「paintball」とは?ペイント弾でチーム戦をするアメリカのゲームの文化と英語|『BONES』S07E01で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「paintball」とは?ペイント弾でチーム戦をするアメリカのゲームの文化と英語|『BONES』S07E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン7の第1話の冒頭に登場する、ペイントボールの試合を取り上げます。兵士のような掛け声で始まる場面ですが、実はペイント弾を当て合うゲームの最中のやり取りです。どんな遊びなのか、どう遊ばれているのかを知っておくと、冒頭の台詞の意味もぐっとつかみやすくなります。

ゲームの成り立ちやルールとあわせて、試合で飛び交う英語を一緒に見ていきましょう。

目次

冒頭の掛け声は、ペイントボールの試合の中のやり取り

本話は、相手チームの位置を伝え合う声から始まります。

— They’re up on that ridge.
(やつらはあの尾根の上だ。)

— They got us pinned down.
(こっちは身動きが取れない。)

— We can get across that clearing, then move around their right flank, we can take them out.
(あの開けた場所を渡って、右側から回り込めば、倒せる。)

— I’ve got it. You, Kenton and May– you cover me.
(任せろ。おまえとケントンとメイは、援護してくれ。)

— No. You can’t go do it alone.
(だめだ。ひとりで行くなんて無理だ。)

BONES Season7 Episode1 (The Memories in the Shallow Grave)

まるで戦場のような台詞ですが、叫び声のあとに続く言葉で、これがゲームだと分かります。

— Dude, you’re, like, covered in paint.
(おい、ペンキまみれじゃないか。)

BONES Season7 Episode1 (The Memories in the Shallow Grave)

paintball は、塗料の入った小さな弾を、空気やガスの力で飛ばす道具で当て合うチーム戦のゲームです。弾を飛ばす道具は marker と呼ばれることがあり、弾はゼラチンの殻に塗料を詰めたもので、当たると割れて色の跡が残るとされています。始まりは1981年、アメリカのニューハンプシャー州の森で行われた試合とされ、もとは木や牛に印を付けるための塗料銃が使われたと伝えられています。作中の冒頭でも、役になりきった掛け声が飛び交っています。

試合で飛び交う英語と、当たったときのひと言

冒頭の掛け声には、チームで動くための英語がまとまって出てきます。

表現 意味 試合での使われ方
be up on that ridge あの尾根の上にいる 相手が高い場所にいると伝える
pinned down 身動きを封じられた 相手に狙われて物陰から出られない状態
get across that clearing 開けた場所を渡る 隠れる物のない場所を抜ける
move around their flank 側面に回り込む 正面を避けて横から近づく
cover me 援護して 自分が動く間、仲間に守ってもらう

pin down は「動けないように押さえつける」が元の意味で、日常では pin down the date(日付をはっきり決める)のように「特定する」という意味でも使われます。clearing は木々の間にぽっかり開けた場所を指す語です。I’ve got it. は「任せて」と自分が引き受けるときのひと言で、go do it alone の go do は、go のあとに動詞をそのまま続ける口語の形です。

実際のペイントボールでは、多くのフィールドで、弾が割れて一定以上の大きさの跡が付くとアウトになるとされています。当たった人は I’m out! や I’m hit! と大きな声で知らせて退場し、当たったかどうか自分で見えないときは Paint check! と確認を頼むことがあるようです。ゴーグルなど目を守る装備の着用も、ほとんどの施設で義務とされています。

試合を「主催する」と、試合に使う場所

その後の捜査の中では、この試合を主催した人から聞いた話が伝えられます。

— So, the guy who organized the paintball, uh, battle said it was the first time they used that site.
(それで、ペイントボールの、その、戦いを主催した男によると、あの場所を使ったのは初めてだったそうだ。)

BONES Season7 Episode1 (The Memories in the Shallow Grave)

organize は「(行事や試合を)企画して取りまとめる」という意味で、organize a game や organize a tournament のように使われます。site は「用地」「現場」を表し、ここでは試合に使った場所を指しています。言いよどみの uh を挟んで、試合を battle と呼んでいるのも、ゲームを戦いに見立てた言い回しです。

ペイントボールは、専用の施設(paintball field などと呼ばれます)で、安全についての説明を受けてから遊ぶことが多いようです。作中では、その場所を試合に使ったのはこのときが初めてだったと報告されます。この試合の場が、本話の捜査の発端になります。

まとめ|ゲームを知ると、冒頭の掛け声の意味が見えてくる

今回は『BONES』シーズン7エピソード1の冒頭から、ペイント弾でチーム戦をする paintball の文化と、pinned down・flank・cover me・I’m out! のような試合の英語、そして organize や site を読み解きました。ゲームの仕組みを知っておくと、冒頭の台詞もぐっと聞き取りやすくなります。

役になりきった掛け声の一つひとつに、このゲームを楽しむ人たちの遊び心が見えてきます。

同じエピソードの他のコラムでは、スポーツ中継を観ながら上げる掛け声や、体調や無事を気遣われたときの答え方も扱っています。

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