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『BONES』シーズン8エピソード6では、前の晩のバスケットボールの試合をきっかけに、ブレナンがチームについて考えるようになります。実習生たちを集めて1つの仕事に取り組ませる回で、ブースとの会話にはコーチやトレードなど、プロバスケットボールでおなじみの言葉が次々に出てきます。
アメリカでは、プロバスケットボールは秋から春にかけての身近な娯楽の1つと言えます。作中の言葉を手がかりに、リーグの仕組みとコートの用語を見ていきます。
秋から春まで続く、プロバスケットボールのシーズン
物語の冒頭近く、ブレナンが前の晩の試合の話を始めます。
Brennan: Last night’s basketball game got me thinking about teams.
(昨夜のバスケットボールの試合で、チームについて考えるようになったの。)— Didn’t I say you’d like basketball?
(バスケットボールは気に入るって言ったでしょう?)BONES Season8 Episode6 (The Patriot in Purgatory)
アメリカのプロバスケットボールの代表的なリーグが NBA(National Basketball Association)です。アメリカとカナダの30チームで構成され、レギュラーシーズンは例年10月中旬ごろから4月中旬ごろまで続き、各チームが82試合を戦うとされます。その後、勝ち残ったチームによる playoffs(プレーオフ)で優勝が争われます。
半年におよぶ長いシーズンのあいだは、ほぼ毎晩のようにどこかで試合が組まれるとされます。There’s a game on tonight. の on は「(試合や番組が)ある、放送される」という意味で、観戦の予定を話すときによく使われる言い方です。
「coach」の目と、「layup」「down low」などコートの用語
前半には、アラストに1人で取り組ませていることを、ブースがたずねる場面があります。
Booth: You let Vaziri go out on his own?
(ヴァジリを1人で行かせたのか?)— That doesn’t happen in a team sport.
(チームスポーツではあり得ない。)— Kidding me? That’s, that’s more like swimming.
(冗談でしょう?それじゃ、まるで水泳だ。)— A good coach recognizes the strength of her players.
(よいコーチは選手の持ち味を見極めるもの。)— He wasn’t going for an easy layup like the others.
(彼は、ほかの人たちのように楽なレイアップを狙ってはいなかった。)— He’s more of a bruiser down low.
(どちらかといえば、ゴール下で体を張るタイプだ。)BONES Season8 Episode6 (The Patriot in Purgatory)
プロのチームを率いるのが coach(中心となる監督は head coach)です。試合に出る選手を選び、作戦を立て、試合中の交代を決める役目を担うとされます。layup はゴールのすぐ近くまで入り込み、ボールをボードに当てたり置くように入れたりするシュートで、決めやすい得点の代表です。down low はゴールに近い位置、いわゆるゴール下を指し、bruiser は、ここではゴール下で体を張るタイプの選手を表しています。1人で泳ぐ水泳と比べる言い方からも、バスケットボールが5人で連携する競技であることが伝わってきます。
「put you in the game」と「trade」、シーズン中の選手の動き
捜査の進め方をめぐってやり取りが続いたあと、会話は試合の言葉で進みます。
Brennan: I’m trying to put you in the game, Booth.
(あなたを試合に出そうとしているのよ、ブース。)— If you’d prefer not to play, just say so.
(出たくないなら、そう言って。)Booth: Bones, all I’m saying is that sometimes during the game you just have to realize that you just can’t win.
(ボーンズ、俺が言いたいのは、試合中にはどうしても勝てないと悟るしかないときもあるってことだ。)— So you’re a quitter?
(つまり、途中で投げ出すってこと?)— What? No.
(え?違う。)— That’s what I heard. I’d trade you if I wasn’t in the middle of the season.
(そう聞こえた。シーズン中でなければ、トレードに出すところだ。)BONES Season8 Episode6 (The Patriot in Purgatory)
put someone in the game は、コーチが控えの選手を試合に送り出すときの言い方です。trade は、選手を他チームの選手などと交換して移籍させることを指します。NBA ではシーズンの途中でも、例年2月ごろに設けられる trade deadline(トレード期限)まではトレードが行われることがあるとされます。作中の一言は、相手を選手に見立てた冗談まじりの言い回しと読み取れます。
このあと、やるのかやらないのかと迫られたブースが加わる意思を伝えると、Attaboy. という声がかかります。attaboy は「よくやった」「その調子」と励ましたりほめたりする北米のくだけた言い方で、that’s the boy が変化したものとされます。女性に向けては attagirl という形もあります。
まとめ|コートの言葉で、アメリカの楽しみ方が見えてくる
NBA のシーズンは秋から春まで続き、coach が選手を起用し、trade で顔ぶれが入れ替わっていきます。layup や down low のようなコートの用語、attaboy のようなほめ言葉を知っておくと、試合中継や会話に出てくる言葉がぐっと身近になります。
ブレナンとブースの会話に出てくるバスケットボールの言葉を拾いながら、『BONES』の世界をこれからも楽しんでいきましょう。
同じエピソードのコラムでは、partner と mate の違いや、呼び出されたときに用件をたずねる英語も取り上げています。


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