海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン8エピソード15には、研究所で、ある作業を誰が担当するかが話題になる短いやり取りがあります。そこで出てくるのが That’ll be my department. というひと言です。今回はこの表現を手がかりに、仕事を引き受けるとき、担当をたずねるとき、相手に任せるときの英語を読み解きます。
職場でもグループでの作業でも、「それは私がやります」と名乗り出る場面はたびたびあります。短い決まり文句をいくつか知っておくと、手を挙げるタイミングを逃しにくくなります。
「Did you call ~?」と、人を呼んだかどうかをたずねる
研究所での会話の中に、こんなやり取りがあります。
— Did you call Clark?
(クラークを呼んだんですか?)— No, he actually showed up on his own.
(いいえ、実は自分から来てくれたんです。)BONES Season8 Episode15 (The Shot in the Dark)
ここでの call は「電話で呼ぶ・声をかけて来てもらう」という意味です。答えの show up は「姿を見せる・やって来る」というくだけた言い方で、on one’s own は「誰かに言われたのではなく自分から」を表します。actually が入ることで、「呼んだと思ったかもしれないけれど、実は」という、相手の予想と違うことを伝える響きになっています。
人を呼んだかどうかに限らず、作業の担当をたずねるときは、次のような言い方がよく使われます。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| Who’s handling this? | これは誰が担当していますか? |
| Who’s in charge of the report? | 報告書の責任者は誰ですか? |
| Is anyone working on this? | 誰かこれに手をつけていますか? |
答えるときは、自分なら I am.、ほかの人なら Sarah’s on it.(サラが対応しています)のように短く返せます。be on it は「その件に取りかかっている」という意味の会話表現です。
「That’ll be my department.」は「それなら私の担当」
そのあと、ある作業を誰が受け持つかという話になり、こんなひと言で引き受ける声があります。
— Okay, well, that’ll be my department.
(なるほど、それなら私の担当ですね。)— Maybe you can find something.
(何か見つかるかもしれませんね。)BONES Season8 Episode15 (The Shot in the Dark)
department は本来「部署・部門」という意味ですが、くだけた会話では「担当分野・受け持ち」の意味でも使われるとされます。That’s my department. なら「それは私の担当」、否定の That’s not my department. なら「それは私の担当じゃない・専門外だ」という意味になります。作中の That’ll be ~ は will でその場の判断を表していて、「それなら〜だね」と軽く引き受ける響きです。
引き受けるひと言は、ほかにもいくつかあります。
| 表現 | 意味 | 響き |
|---|---|---|
| I’ll take care of it. | 私がやっておきます | 仕事でも日常でも使える定番 |
| I’m on it. | すぐ取りかかります | 頼まれてすぐ動く感じ |
| Leave it to me. | 任せてください | 自信を見せる |
| I can handle that. | それなら対応できます | できることを伝える |
なお、That’s not my department. は、言い方によっては「自分には関係ない」と突き放す響きになるとされます。断るときは I’m not the right person for that, but Tom might know.(私は担当ではないですが、トムなら分かるかもしれません)のように、代わりの相手を添えると角が立ちにくくなります。
「Maybe you can ~」は期待を込めて任せるひと言
引き受ける声のあとには、何か見つかるかもしれない、と添えられます。Maybe you can ~ は「〜できるかもしれない」と可能性を示しながら、相手に期待を託す言い方です。You can find something. と言い切るより押しつけがましさが和らぎ、相手の力を頼りにしている気持ちも込めやすくなります。
相手に仕事を任せる側の言い方としては、次のようなものがあります。
- I’ll leave it to you.(あなたに任せます)
- It’s all yours.(あとはお任せします)
- Could you take a look at this?(これを見てもらえますか?)
引き受ける側の Leave it to me. と、任せる側の I’ll leave it to you. は、同じ leave を使った対になる言い方です。セットで覚えておくと、どちらの立場になっても使えます。
まとめ|担当をたずね、引き受け、任せる英語
今回は『BONES』シーズン8エピソード15から、人を呼んだかたずねる Did you call ~?、自分から来たことを表す on one’s own、引き受けるときの That’ll be my department.、期待を込めて任せる Maybe you can ~ を読み解きました。担当をめぐる短い言い方を押さえておくと、職場でのやり取りがぐっと進めやすくなります。
次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
同じエピソードの他のコラムでは、「オーダーメイド」を表す英語や、共感の言葉への返し方も読み解いています。


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