作業の手順を順を追って説明するときの英語|『BONES』S10E17で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 作業の手順を順を追って説明するときの英語|『BONES』S10E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン10エピソード17には、指紋を調べる作業の手順を、順を追って説明していく場面があります。専門的な作業ですが、説明に使われている英語は、料理の手順や機械の使い方を伝えるときにもそのまま使えるものばかりです。

手順の説明は、内容よりも「つなぎ方」で分かりやすさが決まります。今回は、作業を順を追って説明するときの英語を、手順の並べ方・理由の添え方・結果の伝え方の3つに分けて読み解きます。

目次

「So, you add ~」「Then you put ~」手順を並べるつなぎの言葉

作業の説明は、指紋が取れたかどうかをたずねる言葉を受けて始まります。

— Any luck with the fingerprints?
(指紋のほうは、何か出た?)

— We’re about to find out. So, you add a little bit of superglue, right.
(それをこれから確かめるところ。まず、瞬間接着剤をほんの少し入れて、と)

— Then you put it in an airtight heated chamber.
(それを、空気が入らないように閉じて温める箱の中に置く)

— Now, once the actual superglue boils,
(で、肝心の接着剤が煮え立ったら)

BONES Season10 Episode17 (The Lost in the Found)

最初の Any luck with ~? は「〜はうまくいった?」と結果をたずねる気軽な言い方です。続く説明では、So で話を始め、Then で次の手順へ移り、Now, once ~ で「〜した時点で」と区切りを示しています。説明はこのあと、その蒸気で指紋が浮かび上がる、という結果へと続きます。

ここで使われている you は、目の前の相手だけでなく「(この作業をする人は)誰でも」という一般的な意味の you です。英語の手順説明では、このように you を主語にして動詞を現在形で並べる形がよく使われるとされています。最後の right は「〜ね」と確認を挟む口ぐせのような言葉です。

手順を並べるときのつなぎの言葉を、整理しておきます。

つなぎの言葉 意味 使いどころ
So, / First, まず 説明を始める
Then / Next, 次に 次の手順へ移る
Once ~, 〜したら(その時点で) ある段階に達したことを区切りにする
After that, そのあと 少し間をおいた手順
Finally, 最後に 締めくくりの手順

たとえば、First, you boil the water. Then you add the pasta. Once it’s soft, you drain it.(まずお湯を沸かして、次にパスタを入れる。やわらかくなったら湯を切る)のように、料理の手順もこの形で説明できます。

「because ~, we’re going to need to ~」理由を添えて次の作業を伝える

少しあとで、次の作業を説明する言葉が続きます。

— Okay, all right.
(よし、いいね)

— So… because the chemical deposits are white
(さてと…付いた化学物質が白くて)

— and the handles are white,
(持ち手のほうも白いから)

— we’re going to need to dust in order to find contrast.
(見分けがつくように、粉をはたいてやる必要がある)

BONES Season10 Episode17 (The Lost in the Found)

ここでは、because ~ で理由を先に述べ、そのあとで we’re going to need to ~(〜する必要がある)と次の作業を伝えています。理由が先に来るので、聞く側は「なぜその作業をするのか」を理解したうえで、次の手順を聞くことができます。

in order to ~ は「〜するために」と目的を表す言い方です。need to だけでも意味は通じますが、in order to を添えることで、その作業のねらいがはっきりします。主語が we になっている点も、「一緒にやる作業」として説明している響きが伝わってきます。

「So I’m guessing ~」結果を見て推し量る

作業の結果が見えてきたところで、こんな言葉が出てきます。

Cam: That’s not a fingerprint.
(これは指紋ではないわね)

BONES Season10 Episode17 (The Lost in the Found)

カムのこのひと言に続けて、次の言葉が出てきます。

— No. Cyanoacrylate fuming also reacts with other latent chemicals.
(うん、違う。このやり方は、目に見えない別の化学物質にも反応する)

— So I’m guessing this is some kind of resin.
(だから、これは樹脂のたぐいじゃないかと思う)

BONES Season10 Episode17 (The Lost in the Found)

英語では、否定の文に対して No. と返すと「うん、違う」と同意する意味になります。日本語の「はい」「いいえ」と感覚がずれやすいところです。そのあと、仕組みを説明してから So I’m guessing ~(だから〜だと思う)と推測を述べる流れになっています。I’m guessing は I think より「確かではないけれど」という気持ちが強く出る言い方とされています。

手順の説明では、何をするかだけでなく、出てきた結果をどう読むかまで言葉にすると、聞く側が置いていかれません。

まとめ|つなぎ・理由・推測で手順を伝える

So / Then / Now, once ~ で手順を並べ、because ~, we’re going to need to ~ で理由とともに次の作業を伝え、So I’m guessing ~ で結果を推し量る。指紋を調べるこの場面には、手順を順を追って説明するための英語がひととおりそろっています。

専門的な作業の場面にも、日常で使える説明の形が隠れていることが、『BONES』を観ていると見えてきます。

このエピソードの英語表現は、他のコラムやフレーズ記事でも扱っています。

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