「You see it, don’t you?」と言われたら、何と返す?答えがまだ見えないときの英語|『BONES』S10E22で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「You see it, don't you?」と言われたら、何と返す?答えがまだ見えないときの英語|『BONES』S10E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード22の終盤には、画面に映るものを何人かで見つめ、手がかりを探す場面があります。答えに気づいたらしい言葉と、まだ気づけない言葉が短く行き交い、その場の空気がそのまま英語に表れています。

「分かるでしょう?」と答えを促されたのに、まだ何も見えていない。そんなときに英語では何と返せばよいのでしょうか。付加疑問で促す言い方と、「今見ているところ」「何を見落としているんだろう」と伝える言い方を順に見ていきます。

目次

「You see it, don’t you?」は答えを促す付加疑問

場面は、次のようなやり取りから始まります。

— What? What do you see?
(何? 何が見えたの?)

— Well, don’t ask me, ask them.
(いや、私じゃなくて、この人たちに聞いて)

— Y-You see it, don’t you?
(み、見えてるよね?)

BONES Season10 Episode22 (The Next in the Last)

You see it, don’t you? は、文の最後に don’t you? を付けた付加疑問です。純粋に「見えますか?」とたずねるのではなく、「見えているよね、そうだよね」と相手の同意や気づきを促す響きがあります。文末を上げて言えば確認、下げて言えば「当然分かるよね」という念押しに近くなるとされています。

付加疑問への答え方は、日本語の感覚とずれやすい点に注意が必要です。見えているなら Yes, I do.、見えていないなら No, I don’t. と、相手の言い方に関係なく「見えているかどうか」で yes と no を選びます。

ただ、実際の会話では、yes か no かだけでは済まない場面も多くあります。まだ見えていないけれど、探している途中だと伝えたい。そんなときに役立つのが、次の段で出てくる言い方です。

「今見ているところ」「何を見落としてる?」と返す

答えを促す言葉に、こんな言葉が続きます。

— What is it?
(何なんですか?)

— We’re looking, Dr. Brennan.
(今、見ているところです、ブレナン博士)

— No preconceptions, just observe.
(思い込みは捨てて、ただよく見ること)

— What am I missing?
(何を見落としてるんだろう?)

BONES Season10 Episode22 (The Next in the Last)

We’re looking. は進行形で「今まさに見ている最中」を表し、「まだ答えは出ていないけれど、ちゃんと取り組んでいる」と伝える返し方です。I’m working on it.(今やっているところ)と同じ使い方ができます。

What am I missing? は「私は何を見落としているのか」が直訳で、自分には見えていない何かがあると認めたうえで、ヒントを求める言い方です。素直に分からないと言えるので、仕事の確認や話し合いでも使いやすい表現とされています。

あいだに入る No preconceptions は「先に決めつけないで」という助言で、just observe(とにかく観察して)と組み合わせて、見る姿勢そのものを伝えています。

まだ見えていないときの返し方を、場面別にまとめると次のようになります。

伝えたいこと 英語
今取り組んでいる We’re looking. / I’m working on it.
少し時間がほしい Give me a second.
ヒントがほしい What am I missing? / What should I be looking for?
正直に分からない I don’t see it yet.

「let them concentrate」で考える時間を守る

やり取りの中には、次のひと言も出てきます。

— Brennan, let them concentrate.
(ブレナン、集中させてあげて)

BONES Season10 Episode22 (The Next in the Last)

let them concentrate は「彼らに集中させてあげて」で、let は「〜させておく」という許可や見守りの意味を表します。相手を責めるのではなく、考えている人たちの時間を守る言い方になっています。日常でも、Let him finish.(最後まで言わせてあげて)や Let her think.(考えさせてあげて)のように、話をさえぎる人をやんわり止めるときに使えます。

このあと、手がかりはやがて見つかります。答えを促す言い方、探している途中だと伝える言い方、考える時間を守る言い方と、三種類の英語が一つの場面にそろっているのが面白いところです。

まとめ|分からないときこそ、ひと言で伝える

You see it, don’t you? と促されたら、まだ見えていなくても We’re looking. や What am I missing? で返せます。話をせかされている人がいるときは、let them concentrate のように考える時間を守る言い方もあります。

分からないと素直に言える英語は、いざというときに助けになる表現です。

この回のほかのコラムやフレーズ記事でも、場面ごとの英語を取り上げています。

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