく、半分が小さいという意味です。
結果を語る「personal best」
その後、テストの話を持ち出されると、事件に集中したいとこう切り上げる場面もあります。
— So, you want to do better than the 90th percentile then?
(じゃあ、90パーセンタイルより上を目指すってこと?)— I just want to solve this case.
(この事件を解決したいだけだ。)— Let’s stop talking about the test.
(テストの話はやめよう。)BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)
そして最後、結果を目にしたときのやり取りがこちらです。
— Well, 97th percentile?!
(えっ、97パーセンタイル?!)— My personal best.
(自己ベストだ。)— That is incredible!
(すごい!)BONES Season9 Episode20 (The High in the Low)
do better than ~ は「〜より良い成績を取る」、personal best は「自己ベスト」で、スポーツの記録だけでなくテストの成績にも使えます。
まとめ|パーセンタイルで成績の位置が見えてくる
今回は『BONES』シーズン9エピソード20から、全体の中での順位を表す percentile、得点の割合を表す percent、成績を語る do better than ~ や personal best を紹介しました。数字の後ろが % なのか th percentile なのかに注目すると、会話の中の成績の意味がはっきり見えてきます。
『BONES』を観ながら、数字の英語にも耳を澄ませてみると発見があります。
この回の英語は、「頑固」を言い分けるコラムや、「分かる」と「賛成」を言い分けるコラムでも読み解いています。


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