「Just be you.」気負う相手に「いつものあなたでいい」と伝える英語|『BONES』S11E06で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「Just be you.」気負う相手に「いつものあなたでいい」と伝える英語|『BONES』S11E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン11エピソード6には、仕事で人に会う前に「行儀よくする」と約束するブレナンに、思いがけない言葉が返ってくる場面があります。今回はこのやり取りから、気負っている相手に「いつものあなたでいい」と伝える英語を読み解きます。

大事な場を前にすると、つい普段と違う自分を見せようとしてしまうものです。そんなとき相手の肩の力を抜く言葉を知っておくと、励まし方の幅が広がります。

目次

「I will be on my best behavior.」と先回りして約束する

会話は、ブレナンのこんな言葉から始まります。

Brennan: Booth, I know Caroline is concerned because I don’t play politics, so I want to assure you that I will be on my best behavior.
(ブース、私が駆け引きをしないことをキャロラインが心配しているのは分かっている。だから約束するわ。精いっぱい行儀よくふるまうと。)

BONES Season11 Episode6 (The Senator in the Street Sweeper)

I want to assure you that ~ は「〜だと約束する、安心してほしい」と、相手の心配を先回りして打ち消す丁寧な言い方です。be on one’s best behavior は「いちばん行儀のよい状態でいる」、つまり普段以上にきちんとふるまうという意味の決まった表現です。

ところが、返ってくるのは意外なひと言です。

— I hope not.
(そうしないでほしいな。)

— Excuse me?
(どういうこと?)

BONES Season11 Episode6 (The Senator in the Street Sweeper)

I hope not. は「そうならないといい」という意味で、ここでは「行儀よくしないでほしい」と約束をあえて断る形になっています。Excuse me? は語尾を上げると「今なんて?」と聞き返す言い方になり、予想外の答えへの戸惑いが伝わってきます。

「You’re overthinking this.」で考えすぎを止める

聞き返しに続いて、こんな説明がなされます。

— Look, I just want you to be you.
(つまり、いつものあなたでいてほしいってこと。)

— You know, you, your usual, wonderful, but very direct self.
(ほら、いつもどおりの、すばらしくて、でもすごく率直なあなたで。)

BONES Season11 Episode6 (The Senator in the Street Sweeper)

your usual ~ self は「いつもの〜なあなた」で、ほめ言葉と率直さへの言及を一緒に入れているのが面白いところです。このあと「失礼に取られることを言ったら?」という問いを挟んで、潜入任務にたとえる言葉が続きます。

— Very clever. So I should think of this as an undercover assignment,
(なるほど。じゃあ潜入任務だと考えればいい、)

— but you want me to play myself.
(ただし演じるのは自分自身、と。)

— You’re overthinking this.
(考えすぎだよ。)

BONES Season11 Episode6 (The Senator in the Street Sweeper)

overthink は「考えすぎる」で、You’re overthinking this. は相手の真剣さを否定せずに「そこまで考えなくていい」と止める定番の言い方です。似た言い方に Don’t overthink it. や You’re making this harder than it is.(難しく考えすぎ)があります。

「Just be you.」でそのままでいいと伝える

話はさらに「少し違う自分を演じてもいい」「なまりで話すこともできる」と広がっていきます。そこでブースが止めます。

Booth: No, Bones. Don’t… Don’t do that. Just be you. That’s all I need.
(いや、ボーンズ。だめだ……それはやめてくれ。そのままでいい。それだけで十分なんだ。)

BONES Season11 Episode6 (The Senator in the Street Sweeper)

Just be you. は「ただ、あなたでいて」という意味で、Just be yourself. とほぼ同じ励ましです。yourself を使う形がより一般的で、you だけにすると短く口語的な響きになるとされています。That’s all I need. を添えると、「それ以上は何も求めていない」という安心感が加わります。

— I just want you to be you. That’s all I need.
(いつものあなたでいてほしい。それだけで十分。)

— Oh, okay. I’m just saying.
(ああ、分かった。言ってみただけ。)

BONES Season11 Episode6 (The Senator in the Street Sweeper)

同じ言葉がもう一度くり返され、I’m just saying.(言ってみただけ)で提案が引っ込められます。気負いがほどけていく流れが、短いやり取りから分かります。

まとめ|気負う相手の肩の力を抜く英語

今回は『BONES』シーズン11エピソード6から、on my best behavior で行儀よくすると約束する言い方、You’re overthinking this. で考えすぎを止める言い方、Just be you. でそのままでいいと伝える英語を読み解きました。

励ましの言葉は、相手を変えるのではなく、そのままを認めるところから始まります。そんな言葉の選び方に注目しながら、これからも『BONES』の会話を楽しんでいきましょう。

このエピソードの英語は、人を「知っている」度合いのコラムや、強い言葉の言い換えを扱うコラムでも取り上げています。

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