「so-so」と「terrific」はどう違う? 仕事ぶりの評価を伝える英語|『モダンファミリー』S11E04で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「so-so」と「terrific」はどう違う? 仕事ぶりの評価を伝える英語|『モダンファミリー』S11E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン11第4話では、グロリアがフィルの不動産会社で実習を続けています。正式に雇ってもらえるかどうかは、この実習期間の働きぶりにかかっています。

同じ人の仕事を評価するとき、英語では「まあまあ」と「すばらしい」の間にいくつもの言い方があります。評価を求める側の聞き方と、伝える側の前置きや言葉選びの両方を、実習の始まりから採用までの3つの場面に沿って見ていきます。

目次

「How did I do?」と聞かれたら、まず「honestly?」と前置きする

物件のオープンハウスを終えたあと、グロリアがフィルに自分の出来を尋ねる場面です。

Gloria: So, Mr.
(それで、ミスター……)
Gloria: Boss, how did I do at the open house?
(ボス、オープンハウスの私、どうだった?)
Phil: Uh, honestly? Your vibe was kinda tense and the staging was so-so.
(えーと、正直に言っていい? 雰囲気がちょっと硬かったし、家の見せ方もまあまあだったね。)
Phil: This is big time, Gloria.
(これは大舞台なんだよ、グロリア。)
Phil: You’re not a homemaker anymore.
(もう家庭の主婦じゃないんだから。)
Phil: I need you baking cookies, fluffing pillows, being bright and cheery for our guests.
(クッキーを焼いて、クッションをふくらませて、お客さんを明るく元気に迎えてほしいんだ。)
Modern Family Season11 Episode4 (Pool Party)

How did I do? は、試験や発表、仕事のあとに「自分の出来はどうだったか」を尋ねる決まった形です。at の後ろに場面を足せば、何についての評価かをはっきりさせられます。

フィルの答えは honestly? という前置きから始まります。語尾を上げて「正直に言っていい?」と確かめることで、このあとに厳しめの評価が来ることを相手に知らせています。続く kinda tense の kinda は kind of の口語の形で、「少し」と和らげながら問題点を指摘する言い方です。

staging は、売りに出す家を見栄えよく整えて見せる準備を指します。その出来を so-so と評しています。so-so は「良くも悪くもない、まあまあ」で、ほめ言葉ではなく、改善の余地があるという含みを持ちます。

フィルは評価だけで終わらず、This is big time で期待の大きさを伝え、I need you ~ing の形で具体的な注文を並べます。クッキーを焼く、クッションを整える、明るく迎えるといった、次にやるべきことがはっきりした伝え方です。

「prove my worth」に込められた実習生の事情

この評価がグロリアにとってどれほど大事なのかは、彼女自身の言葉から分かります。

Gloria: My internship with Phil is almost over.
(フィルのところでの実習、もうすぐ終わるの。)
Gloria: He said that he would hire me full time if I did good.
(うまくやったら正社員として雇ってくれるって言ったのよ。)
Gloria: So, I need to find who’s stealing his signs to prove my worth.
(だから、看板を盗んでる犯人を見つけて、私の価値を証明しなきゃ。)
Modern Family Season11 Episode4 (Pool Party)

internship は、職場で一定期間働きながら経験を積む実習のことです。その終わりが近く、結果次第で hire me full time、つまり正社員として雇ってもらえる約束になっています。full time は「常勤で」を表し、実習生やパートとの違いを示します。

prove my worth は「自分の価値を証明する」という言い方で、worth は名詞の「価値」です。採用を前にした人や、新しいチームに加わった人が、結果を出して認めてもらいたいときに使われます。似た形に prove myself(自分の力を示す)があり、こちらも同じような場面で耳にします。

フィルの物件では、売り出し中の看板が何度も盗まれていました。グロリアはこの事件を解決すれば働きぶりを認めてもらえると考え、ステラの追跡装置を看板に隠すと決めます。オープンハウスでの評価が so-so だったからこそ、ここで巻き返したいという流れが読み取れます。

「so terrific」と「you really showed me something」で評価が変わる

グロリアは追跡装置を頼りに犯人を見つけ出します。看板を持ち去っていたのは、売りに出ている家に住むサムでした。グロリアがサムと話をしたあと、その場にいたフィルの評価が変わります。

Phil: Gloria, that was so terrific.
(グロリア、今のは本当にすばらしかったよ。)
Gloria: I know.
(知ってる。)
Gloria: I am wonderful! Why don’t you want to hire me?
(私ってすごいのよ! なのに、どうして雇いたくないの?)
Phil: Because I was worried that it was a hobby to you, something to do till you got bored, but today, you really showed me something.
(心配だったんだよ。君にとっては趣味みたいなもので、飽きるまでの暇つぶしなんじゃないかって。でも今日は、本当に見せてもらったよ。)
Gloria: You’re giving me the job?
(私を雇ってくれるの?)
Phil: Yeah.
(うん。)
Modern Family Season11 Episode4 (Pool Party)

terrific は「すばらしい、見事な」を表す形容詞で、great と並ぶ強いほめ言葉として使われます。前に so を付けた so terrific で、さらに強い称賛になります。オープンハウスでの so-so と比べると、同じ相手への評価が、まあまあから大絶賛へ動いたことが分かります。

表現 評価の度合い
so-so まあまあ、可もなく不可もなく
good / nice よい
great / terrific とてもよい、すばらしい

フィルは採用を迷っていた理由も説明します。it was a hobby to you は「君にとっては趣味だった」、something to do till you got bored は「飽きるまでの暇つぶし」という心配です。そのうえで you really showed me something と続けます。show someone something は「実力を見せる」という言い方で、今日の働きで考えが変わったことを伝えています。

グロリアの You’re giving me the job? は、採用を確かめる問いかけです。give someone the job で「その人に仕事を任せる、採用する」を表します。フィルは最後に、自分の会社への歓迎の言葉でグロリアを正式に迎え入れます。

まとめ|評価の幅と、評価を求める言い方

How did I do? と聞かれたときは、honestly? と前置きしてから so-so のような控えめな評価を伝え、良い結果には terrific や you really showed me something で応える。評価の言葉に幅を持たせると、厳しさも称賛も相手に届きやすくなります。

フィルの率直な評価と、それに応えたグロリアの働きぶりを観ながら、評価の英語の段階を味わえる回です。

この回のほかのコラムでは、会社の不手際への向き合い方や、仕事で留守がちな家族への接し方も取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次