「Sunday dinner」とは?アメリカの日曜の夕食の文化と英語|『BONES』S10E18で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「Sunday dinner」とは?アメリカの日曜の夕食の文化と英語|『BONES』S10E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード18の序盤には、日曜の夕食の席の場面があります。この席に招かれたことを「光栄だ」と受け止める言葉が出てくる背景には、アメリカで日曜の夕食が特別な意味を持ってきたことがあると読み取れます。

日本ではあまり聞かない「Sunday dinner」という言い方には、どんな習慣が込められているのでしょうか。作中の言葉を手がかりに、日曜の食卓をめぐる文化と英語を読み解きます。

目次

「Sunday dinner」とは?日曜に家族がそろう食卓

その席では、次のひと言が出てきます。

— Well, this is a big honor. Being invited to Sunday dinner.
(いやあ、これは光栄です。日曜のディナーに呼んでもらえるとは)

BONES Season10 Episode18 (The Verdict in the Victims)

Sunday dinner は、日曜に家族がそろってとる、少し手をかけた食事を指す言葉です。イギリスの日曜の食事の習慣がもとになり、19世紀にはアメリカでも定着していたとされています。工場などで週6日働く人が多かった時代には、日曜が家族全員で食卓を囲める数少ない日だったことも、この習慣が根づいた理由に挙げられています。

平日より手のかかる料理が並ぶことが多いともされ、ポットロースト(牛肉の塊の蒸し煮)やフライドチキンがよく知られた定番とされています。家族が離れて暮らすことが増え、以前ほどは行われなくなったという声もありますが、今も日曜の夕食を大切にしている家庭もあるとされています。

こうした背景があるため、家族の Sunday dinner に呼ばれることは、身内に近い扱いを受けたという意味合いを帯びることがあるとされています。a big honor は「大変な名誉」という意味ですが、ここでは「呼んでもらえてうれしい」という感謝を少し大げさに表した言い方と読み取れます。招かれたときには It’s an honor to be here.(お招きいただき光栄です)や Thanks for having me.(呼んでくれてありがとう)も使えます。

「Coming up!」とおやつをめぐる夕食前の会話

日曜の夕食の前には、空腹を訴える声とブースのひと言が続きます。

— I’m starving.
(おなかぺこぺこ)

Booth: Right. Coming up!
(はいはい、すぐできるぞ!)

BONES Season10 Episode18 (The Verdict in the Victims)

Coming up! は、料理や飲み物が「もうすぐ出てくるよ」と知らせる決まり文句で、レストランの厨房やカウンターでもよく聞かれます。I’m starving. は「飢えている」が直訳ですが、日常会話では「おなかがぺこぺこ」という大げさな言い方として使われます。

夕食を待つ間には、おやつをめぐってこんな言葉も出てきます。

— Hey, what if I sneak you a snack?
(ねえ、こっそりおやつをあげようか?)

— Seriously? You carry snacks in your pocket?
(ほんとに?ポケットにおやつを入れて歩いてるの?)

— Uh, yeah, in case of emergencies like this one.
(ええと、うん。まさに今みたいな非常時のためにね)

— I don’t think my mom would want me eating those.
(それを食べたら、ママはいい顔しないと思う)

— No, I’ll tell you what– she wouldn’t want you eating those.
(いや、そうだな、ママはそれを食べてほしくないだろうね)

BONES Season10 Episode18 (The Verdict in the Victims)

sneak は「こっそり〜する」という意味で、sneak 人 a snack で「人にこっそりおやつを渡す」になります。in case of emergencies は本来「緊急時に備えて」という硬めの言い方ですが、おやつの話に使うことで冗談めいた響きが生まれています。

アメリカの家庭では、夕食の前に間食をすると食事が入らなくなるとして、子どものおやつを控えさせることがあるとされています。英語では You’ll spoil your appetite.(夕食が食べられなくなるよ)という言い方がよく知られています。「ママはいい顔しない」という言葉も、こうした感覚を映していると読み取れます。

その後、出かける話になったところで、こんな声も上がります。

— But I’m hungry!
(でも、おなかすいたよ!)

BONES Season10 Episode18 (The Verdict in the Victims)

starving と比べると hungry は「おなかがすいた」というふつうの言い方で、日常ではこちらが基本になります。

まとめ|日曜の夕食に込められた意味

Sunday dinner は、家族がそろう日曜の特別な食卓を表す言葉とされ、作中では、そこに招かれることが a big honor と表現されるほどの意味を持つ食卓として描かれています。Coming up!、sneak you a snack、in case of emergencies など、夕食前のにぎやかな言葉もあわせて押さえると、場面の空気がよく分かります。

食卓をめぐる何気ない会話を、これからも『BONES』を観ながら味わっていきましょう。

同じ日曜の夕食の場面は、このエピソードの別のコラムでも扱っています。

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