海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン8エピソード4の序盤には、新しい部屋に住み始める2人が、鍵を一つずつ確かめていく場面があります。郵便受け、玄関、ガレージと、身近な物の名前が次々と出てくるやり取りです。今回は、鍵を受け取ったときに「どれが何の鍵か」を確かめる英語を読み解きます。
引っ越しやルームシェア、旅先の貸し部屋など、鍵の受け渡しは英語を使う機会が意外と多い場面です。決まった言い方を知っておくと、慣れない場所でも落ち着いてやり取りできます。
「the little one is ~」は、目印で鍵を見分ける言い方
部屋が自分たちのものになった、というやり取りのあと、少しして話題は鍵の確認に移ります。
— Okay, so the little one is the mailbox in the lobby.
(それで、小さいのがロビーの郵便受け。)— Mm-hmm.
(うん。)— And the kitty…?
(で、子猫のは…?)— …is the front door, monkey is the deadbolt.
(…玄関で、サルのが本締まりの鍵。)BONES Season8 Episode4 (The Tiger in the Tale)
the little one の one は key の言い換えで、「小さい鍵」を指します。鍵の束を前にすると、同じ単語を何度も繰り返さずに済むこの one が便利です。作中では、大きさのほかに、子猫(kitty)やサル(monkey)という呼び名でも鍵を見分けています。
見分ける目印の言い方は、次のように広げられます。
- the big one / the long one(大きい鍵/長い鍵)
- the silver one / the gold one(銀色の鍵/金色の鍵)
- the one with the red tag(赤いタグが付いている鍵)
また、作中の is the mailbox は、くだけた会話ならではの短い言い方です。「〜用の鍵」とはっきり言うなら、This one is for the mailbox. のように for を使うと誤解がありません。
鍵まわりの英単語と、確かめるときの聞き方
このやり取りには、鍵にまつわる単語がまとまって出てきます。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| mailbox | 郵便受け(in the lobby=ロビーの) |
| front door | 玄関のドア |
| deadbolt | 本締まり錠(鍵やつまみでかんぬきを動かす錠) |
| clicker | リモコンのくだけた呼び方 |
| garage door opener | ガレージの開閉リモコン |
| spare key | 合鍵 |
続けて、ガレージのリモコンの話になります。
— And… Oh, here is the clicker for the garage.
(それと…あ、これがガレージのリモコン。)— I’ve never had a clicker before!
(リモコンなんて持ったことない!)BONES Season8 Episode4 (The Tiger in the Tale)
here is ~ は物を差し出しながら言う「はい、これが〜」です。それに続く I’ve never had a ~ before! は、初めて手にする物へのうれしさが伝わる一言です。
鍵を確かめるときの聞き方としては、作中の And the kitty…? のように文を途中で止めて続きを促す形のほか、次のような質問がよく使われます。
- Which one is for the front door?(玄関の鍵はどれ?)
- What’s this one for?(これは何の鍵?)
- Is there a spare key?(合鍵はある?)
鍵の確認を終えて出かけるときのひと言
鍵の確認が終わると、出かけなければ、と急ぐ声から短いやり取りが続きます。
— I gotta go!
(もう行かなきゃ!)— What about your lunch?
(お昼は?)— Uh, what’s mine is yours.
(えっと、私のものはあなたのもの。)— I’ll see you at home tonight.
(じゃあ、今夜家で。)— At home tonight.
(今夜、家で。)BONES Season8 Episode4 (The Tiger in the Tale)
What’s mine is yours. は「自分のものは相手のものでもある」という決まった言い回しで、家族や親しい相手と物を分け合うときに使われます。I’ll see you at home tonight. と言われて At home tonight. と言葉を重ねて返すところに、同じ家に帰るようになった2人の空気が表れています。
鍵を渡して別れるときは、次のような一言を添えることもできます。
- Don’t forget to lock the deadbolt.(本締まりの鍵をかけ忘れないでね)
- Text me if you can’t get in.(入れなかったらメッセージしてね)
- See you at home.(じゃあ、家でね)
まとめ|鍵の受け渡しは「one」と「for」で整理する
鍵を見分けるときは the little one のように one で言い換え、「〜用」とはっきりさせたいときは for を添えます。mailbox、front door、deadbolt、clicker といった単語と、Which one is for ~? のような聞き方を組み合わせると、鍵の受け渡しのやり取りがひと通りこなせます。
短い単語の積み重ねでも、新しい暮らしの始まりがしっかり伝わる場面だと分かります。
同じエピソードのコラムでは、grow up in と grow up with の違いや、新居の入り口をまたぐ習慣の英語も読めます。


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