相手の言葉をくり返して聞き返すときの英語|『BONES』S10E06で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 相手の言葉をくり返して聞き返すときの英語|『BONES』S10E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード6には、相手の言葉を1語だけくり返したり、言われたことを平叙文のまま語尾を上げて返したりする場面が何度も出てきます。今回はこうした「くり返しの聞き返し」に注目し、驚きや確認を短く伝える英語を読み解きます。

聞き返しというと、聞き取れなかったときの言い方が思い浮かびます。ここで扱うのはそれとは別で、ちゃんと聞こえたうえで「え、それってどういうこと?」と反応する言い方です。

目次

1語だけくり返して中身を問う

冒頭、交際しているカムとアラストの会話で、母親から届いたメールが話題になります。

— Well, she’s been… e-mailing me recipes and stuff.
(うん、料理のレシピだとか、そういうものをメールでくれて。)

— “Stuff“?
(「そういうもの」?)

BONES Season10 Episode6 (The Lost Love in the Foreign Land)

相手がぼかした stuff(そういうもの・あれこれ)だけを、上げ調子でくり返しています。「その『あれこれ』が気になる」と、言葉を足さずに中身を問える言い方です。このあと、昔の写真も届いていたことが分かり、話はレシピに戻ります。

— Fesenjan? That’s the recipe she sent?
(フェセンジャン? 送ってきたのはそのレシピ?)

— Yeah, it looks delicious. Why?
(ええ、おいしそうでしょう。どうして?)

BONES Season10 Episode6 (The Lost Love in the Foreign Land)

こちらは料理名を上げ調子で口にしてから、That’s the recipe she sent? と平叙文の形で確かめています。料理名だけで驚きを示し、続く一文で何に驚いたのかをはっきりさせる、という2段構えです。

日常会話なら、Tomorrow?(明日?)、Ten dollars?(10ドル?)のように、意外だった部分だけを返せば十分に伝わります。

平叙文のまま語尾を上げる

中盤、研究所でアンジェラとカムが話す場面です。

— Is this about your fight with Arastoo?
(アラストとけんかしたこと?)

— Oh, God. We’re office gossip now?
(やだ、私たち、職場のうわさの種なの?)

Angela: No, it’s because we care about you two, Cam.
(違うの、二人のことが心配なのよ、カム。)

Cam: Well, uh, we’re… we’re fine, Angela. I d… I do appreciate your concern, but we are fine.
(あの、私たちは…大丈夫よ、アンジェラ。心配してくれるのはありがたいけど、本当に大丈夫。)

BONES Season10 Episode6 (The Lost Love in the Foreign Land)

We’re office gossip now? は、Are we ~? と語順を入れ替えずに、平叙文の語尾を上げただけの疑問です。この形は、相手の言葉から読み取れた状況を「つまり〜ってこと?」と言い返すときに使われ、驚きやあきれの響きが乗りやすいとされています。

You’re leaving already?(もう帰るの?)、You did this yourself?(これ、自分でやったの?)のように、now や already を添えると「意外だ」という気持ちがよりはっきりします。

「Excuse me?」で思いがけない返事を問い返す

研究所でブレナンに礼を言う相手との会話にも、聞き返しが続きます。

— I should thank you, Dr. Brennan.
(ブレナン博士、お礼を言わないと。)

— For what?
(何に対して?)

— For busting me. For making me work harder. My career is about more than pleasing you. I should make a difference.
(厳しく言ってくれたことに。もっと頑張らせてくれたことに。仕事は気に入られるためだけのものじゃない。何かを変えられるようにならないと。)

— Well, perhaps you won’t.
(まあ、変えられないかもしれません。)

— Excuse me?
(はい?)

BONES Season10 Episode6 (The Lost Love in the Foreign Land)

For what? は「何に対して?」と理由を確かめる短い聞き返しです。そして思いもよらない返事に返したのが Excuse me? です。上げ調子で言うと「今なんて?」と、耳を疑う気持ちが伝わります。このあと、努力がどんな結果を生むかは誰にも予測できない、という話が続きます。

Excuse me? は言い方しだいで、むっとした響きにもなる表現とされています。驚きだけを伝えたいなら、Wait, what? や Really? のほうがやわらかく聞こえます。

まとめ|くり返すだけで驚きと確認が伝わる

今回は『BONES』シーズン10エピソード6から、1語だけ返す “Stuff”?、くり返しと確認を重ねる Fesenjan? That’s the recipe she sent?、平叙文の語尾を上げる We’re office gossip now?、耳を疑う Excuse me? を読み解きました。どれも、相手の言葉を手がかりに短く反応できる言い方です。

研究所の会話に耳を澄ますと、短い聞き返しがやり取りのテンポを作っていることが見えてきます。

このエピソードの英語は、when と if の違いや、大学院の博士論文の文化を扱ったコラムでも取り上げています。

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