「新鮮さ」が消えていく瞬間を表す英語表現|『BONES』S01E08で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「新鮮さ」が消えていく瞬間を表す英語表現|『BONES』S01E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

BONES第1シーズン第8話は、法医人類学者ブレナンのもとに、3年ぶりに元恋人マイケルが訪ねてくる場面から始まります。久しぶりに会った二人の距離が急速に縮まっていく様子と、やがてその関係にひびが入っていく過程には、英語ならではの言い回しがいくつも登場します。

離れていた時間のあとに関係が動き出す瞬間から、関係が色あせていく瞬間まで、英語がどんな言葉で切り取っているかを見ていきます。ドラマの会話の流れに沿って、3つの表現を確認していきます。

目次

再会してすぐに元の距離感へ戻る表現

マイケルが研究所を訪ねてきた夜、二人はかつての関係にあっさり戻っていきます。ここで使われているのが pick up where we left off です。直訳すると「中断したところから再開する」となり、会話でも人間関係でも、間が空いたあとに続きから始める状況で幅広く使われます。

MICHAEL: Of course. I’m just impressed that we can just pick up where we left off like no time has passed.
(もちろんだ。まるで時間が経っていないみたいに、あっさり続きから始められることに感心してるよ。)

BONES Season1 Episode8 (The Girl in the Fridge)

しばらくして交わされるもう一つのセリフが old habits die hard です。「昔からの習慣はなかなか抜けない」という意味の慣用句で、久しぶりに会った相手との間で、以前と変わらないやり取りが自然に戻ってくる場面によく合います。マイケルが軽く肩をすくめながら口にする一言で、二人の関係が3年の空白をそのまま飛び越えていることが伝わってきます。

どちらの表現も、時間の断絶をものともせずに元の関係に戻っていく様子を描く点で共通しています。ただし pick up where we left off が「中断していた行為の再開」に焦点を当てるのに対し、old habits die hard は「変わらない性質・傾向」そのものに焦点を当てる違いがあります。

関係の「新鮮さ」が失われる場面を表す表現

一方、ブースとブレナンが証拠品の箱を整理しながら交わす軽口には、関係の停滞そのものを指す表現が出てきます。それが今回のテーマにもなっている the bloom is off the rose です。バラの花が咲いてからしばらく経ち、みずみずしさが失われていく様子から、関係の情熱や新鮮さが薄れてきた状態を表す言い回しとして使われます。

BOOTH: Well, this only comes up when the bloom comes off the rose, if you know what I mean.

(まあ、これが必要になるのは、新鮮さが消えたあとって話だよ、言いたいことわかるだろ。)

BONES Season1 Episode8 (The Girl in the Fridge)

ブースはこの後、関係が古くなってきたら spice it up(刺激を加える、工夫を足す)必要が出てくる、という趣旨のことを続けています。spice it up は文字通り「香辛料を足す」ところから、マンネリ化した状況に変化を加えるという意味で広く使われる表現です。

日常会話でも、恋愛関係に限らず、仕事のやり方やチームの雰囲気が惰性になってきたときに the bloom is off the rose という言い方が使われることがあります。花の比喩が持つイメージそのままに、時間の経過とともに失われていくものを指す表現です。

表現 ニュアンス 使われる場面
pick up where we left off 中断していたことを続きから再開する 久しぶりの再会、保留していた話の続き
old habits die hard 変わらない癖や傾向はなかなか抜けない 昔ながらのやり取りが自然と戻ってくる場面
the bloom is off the rose 新鮮さや情熱が薄れてきた状態 関係や物事がマンネリ化してきたとき

まとめ|関係の温度差を英語でどう描くか

pick up where we left offold habits die hardthe bloom is off the rose という3つの表現は、いずれも人間関係の時間経過を描く言葉です。空白のあとにあっさり戻る感覚、変わらない癖、そして新鮮さが薄れていく感覚が、それぞれ別の言い回しで表現されているのが分かります。

マイケルとブレナンの再会と、その後の展開を追いながら見ると、英語表現がセットで記憶に残りやすくなります。次回も『BONES』と一緒に英語表現を見ていきましょう。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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