「remodel」と「renovate」はどう違う?「リフォーム」を英語で言うときの使い分け|『BONES』S11E15で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「remodel」と「renovate」はどう違う?「リフォーム」を英語で言うときの使い分け|『BONES』S11E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン11エピソード15には、久しぶりに訪れた場所で、部屋のつくりが変わっていることに気づく場面があります。今回はこのやり取りを手がかりに、日本語の「リフォーム」にあたる remodel と renovate の違い、変化を言い表す周辺の英語を読み解きます。

家や部屋に手を入れる話は、日常会話でもよく出てきます。いくつかの語の守備範囲を知っておくと、どんな工事なのかを的確に伝えられます。

目次

「Did you guys remodel recently?」と変化に気づいたとき

場面は、こんな問いから始まります。

— Did you guys remodel recently?
(最近、改装した?)

— No. Maybe, like, five years ago. Why?
(いや。たぶん5年くらい前かな。どうして?)

BONES Season11 Episode15 (The Fight in the Fixer)

remodel は「改装する」「つくりを変える」という意味の動詞です。Did you remodel? のように、目的語なしで「(建物や部屋を)改装したの?」とたずねられるのが便利なところです。you guys は相手が複数のときのくだけた「あなたたち」で、ここでは相手側の人たちをまとめて指しています。

少しして、変わった点が具体的に挙げられます。

— I see you’ve expanded. A conference room, second office.
(広げたんだね。会議室に、オフィスがもうひとつ。)

— So, business is good.
(ってことは、順調なんだ。)

BONES Season11 Episode15 (The Fight in the Fixer)

expand は「広げる・拡張する」で、部屋数を増やす、増築するといった変化に使えます。I see you’ve ~. は「〜したんだね」と、見て気づいたことを口にする言い方です。変化を見て、そこから様子を推し量っている流れが読み取れます。

remodel と renovate、そのほかの言い方の違い

remodel と renovate は混同されやすく、日常会話では入れ替えて使われることも少なくありません。そのうえで、住宅関連の解説では次のように区別されることが多いとされています。

語 主なイメージ 例
remodel 間取りやつくりを変える They remodeled the kitchen.
renovate 古くなったものを新しくする、改修する We renovated the old house.
redo (部屋などを)やり直す、模様替えする I’m redoing my bedroom.
fix up 手を入れて住みやすくする He fixed up the apartment.
make over 見た目を一新する They made over the living room.

renovate はラテン語の「新しい」にあたる語に由来するとされ、「再び新しくする」という感覚がこもっています。一方 remodel は、壁を取り払う・部屋の配置を変えるなど、形そのものを作り変えるイメージで説明されることが多い語です。

同じ場面の少しあと、設備の入れ替わりに触れる言葉も出てきます。

— While a lot of these fixtures have changed, new sink, new faucet,
(備え付けのものはずいぶん変わっていて、流し台も蛇口も新しくなっているけど、)

— there’s still one thing that hasn’t changed.
(それでも、ひとつだけ変わっていないものがある。)

BONES Season11 Episode15 (The Fight in the Fixer)

fixtures は流し台・蛇口・照明など、建物に取り付けられた設備を指す語です。流し台や蛇口を新しくする程度なら、つくりを変える remodel より、renovate や update のほうがしっくりくると説明されることもあります。have changed / hasn’t changed の対比で、変わった点と変わっていない点をはっきり言い分けているのも印象的です。

「リフォーム」は英語の reform とは別もの

日本語の「リフォーム」は、英語の reform から生まれた和製英語とされています。英語の reform は、主に制度や組織を「改革する」、人の行いを「改める」という意味で使われる語で、家の工事を指すことはあまりないとされています。

そのため、「家をリフォームした」と英語で言うときは、We remodeled our house. や We renovated the bathroom. のように、工事の中身に合わせて言い分けるのが自然です。迷ったときは We had some work done on the house.(家に少し手を入れた)のような言い方もあります。

まとめ|工事の中身で、remodel と renovate を選ぶ

今回は『BONES』シーズン11エピソード15から、remodel と renovate の違い、expand・redo・fix up・make over といった周辺の言い方、fixtures と have changed / hasn’t changed の対比、そして和製英語「リフォーム」の英語での言い方を読み解きました。

部屋のつくりの変化に気づくひと言にも、語の選び分けが表れています。そんなやり取りを観ながら、これからも『BONES』の英語を味わっていきましょう。

同じ回の英語は、成績表の文化や誘いの断り直しを扱ったコラムでも読み解いています。

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