海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン11エピソード19は、朝の家でブースとブレナンが持ち物の整理をめぐって言い合う場面から始まります。今回はこのやり取りを手がかりに、片づけの方針を伝える言い方、残したい物を譲らない言い方、条件をつけて折り合う言い方を読み解きます。
家族や同居人と片づけをすると、「それは捨てていい」「これだけは残したい」の話し合いが必ず出てきます。思い入れのある物ほど言葉選びが難しくなるので、角を立てずに気持ちを伝える英語を知っておくと役に立ちます。
「keep only what we need」で片づけの方針を伝える
場面は、物の整理を始めたブレナンに、ブースが声をかけるところから始まります。
Booth: Wow, Hurricane Brennan, tearing through the house early in the morning. I thought we were supposed to be organizing it.
(おっと、朝から台風ブレナンが家じゅうを荒らしてるな。片づけるはずじゃなかったか?)Brennan: Yes, and in order to do that properly, we must sort through all of our possessions,
(ええ。きちんと片づけるためには、持ち物をすべて一つずつ見直して、)Brennan: purge everything we can, and keep only what we need.
(手放せる物はすべて手放し、必要な物だけを残さなければなりません。)BONES Season11 Episode19 (The Head in the Abutment)
sort through ~ は「〜を一つずつ見て仕分ける」という意味で、書類や服、持ち物を整理するときによく使われる言い方です。purge は本来「取り除く」という硬い語で、ここでは「処分する」を少し大げさに言った響きになります。
keep only what we need は「必要な物だけを残す」で、片づけの方針をひと言でまとめる定番の形です。we を主語にしているため、自分だけでなく二人で取り組む方針として示しているのが分かります。
「〜 stays.」で残したい物を譲らない
方針を聞いたブースは、すぐに反論します。
Booth: Oh, no way. You got to be kidding me. No way. The cocky belt buckle stays.
(おい、冗談だろ。ありえない。この派手なベルトのバックルは残すからな。)— Booth, you haven’t worn that in years.
(ブース、それ、もう何年も着けていないでしょう。)BONES Season11 Episode19 (The Head in the Abutment)
The ~ stays. は「〜は残す」を主語と動詞だけで言い切る形で、交渉の余地がないことを短く伝えられます。それに対する You haven’t worn that in years. は「何年も使っていない」という、片づけの場面でおなじみの反論です。worn を used に替えれば、服以外の物にも使えます。
しばらく言い合ったあと、折り合いの提案が出てきます。
— Beer hat stays, and the cocky belt buckle, and you can keep those weird stones.
(ビールの帽子は残す、派手なバックルも。その変わった石も取っておいていいよ。)— Fine, as long as we do something with that pile of socks.
(いいよ、その靴下の山をどうにかするならね。)Booth: No. No way, these are my socks. No way.
(だめだ。絶対だめだ、これは俺の靴下だぞ。だめだって。)BONES Season11 Episode19 (The Head in the Abutment)
You can keep ~. は「〜は取っておいていい」と相手の物を残すことを認める言い方です。Fine, as long as ~. は「いいよ、〜するならね」と条件つきで受け入れる形で、交換条件を出すときに便利です。
「part with」で手放す物を伝える
物語の終わり近くには、本を手放す決心がついたという言葉が出てきます。
— Oh, no. I finally made the decision to let go. I’m getting rid of all the books that I can live without.
(いや、違う。ようやく手放す決心がついた。なくても暮らせる本は全部手放すことにした。)Booth: Wow, that’s amazing. You’re getting rid of all of them except those three?
(へえ、すごいじゃないか。その3冊以外は全部手放すのか?)— No! Booth, no.
(違う!ブース、違うって。)— These are the three that I’m willing to part with. The rest I’m keeping.
(手放してもいいのはこの3冊。残りは取っておく。)BONES Season11 Episode19 (The Head in the Abutment)
part with ~ は「〜を手放す」で、愛着のある物を惜しみながら手放すときに使われることが多い表現です。I’m willing to ~ を添えると「〜してもいい」と譲歩の気持ちが加わります。The rest I’m keeping. は目的語を前に出した形で、「残りは」を強調しています。
作中に出てくる get rid of(処分する)と let go(手放す)は、フレーズ記事でも詳しく取り上げています。
まとめ|残す・手放すを言葉で交渉する
今回は『BONES』シーズン11エピソード19の片づけの場面から、keep only what we need で方針を伝え、The ~ stays. で譲らず、Fine, as long as ~. で折り合い、part with で手放す物を伝える英語を読み解きました。物をめぐる短い言葉に、それぞれのこだわりがにじんでいます。
家の片づけのような身近な場面にも、そのまま使える英語がたくさん詰まっています。次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
このエピソードの英語は、注文の言い方やクレーンゲームを扱ったコラムでも取り上げています。


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