通訳を通して話すときの英語|『BONES』S10E19で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 通訳を通して話すときの英語|『BONES』S10E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード19には、言葉の通じない相手と、通訳を介してやり取りする場面があります。そこで交わされる短い英語を手がかりに、「〜と伝えてください」と頼む言い方と、通訳する側が使う決まった言い回しを読み解きます。

海外旅行や仕事の場で、通訳をお願いする機会は意外と身近にあります。誰に向かって、どの人称で話せばよいかを知っておくと、三人で話す場面でも落ち着いて言葉を選べます。

目次

「Tell him ~」伝えてほしいことを頼む形

作中のやり取りでは、念を押すように同じ頼み方がくり返されます。

— I believe him, tell him that. Tell him I believe him. Tell him.
(この人を信じます、そう伝えてください。信じていると伝えて。伝えてください)

— Okay, okay.
(はい、分かりました)

BONES Season10 Episode19 (The Murder in the Middle East)

ここには、伝言を頼む2つの語順が並んでいます。

形 組み立て
I believe him, tell him that. 先に内容を言い、that でまとめて「それを伝えて」
Tell him I believe him. Tell him のあとに伝えたい内容をそのまま続ける

どちらも自然な英語で、内容が長いときは先に言ってから tell him that で締めると、通訳する側が聞き取りやすくなります。相手が女性なら Tell her ~、複数なら Tell them ~ に変わります。

ていねいに頼むなら、Could you tell him ~? や Could you ask her ~? がよく使われます。たとえば次のような形です。

  • Could you tell him I’m sorry for the wait?(お待たせしてすみませんと伝えてもらえますか)
  • Could you ask her if she needs anything?(何か必要なものがあるか聞いてもらえますか)

伝える(tell)と尋ねる(ask)を言い分けるだけで、通訳への頼み方がぐっと具体的になります。

「He says ~」通訳する側の決まった言い方

通訳する側は、相手の言葉を三人称で伝えるのが基本です。

言い方 意味
He says he’s happy to help. 喜んで手伝うと言っています
She wants to know where you’re from. どこから来たのか知りたいそうです
He’d like some water. 水がほしいそうです

He says ~ は「〜と言っています」、She wants to know ~ は「〜を知りたがっています」で、質問を伝えるときに便利な形です。He’d like ~ は「〜がほしいそうです」と希望を伝える言い方になります。

通訳を介して話すときは、通訳のほうではなく話している相手の顔を見て、I’m glad to meet you. のように相手に直接語りかけるのがよいとも言われます。Tell him ~ は便利な一方で、使いすぎると相手を会話の外に置いてしまう印象になることもあるようです。

「We’re done here.」確認と切り上げのひと言

やり取りの終わりには、次のような確認と切り上げの言葉が出てきます。

— You want me to ask him anything else?
(ほかに何か聞いておきますか?)

— No, I don’t want you to ask him anything else. We’re done here.
(いえ、もう聞くことはありません。これで終わりにします)

BONES Season10 Episode19 (The Murder in the Middle East)

You want me to ~? は Do you want me to ~? の Do を省いた口語で、「〜しましょうか?」と申し出る言い方です。We’re done here. は「ここでの話はこれで終わり」と会話を締めくくるひと言で、会議や打ち合わせの終わりにも使われます。少しきっぱり聞こえるため、やわらかくしたいときは I think that’s all for now.(今のところはこれで全部です)のような言い方もあります。

このように聞かれて、まだ聞きたいことがあるなら Yes, could you ask him one more thing? と返せば、もうひとつ質問を頼めます。逆に話がひと段落したなら、No, that’s it. Thank you.(いえ、以上です。ありがとう)と短く伝えるだけでも十分です。

まとめ|誰に向かって話すかを意識する

Tell him ~ と Could you ask her ~? で伝言と質問を頼み、通訳する側は He says ~ や She wants to know ~ で言葉を受け渡す。You want me to ~? や We’re done here. まで押さえると、通訳を介した会話の流れがひととおり見えてきます。

ひとつの短いやり取りから広がる英語を、これからも『BONES』と一緒に拾っていきましょう。

このエピソードの英語表現は、乗り物の時間や味のほめ方を扱った別のコラムでも読めます。

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