海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン10エピソード19の終盤には、ありがたい申し出をていねいに断りながら、「乗る便があるので」と急ぐ理由を伝える言葉が出てきます。今回はそこで使われる catch と miss を手がかりに、乗り物に「間に合う」「乗り遅れる」を言い分ける英語を読み解きます。
旅行や出張では、時間を気にしながら相手と話す場面がつきものです。catch と miss の使い分けが分かると、予定を理由に話を切り上げるときの英語がぐっと言いやすくなります。
「have a plane to catch」急ぐ理由を伝える定番の形
終盤、お礼をしたいという申し出が出たあとに、次の言葉が続きます。
— That’s, uh… really very kind of you, but you see, we have a plane to catch.
(それは、その……本当にご親切に。ただ、こちらには乗る便があるもので)BONES Season10 Episode19 (The Murder in the Middle East)
catch は「つかまえる」が基本の意味ですが、乗り物に使うと「(時間内に)乗る、間に合って乗る」という意味になります。have a plane to catch は直訳すると「つかまえるべき飛行機がある」で、「乗る便の時間が迫っている」と伝える定番の言い方です。
この形は乗り物を入れ替えるだけで幅広く使えます。
| 言い方 | 意味 |
|---|---|
| I have a train to catch. | 乗る電車があるので |
| I have a bus to catch. | 乗るバスがあるので |
| I need to catch the last train. | 終電に乗らないと |
会話では I’ve got a train to catch. と have got の形にしたり、前に Sorry, I have to run.(ごめん、もう行かないと)を添えたりすることもよくあります。どれも「話を切り上げたいのは時間の都合で」という含みを持たせられるのが便利なところです。
前に置かれた That’s really very kind of you, but ~ は、「ご親切にありがとう、でも〜」と申し出をやわらかく断る前置きです。断る理由に乗り物の時間を挙げると、相手の気持ちを軽く扱っていないことが伝わり、角が立ちにくいとされています。
「miss」は「乗り遅れる」、catch の反対側
すぐあとには、今度は miss を使った言葉が続きます。
— And I’m sure you understand that we don’t want to miss that,
(それを逃したくはないのは、きっと分かっていただけるかと)BONES Season10 Episode19 (The Murder in the Middle East)
ここの that は、直前の a plane を指しています。miss は「(乗り物に)乗り遅れる、逃す」で、catch のちょうど反対側にある語だと言えます。
| catch(間に合う側) | miss(乗り遅れる側) |
|---|---|
| I caught the 8:00 train. | I missed the 8:00 train. |
| 8時の電車に乗れた | 8時の電車に乗り遅れた |
「間に合う」には make it という言い方もあり、We made it! で「間に合った!」という喜びを表せます。一方 miss には「(人が)恋しい」という意味もあるため、I miss the train. だけだと文脈しだいで「あの電車が懐かしい」と聞こえることもあります。乗り遅れた話なら過去形の I missed the train. にすると誤解が起きにくくなります。
移動中・待ち合わせを伝えるひと言
移動にまつわる言い方は、ほかの場面にも出てきます。序盤の場面では、オーブリーがブースとカムの移動中の様子をこう伝えます。
Aubrey: I just heard from Booth. He and Cam are in the air.
(今ブースから聞いた。カムと2人で、もう機上にいる)BONES Season10 Episode19 (The Murder in the Middle East)
in the air は「空中に」から転じて「飛行中、機上にいる」という意味になります。電話で居場所を聞かれたときなどに便利な言い方です。
終盤には、空港で合流することを伝える言葉も出てきます。
— Actually, uh, we’ll meet you at the airport.
(あの、こっちは空港で合流するから)BONES Season10 Episode19 (The Murder in the Middle East)
meet you at ~ は「〜で落ち合う」の基本形で、I’ll meet you at the gate. のように待ち合わせ場所を入れ替えて使えます。着いた側からは I just landed.(今着いたところ)と短く知らせるのも定番です。
まとめ|catch と miss は表と裏
have a plane to catch で急ぐ理由を伝え、don’t want to miss で「乗り遅れたくない」気持ちを添える。そこに in the air や meet you at ~ が加わると、移動の予定をひととおり英語で話せるようになります。
『BONES』の何気ないひと言を観ながら、旅先で役立つ英語を少しずつ増やしていきましょう。
同じエピソードの別のコラムでは、通訳を介した会話の言い方や、とびきりの味をほめる言い方も扱っています。


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