勘違いのうわさが友人に広まってしまったときの英語|『モダンファミリー』S11E07で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 勘違いのうわさが友人に広まってしまったときの英語|『モダンファミリー』S11E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン11第7話では、感謝祭の買い物に出たミッチェルとキャメロンについて、思わぬうわさが友人たちの間に広まります。きっかけは、ミッチェルが友人のひとりに何気なく返した一言でした。

うわさが一気に広がることや、誰に連絡が来て誰に来ないのかを、英語ではどう言うのでしょうか。二人の会話から、勘違いのうわさをめぐる英語を見ていきます。

目次

「it’s gone viral」うわさが一気に広まる

キャメロンの携帯に、友人たちから次々とメッセージが届きます。その理由に、ミッチェルが気づきます。

Mitchell: I-I just saw him here, and he asked where you were, and I told him that we split up to shop and that Oh, my God.
(さ、さっきここであいつに会って、キャムはどこって聞かれたから、手分けして買い物してるって言ったんだ。そしたら……うわ、どうしよう。)
Mitchell: He thinks we actually split up.
(あいつ、僕たちが本当に別れたと思ってるんだ。)
Cameron: Oh, and it’s gone viral.
(ああ、しかももう一気に広まってる。)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

手分けして買い物していると伝えたつもりの言葉が、別れたという意味に受け取られたことに、ミッチェルはここで気づきます。説明の途中の and that で言葉が途切れ、Oh, my God. に変わるところから、話しながら原因に思い当たった流れが分かります。

go viral は、動画や投稿がウイルスのように次々と共有されて広まることを指す言い方として知られています。今では、ネット上の話題に限らず、うわさや話が一気に広がる場面でも使われます。キャメロンの it’s gone viral は現在完了形で、「もう広まってしまった」という今の状態を表しています。

He thinks ~ は「あの人は〜だと思っている」で、誤解の中身を説明するときに使える形です。actually を入れることで、「(冗談ではなく)本当に」という食い違いが強調されています。自分の言葉が別の意味で受け取られたと気づいたときは、He thinks I meant ~(彼は私が〜のつもりだったと思っている)のように言い換えることもできます。

「reach out to」で連絡の来る・来ないを言う

メッセージはキャメロンのもとにばかり届きます。キャメロンが友人たちの反応を喜ぶと、ミッチェルはこう返します。

Cameron: Well, it’s nice to see how supportive our friends are being.
(いやあ、友達がこんなに支えになってくれるなんて、うれしいね。)
Mitchell: Yeah.
(ああ。)
Mitchell: It’s nice how quickly they reached out to to you.
(君には、ずいぶん早く連絡してきてくれたよね。)
Mitchell: I got nothing.
(僕には何も来ない。)
Mitchell: It’s like it’s mocking me.
(なんだか、からかわれてるみたいだ。)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

reach out to ~ は「〜に連絡を取る」「〜に手を差し伸べる」という意味の句動詞です。困っている人に声をかける場面のほか、仕事のメールで「連絡します」の意味で使われることもあります。

ミッチェルは、キャメロンの it’s nice to see ~ をそのまま受けて It’s nice how quickly ~ と言い、最後に to you を置いています。同じ It’s nice で始めながら、「君には」と相手を限定することで、自分には来ていないという不満をにじませる組み立てです。

supportive は「支えになる、協力的な」という形容詞です。how supportive our friends are being と進行形の being を使うと、「今まさに支えてくれている」という一時的な様子を表せます。続く I got nothing. は「僕には何もない」という短い一言で、比べる相手がいるときの物足りなさが伝わってきます。携帯がまた鳴ったあとの It’s like it’s mocking me. は、鳴る音まで自分をからかっているようだ、という大げさなたとえです。

「be meant for」と「this isn’t actually happening, right?」

キャメロンはミッチェルをなだめようとします。

Cameron: I-I’m sure the texts were meant for both of us.
(き、きっと、あのメッセージは僕たち2人宛てだよ。)
Mitchell: That’s not how it works, okay? They’re not thanking us for brunch.
(そういうものじゃないんだって。ブランチのお礼を言ってるわけじゃないんだから。)
Mitchell: We’re getting a divorce! Why is no one calling me?!
(僕たち離婚するんだよ! なんで誰も僕に電話してこないんだ?!)
Cameron: Well, maybe because they think you’re the the stronger, less emotional one.
(うーん、たぶん君のほうが、その、強くて感情に流されにくいって思われてるからじゃないかな。)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

キャメロンの推測に、ミッチェルはすぐに言い返します。

Mitchell: That’s crazy.
(そんなのおかしいよ。)
Mitchell: Just because I’m strong doesn’t mean I don’t need my friends at a time like this!
(僕が強いからって、こういうときに友達がいらないわけじゃない!)
Cameron: A time like what? Y-You realizing this isn’t actually happening, right?
(こういうときって? こ、これ、本当に起きてることじゃないって分かってるよね?)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

be meant for ~ は「〜に向けられている」「〜宛てだ」という意味です。メッセージや贈り物、言葉が誰に向けたものかを言うときに使えます。

ミッチェルの That’s not how it works. は「そういう仕組みじゃない」と、相手の言い分を打ち消しています。そのうえでミッチェルは、うわさの筋書きに乗ったまま不満を口にします。キャメロンの this isn’t actually happening, right? は、文末に right? を付けて「分かってるよね?」と念を押す確認です。うわさが事実ではないことを、当事者同士で確かめ合う一言になっています。

その直前のミッチェルの Just because A doesn’t mean B は「AだからといってBとは限らない」という構文です。相手の決めつけに言い返すときに使え、ここでは「強いから友達はいらない」という見方を打ち消しています。

このあとミッチェルは、こう語ります。

Mitchell: So I made an excuse to Cam and went over to Longinus’ party.
(それで、キャムには口実を作って、ロンギヌスのパーティーに行ったんだ。)
Mitchell: I wanted the friends to know that I am just as emotionally needy as Cam!
(僕だってキャムと同じくらい心の支えが必要なんだって、友達に分かってほしかったんだよ!)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

make an excuse は「口実を作る、言い訳をする」です。emotionally needy は「気持ちの支えを強く求める」という意味で、ここではミッチェルが自分にも友人の気づかいが必要だと訴えています。

まとめ|うわさと連絡をめぐる英語

go viral はうわさや話が一気に広まること、reach out to は連絡を取ること、be meant for は誰宛てかを表します。That’s not how it works. や ~, right? と合わせると、勘違いが広まったときの戸惑いや確認も英語で言い表せます。

思わぬうわさに振り回される二人の会話には、日常で使える英語が詰まっています。

同じ回のほかのコラムでは、10年越しの「わざと」をめぐる言い合いや、家族への感謝を形にする英語も取り上げています。

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