「Love you.」と「I love you.」はどう違う?主語を省くくだけた英語|『BONES』S08E12で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「Love you.」と「I love you.」はどう違う?主語を省くくだけた英語|『BONES』S08E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード12の終盤には、ふたりが短く言葉を交わす場面があります。笑い合ったあとに出てくるのは、I を付けない Love you. というひと言と、I love you, too. という返事です。今回は、この2つの言い方の違いを入り口に、会話で主語を省くくだけた英語を読み解きます。

主語を省いた英語は、教科書ではあまり見かけない一方で、ドラマや日常会話では頻繁に耳にします。省き方の型が分かると、短いひと言の聞き取りがぐっと楽になります。

目次

「Love you.」は主語を省いた気軽なひと言

場面の終わり、ふたりで笑い合ったあとに、こんなやり取りが交わされます。

— Love you.
(愛してる。)

— I love you, too.
(私も愛してる。)

BONES Season8 Episode12 (The Corpse on the Canopy)

Love you. は I love you. から主語の I を省いた形です。意味は同じでも、主語を省くぶん口調が軽くなり、家族や恋人どうしが電話を切るときや出かけるときに、挨拶に近い感覚で使われることが多いとされています。

それに返す側は、I love you, too. と主語まで言っています。軽いひと言に主語から言い直して返すと、気持ちをきちんと受け止めた印象になると考えられます。もちろん Love you, too. と同じ軽さで返すこともでき、どちらを選ぶかで会話の温度が少し変わるのが面白いところです。

一方で、気持ちを初めて伝える場面や、改まって伝えたい場面では、主語まで言う I love you. が選ばれるのが一般的とされています。Love you. は、すでに気持ちが通じ合っている間柄で交わす、日常のひと言に近い言い方と言えます。友人どうしでも、ちょっとした頼みを聞いてもらったときに Love you! と軽く感謝を表すことがあります。

言い方 ニュアンス
I love you. 主語まで言う基本の形。気持ちをはっきり伝える
Love you. I を省いた気軽な形。別れ際や電話の終わりに
Love ya. さらにくだけた形。ごく親しい間柄で
I love you, too. 「私も」と主語まで言って返す
Love you, too. 同じ軽さで返す

会話でよく省かれる主語

主語を省く言い方は Love you. に限りません。同じ場面の冒頭は、こんな言葉で始まります。

— Hey.
(ねえ。)

— Been looking for you.
(捜してたんだ。)

BONES Season8 Episode12 (The Corpse on the Canopy)

Been looking for you. は I’ve been looking for you. の I’ve を省いた形で、「ずっと捜していた」という意味です。主語と助動詞をまとめて落としても、誰の話かは文脈から分かるため、会話ではごく自然に通じます。

回の前半にも、主語のない答えが出てきます。捜査に使う記録をどうやって手に入れたのかと尋ねる声に、短い答えが返る場面です。

— How did you get these records?
(この記録、どうやって手に入れたの?)

— Called in a favor.
(貸しを返してもらった。)

— It must have been some favor.
(よほど大きな貸しだったんだろうね。)

BONES Season8 Episode12 (The Corpse on the Canopy)

Called in a favor. は I called in a favor. の I を省いた答えです。call in a favor は、以前に手を貸した相手に「今度はこちらを助けて」と頼むことを指します。続く some favor の some は「相当な」という強めの意味で、よほどの頼みごとだったのだろうと受け止めた返しと読み取れます。

ほかにも Got it.(分かった)、Sounds good.(いいね)、Thought so.(そうだと思った)など、主語を省いた定番のひと言は数多くあります。聞き取りのコツは、文が Been や Called、Got のように動詞から始まったら、前に I や I’ve が省かれていないかを補ってみることです。省かれるのは I が多いものの、Sounds good. のように It が落ちる場合もあります。

ただし、主語を省くのはくだけた会話での言い方で、メールや改まった場面では主語まで書くのが基本です。

まとめ|主語を省くと、ひと言が軽くなる

今回は『BONES』シーズン8エピソード12から、Love you. と I love you. の違い、Been looking for you. や Called in a favor. のように主語を省いた言い方を読み解きました。省かれた主語を頭の中で補えるようになると、短いやり取りの意味がすっと入ってきます。

気軽なひと言と、主語まで言う返事の温度差は、『BONES』の会話を観ながら確かめると、いっそう身近に感じられます。

同じエピソードの他のコラムでは、熱くなった相手に落ち着くよう伝える英語や、いつからそこにあるかを尋ねられたときの答え方も扱っています。

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