「sitter」とは?アメリカのベビーシッターの文化と英語|『BONES』S07E10で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「sitter」とは?アメリカのベビーシッターの文化と英語|『BONES』S07E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン7エピソード10には、仕事の途中で家に立ち寄ったブースが、11歳の息子パーカーと話す場面があります。そこで出てくるのが、babysitter と、それを短くした sitter という言葉です。この呼び方の一部には、はっきりした反発が返ってきます。

日本でも「ベビーシッター」という言葉は知られていますが、アメリカでは10代の若者がシッターを務めることも多く、より身近な存在だと言われています。呼び方から頼み方、料金の目安まで、順に見ていきます。

目次

「babysitter」の「baby」が気になる年頃

どこにいたのかを確かめるやり取りのあと、話はベビーシッターのことに移ります。

— Out back exploring the woods.
(裏の林を探検していた、か。)

Booth: Okay, well, why didn’t you tell the babysitter where you were?
(そうか。じゃあ、どうしてベビーシッターに行き先を言わなかったんだ?)

Parker: Because I’m not a baby.
(赤ちゃんじゃないから。)

BONES Season7 Episode10 (The Warrior in the Wuss)

このあと、赤ちゃんは妹のほうだ、と言葉が続きます。

babysitter は、baby と sit(そばについている)を組み合わせた語で、親の留守中に子どもの世話をする人を指します。名前に baby が入っていますが、実際には赤ちゃんに限らず、小学生くらいまでの子の世話をする人も babysitter と呼ばれるとされています。11歳の子にとっては、「赤ちゃん扱いされている」と感じやすい呼び方だと読み取れます。

「sitter」と言い直す、短い呼び方

仕事に戻る前には、出かけるときの決まりが言い聞かされます。

Booth: Hey, buddy. I need to get back to work, okay? So, stay tight and I’ll see you later on.
(なあ。父さんは仕事に戻らないと。おとなしくしてろよ、またあとでな。)

Booth: If you go anywhere, you tell the babysitter… Right– you tell the sitter where you’re going to be, all right?
(どこかへ行くなら、ベビーシッターに……そうだ、シッターに行き先を言うんだぞ、いいな?)

Parker: Yeah.
(うん。)

— Okay.
(よし。)

BONES Season7 Episode10 (The Warrior in the Wuss)

一度 babysitter と言いかけて、sitter と言い直す流れです。理由は語られませんが、先ほど「赤ちゃんじゃない」と言われたあとなので、baby を外した呼び方に変えたと受け取れます。sitter は babysitter を短くした言い方で、日常会話ではこちらもよく使われます。sitter は、ほかの語と組み合わせても使われます。

言い方 意味
babysitter / sitter 親の留守中に子どもの世話をする人
nanny 決まった家で、定期的に子どもの世話を仕事にする人(とされる)
house sitter 留守中の家の番をする人
pet sitter / dog sitter 留守中にペットの世話をする人

tell the sitter where you’re going to be(行き先をシッターに伝える)は、子どもに留守番の決まりを言い聞かせるときの基本の言い方と言えます。

シッターの頼み方と、料金・年齢の目安

アメリカでは、ベビーシッターは10代の若者が最初に経験するアルバイトとしても一般的とされ、アメリカ赤十字社(American Red Cross)には11歳から受けられるシッター向けの講習もあると言われています。料金は時給で払うのが一般的で、相場は地域や子どもの人数、シッターの経験によって変わるとされています。頼むときの英語は、次のような形です。

  • Are you free to babysit on Saturday night?(土曜の夜、シッターをお願いできますか)
  • Can you sit for us from six to ten?(6時から10時まで、うちの子を見てもらえますか)
  • What’s your hourly rate?(時給はおいくらですか)

sit だけで「子どもの世話をする」という意味になるのも、この言葉ならではの使い方です。

一方で、何歳から子どもだけで留守番させてよいかを法律で決めている州は少なく、12歳前後を目安とする団体もあるとされています。パーカーの年齢は、車の中の会話で分かります。林にいたと言うわりにスニーカーがきれいだったという話の中で、自分で洗ったのかもしれないと言われて、ブースはこう返します。

Booth: Bones, he’s 11.
(ボーンズ、あいつは11歳だぞ。)

BONES Season7 Episode10 (The Warrior in the Wuss)

11歳の男の子がわざわざ靴を洗うはずがない、という返事です。子ども扱いは嫌がる一方で、まだシッターのいる家で過ごしている年頃、という微妙な位置づけが、この回のやり取りから伝わってきます。

まとめ|sitter は、baby を外した短い呼び方

今回は『BONES』シーズン7エピソード10から、babysitter と短い sitter、nanny・house sitter・pet sitter などの仲間の語、そして sit を使ったシッターの頼み方を見てきました。アメリカでシッターが身近な存在とされる背景を知っておくと、ドラマの家庭の場面も分かりやすくなります。

父と息子の短いやり取りの中で、呼び方ひとつに気持ちが表れる様子を、この回を観ながら追いかけてみるのも一つの楽しみ方です。

同じエピソードを起点にしたコラムには、きょうだいを表す英語や、パーティーで乾杯するときの英語もあります。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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