「I wanted to do something special to thank them for being there for me」支えてくれた家族に、感謝を形で返す英語|『モダンファミリー』S11E07で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「I wanted to do something special to thank them for being there for me」支えてくれた家族に、感謝を形で返す英語|『モダンファミリー』S11E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン11第7話では、ヘイリーが感謝祭の夕食作りを引き受けます。双子の子育てを手伝ってくれる両親に、言葉ではなく行動でお礼をしようという計画です。ところが、準備は思いどおりには進みません。

感謝を形で示したいとき、そしてそれがうまくいかなかったとき、英語ではどんな言葉が交わされるのでしょうか。ヘイリーと母クレアのやりとりから見ていきます。

目次

「do something special to thank」行動でお礼を伝える

ヘイリーは、夫のディランと双子と一緒に、両親のフィルとクレアの家で暮らしています。夕食作りを引き受けた理由を、ヘイリーはこう語ります。

Haley: Mom and Dad have been incredible letting me, Dylan, and the twins live with them, helping with midnight feedings, bedtime stories.
(ママとパパは本当にすごいの。私とディランと双子を一緒に住まわせてくれて、夜中の授乳も、寝る前の読み聞かせも手伝ってくれて。)
Haley: Dylan loves it when my dad does the voices.
(ディランなんて、パパが声を演じ分けてくれるのが大好きなの。)
Haley: So, I’m giving my mom a break from cooking Thanksgiving dinner.
(だから、ママには感謝祭の料理を休んでもらうことにしたの。)
Haley: I wanted to do something special to thank them for being there for me.
(私を支えてくれた二人に、何か特別なことをしてお礼がしたかったの。)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

do something special to thank ~ for … は「…のお礼に、〜のために何か特別なことをする」という組み立てです。thank 人 for ~ の for のあとには、感謝する理由が来ます。ここでは being there for me がそれにあたります。

be there for ~ は「〜のそばにいる」が直訳で、困ったときに支えてくれることを表します。感謝の言葉では Thank you for being there for me.(支えてくれてありがとう)の形でも使えます。

ヘイリーは、両親が何をしてくれたかを具体的に並べています。let 人 live with them は「人を一緒に住まわせてくれる」、help with ~ は「〜を手伝う」です。そのうえで give 人 a break from ~ を使い、「〜から解放してひと休みさせる」と、自分のお返しの中身を示しています。お礼を伝えるとき、相手がしてくれたことを具体的に挙げると、気持ちがより伝わりやすくなります。

「I can’t have ~ be a disaster」思いどおりにいかないとき

夕食の準備は思うように進まず、ヘイリーは焦りを口にします。

Haley: Aah! I can’t have the one nice thing I’ve done for Mom and Dad be a disaster! Alex, um, call you please call that chef that you’re dating?
(ああっ! ママとパパのためにやった、たったひとつのいいことが大失敗なんて嫌! アレックス、えっと、お願い、付き合ってるシェフに電話して?)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

I can’t have A be B は「AがBになるのを放っておけない」という言い方で、have のあとに「目的語+動詞の原形」が来る形です。避けたい事態を強く言うときに使え、ここでは「両親のためのことを失敗に終わらせたくない」という気持ちを表しています。the one nice thing I’ve done for ~ の the one は「たったひとつの」と、そのことの重みを強める働きをしています。

ヘイリーはアレックスにシェフを呼んでほしいと頼みますが、その後も食事は台なしになりかけます。そこで声を上げたのがクレアでした。

Claire: No one is going anywhere.
(誰もどこにも行かせないわよ。)
Claire: Listen, you know what? We can salvage this Thanksgiving.
(いい? この感謝祭はまだ立て直せる。)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

No one is going anywhere. は、その場を離れようとする人を引き止める言い方です。進行形を使うことで、「今ここから誰も動かない」というその場の宣言になります。

salvage は、もともと沈没船や災害から物を救い出すことを指す動詞です。そこから、失敗しかけた計画や状況を「立て直す」「救う」という意味でも使われます。We can salvage this. は、まだ取り返しがつくと周りを励ます一言になります。

「You gave me the best gift ever」失敗した相手への返し方

夕食を立て直す流れになったあと、ヘイリーはクレアに謝ります。

Haley: I’m sorry, Mom.
(ごめんね、ママ。)
Haley: I so wanted to do this for you.
(ママのために、どうしてもこれをやりたかったの。)
Claire: Oh, honey, no.
(ああ、ハニー、違うのよ。)
Claire: You gave me the best gift ever.
(最高の贈り物をもらったわ。)
Claire: I’m bossing people around again!
(また人に指図できてるんだもの!)
Modern Family Season11 Episode7 (The Last Thanksgiving)

I so wanted to ~ は、wanted の前に so を置いて「本当に〜したかった」と気持ちの強さを表す形です。I really wanted to ~ に近い意味で、会話では願いがかなわなかったときの残念さをにじませるのに使えます。

クレアの Oh, honey, no. は、相手の謝罪を「謝ることはない」と打ち消す返しです。続く You gave me the best gift ever. の ever は「これまでで一番の」と最上級を強めます。謝ってきた相手に、失敗を責めるのではなく受け取ったものの大きさを伝える返し方です。

boss people around は「人をあれこれ指図する、こき使う」という句動詞で、ふだんは否定的な響きを持つ言葉です。クレアはこの日、仕事をしていない今の毎日が気に入っていると話していました。そのクレアが、人に指図できたことを「最高の贈り物」と呼んでいます。ヘイリーの計画は思いどおりにはいきませんでしたが、母親には別の形で喜ばれたことが分かります。

まとめ|感謝を形にする英語と、受け取る側の言葉

do something special to thank や be there for は感謝を形で示すとき、I can’t have ~ be a disaster は失敗を避けたい焦りを伝えるときに使えます。You gave me the best gift ever. を知っておくと、受け取る側の言葉も広がります。

ヘイリーとクレアの会話から、感謝の伝え方と受け止め方が見えてきます。

同じ回のほかのコラムでは、10年越しの「わざと」をめぐる言い合いや、友人に広まったうわさの英語も扱っています。

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