海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』シーズン7の第1話から、スポーツの中継が流れる中で上がる歓声と、それをめぐる短いやり取りを取り上げます。応援の掛け声は1語か2語の短いものがほとんどですが、どんな瞬間に何と叫ぶかには、よく使われる型があります。
試合を観ていて思わず声が出たとき、英語ではどんなひと言が自然なのでしょうか。「うるさい」と言われたときの返し方とあわせて、一緒に見ていきましょう。
「Go!」と「Yes!」短く言い切る応援のひと言
中継の実況が流れたあと、短い歓声が立て続けに上がります。
— Go!
(行け!)— Fumble! Yes!
(ファンブルだ!よし!)— Touch… down!
(タッチ……ダウン!)— Go, Big Red!
(行け、ビッグ・レッド!)BONES Season7 Episode1 (The Memories in the Shallow Grave)
Go! は「行け!」「進め!」にあたる、応援でよく使われる短い掛け声です。チームや選手が前へ出ようとする瞬間に使われ、Go, go, go! のように重ねて勢いをつける言い方もよく聞かれます。
Yes! は「よし!」「やった!」と、思いどおりのことが起きた瞬間の喜びを表すひと言です。説明を付けずに1語で言い切るからこそ、うれしさがそのまま伝わってきます。
最後の Go, Big Red! は、Go のあとにチームの愛称を続けた形です。ひいきのチームを呼んで声援を送る言い方で、Go, team! や「Go+チーム名・選手の名前」の形で使われることが多いとされています。
ほかにも、観戦でよく使われるとされる掛け声があります。
- Come on!:「さあ!」「頼むよ!」と、もうひと押しを求める掛け声
- Let’s go!:「さあ行こう!」と、チーム全体を盛り立てる掛け声
どれも短く、文の形にしなくても気持ちが伝わる点が共通しています。
「Fumble!」「Touchdown!」プレーの名前をそのまま叫ぶ
歓声の中には、起きたプレーの名前をそのまま叫ぶ声もあります。fumble は、ボールを持っている選手がボールを落としてしまうことで、相手側に拾われるとボールの持ち主が入れ替わるとされています。touchdown は、ボールを相手のエンドゾーンまで進める得点のことで、6点が入るとされています。どちらもアメリカンフットボールの用語として知られる言葉です。
作中では Fumble! のすぐあとに Yes! が続きます。何が起きたかをまず叫び、次に気持ちを重ねる、という順番になっているのが面白いところです。
Touch… down! は、1語を途中で区切って溜めてから言い切る言い方です。区切りを入れて伸ばすことで、盛り上がりの大きさが声の調子に表れています。
プレーの名前を叫ぶ言い方は、ほかの競技でも同じように使われます。
| 叫ぶ言葉 | 意味 | よく聞かれる競技 |
|---|---|---|
| Touchdown! | タッチダウン(得点) | アメリカンフットボール |
| Goal! | ゴール | サッカー・アイスホッケーなど |
| Home run! | ホームラン | 野球 |
| Nice shot! | いいシュート・いい一打 | バスケットボール・ゴルフなど |
| What a play! | すごいプレーだ | 競技を問わず |
競技の用語を1つ知っているだけでも、観戦中の歓声に加わりやすくなります。
「It’s supposed to be loud」うるさいと言われたときの返し方
歓声が続いたあと、ブレナンがひと言告げます。
Brennan: That was very loud, Booth.
(今のはすごくうるさかったわ、ブース。)Booth: It’s sports. It’s supposed to be loud.
(スポーツなんだぞ。うるさくて当たり前なんだよ。)BONES Season7 Episode1 (The Memories in the Shallow Grave)
That was very loud. は、直前に起きたことを that で指して「今のはうるさかった」と伝える言い方です。too loud が「うるさすぎる」と度を越していることを表すのに対し、very loud は「とても大きな声だった」と、大きさそのものを述べる形です。
返ってきたのは、It’s sports. と短く理由を言ってから、It’s supposed to be loud. と続ける言葉です。be supposed to は、決まりや慣習、取り決めによって「〜することになっている」という意味の表現とされています。ここでは「スポーツはうるさいものと決まっている」、つまり「そういうものだ」と、謝るのではなく軽く言い返す場面です。
相手の言い分を受け止めて謝る場合は、次のような返し方もあります。
- Sorry, I got a little excited.(ごめん、ちょっと盛り上がりすぎた)
- Sorry, I’ll try to be quieter.(ごめん、もう少し静かにするね)
言い返すか謝るかは、場の雰囲気や相手との関係で選び分けると自然です。
まとめ|短いひと言で、観戦の盛り上がりを伝える
今回は『BONES』シーズン7エピソード1から、Go!・Yes! の応援、Touchdown! のようにプレーの名前を叫ぶ言い方、うるさいと言われたときの It’s supposed to be loud を読み解きました。場面に合うひと言を知っておくと、観戦の楽しさを英語で分かち合いやすくなります。
次回も『BONES』と一緒に、場面に合った英語を見つけていきましょう。
同じエピソードの他のコラムでは、体調や無事を気遣われたときの答え方や、冒頭のペイントボールの試合をめぐる文化も扱っています。


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