「blow up in one’s face」の意味と使い方|『CHUCK』S04E23で学ぶ英会話

「blow up in one's face」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

うまくいくはずだった計画や取引が、思わぬ形で崩れて、しかもその損害が自分に跳ね返ってきた——そんな「裏目に出た」経験は、仕事をしていると一度ならずあるものです。

その痛みをそのまま言い表す「blow up in one’s face」を、スパイコメディ『CHUCK』シーズン4第23話の後半、披露宴でビッグ・マイクが商談の失敗を軽くぼやくシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「blow up in one’s face」の意味とニュアンス

blow up in one’s face
意味:(計画・企てが)裏目に出て破綻する、自分に跳ね返ってくる

仕掛けた爆薬が自分の顔の前で暴発するイメージから、「うまくいくはずだった計画・取引・企てが、逆に自分に跳ね返って台無しになる」ことを表します。単に fail(失敗する)と言うよりも、「自分が仕掛けたものが自分に牙をむく」という因果と、その損害の生々しさが強く出ます。ビジネスの交渉や策略が破綻した場面はもちろん、善意のサプライズが裏目に出たようなケースにも使え、「自分の顔面に被害が及ぶ」という身体的なイメージが、失敗の痛みをありありと伝えます。

【ここがポイント!】

  • 仕掛けた爆薬が顔の前で暴発する、という自業自得のイメージが核
  • 単なる fail より、「自分に跳ね返る」因果とダメージが生々しい
  • ビジネスの策略にも、善意の企ての裏目にも使える表情豊かな一言

『CHUCK』S04E23のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

披露宴の席で、ビッグ・マイクが一杯やりながら、また商談が失敗したと軽くこぼします。深刻さより、酸いも甘いも噛み分けた年長者のユーモアがにじむ、肩の力の抜けたやり取りです。

Big Mike: Man, does Big Mike need this brandy Alexander. Had another deal blow up in my face. But I do love the game.
(いやはや、ビッグ・マイクにはこのブランデー・アレキサンダーが要るな。また商談が目の前でパーになっちまってよ。だが、この駆け引きが好きなんだ)

Morgan: What happened to your arm?
(腕、どうしたんです?)

Chuck Season4 Episode23 (Chuck Versus the Last Details)

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シーン解説と心理考察

失敗を「また裏目に出た」と笑い飛ばしつつ、「だが駆け引きは好きだ」と締めるビッグ・マイクの、大らかで打たれ強い人柄が表れています。blow up in my face という威勢のいい言い回しが、深刻な愚痴ではなく、酸いも甘いも噛み分けた年長者の余裕として響きます。取引の失敗を重く引きずるのではなく、ブランデー片手に軽く受け流すその姿に、場数を踏んできた者ならではの肩の力の抜け方がにじむ場面です。

『CHUCK』流・覚え方のコツ

blow up in one’s face は、漫画のいたずらでよくある、自分で仕掛けた爆弾が導火線を伝って戻ってきて、自分の顔の前でボンッと爆発する——あの「自業自得の暴発」を思い浮かべると覚えやすい表現です。狙って仕掛けたものが、逆に自分に牙をむく。ビッグ・マイクが「また商談が目の前でボンとはじけた」と笑い飛ばすこの場面に、顔の前で爆発する爆弾を重ねれば、「自分に跳ね返って破綻する」という因果が、そのまま絵になって残ります。

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例文で覚える「blow up in one’s face」

blow up in one’s face は、計画や取引が「裏目に出て自分に跳ね返る」場面で幅広く使えます。ビジネスと日常、両方の例文で見てみましょう。

The plan blew up in his face when the client found out.
(クライアントに知られて、その計画は完全に裏目に出た。)
仕込んだ策が露見して破綻する場面です。「仕掛けが自分に跳ね返る」という因果がはっきり出ます。

Her little white lie blew up in her face.
(彼女のちょっとした嘘は、とんだ形で自分に跳ね返ってきた。)
ごまかしが裏目に出る場面です。悪気のない小さな嘘でも、思わぬ自滅を招くことがあります。

A: I tried to surprise them, but it completely blew up in my face.
B: Oh no, what happened?
(A:驚かせようとしたのに、完全に裏目に出ちゃったよ。)
(B:えっ、何があったの?)
善意の企てが失敗したと打ち明ける会話です。悪意がなくても「裏目に出て自分が痛い目を見た」ときに自然に使えます。

あわせて覚えたい関連表現

backfire
(裏目に出る)
一語で中立的に「逆効果になる」を表します。blow up in one’s face のほうがより激しく、ダメージが「自分の顔面に」及ぶ生々しさが加わります。

come back to bite someone
(あとで自分に跳ね返ってくる)
時間を置いて報いがやってくる、というニュアンスです。blow up in one’s face が「その場で派手に破綻する」即時性を持つのに対し、こちらはじわじわ効いてくる怖さを表します。

fall apart
(崩れ落ちる、破綻する)
計画などが崩壊すること全般を指します。blow up in one’s face には、そこに「自分に跳ね返る」という因果が加わる点が違いです。

Note|「自業自得」を生々しく伝える blow up in one’s face

日本語の「裏目に出る」と、英語の blow up in one’s face。どちらも「よかれと思ったことが逆効果になる」を表しますが、伝わってくる痛みの生々しさには、はっきりとした差があります。

「裏目に出る」は、いわば結果を淡々と述べる言い方です。囲碁や将棋の「裏目」に由来するとされ、盤面の理屈のように、冷静に「逆の目が出た」ことを言い表します。一方 blow up in one’s face は、爆薬が「自分の顔の前で(in one’s face)爆発する(blow up)」という、きわめて身体的なイメージを核に持ちます。ここには二つの生々しさが同居しています。一つは「自分が仕掛けたものが自分を襲う」という自業自得の因果。もう一つは「顔面に被害が及ぶ」という、痛みの直接性です。だからこのフレーズは、単に「失敗した」でも「逆効果だった」でもなく、「仕込んだ企てが、よりによって自分の顔面で暴発した」という因果とダメージを、一息で伝えられます。backfire(銃やエンジンの逆火)も「逆に作用する」比喩ですが、blow up in one’s face のほうが爆発の派手さと痛みの生々しさで一段上を行きます。

ビッグ・マイクのセリフに戻ると、彼が blow up in my face をあえて選んだことで、商談の失敗が「ただの不成立」ではなく「目の前で派手にはじけた一件」として、どこかコミカルに響いています。それを笑い飛ばせるあたりに、彼の打たれ強さがのぞきます。

痛みごと言葉にできる、生々しい一言です。

まとめ|ビッグ・マイクの苦笑から学ぶ「裏目に出る」の一言

blow up in one’s face は、仕掛けた爆薬が顔の前で暴発するイメージから、「計画や企てが裏目に出て、自分に跳ね返って破綻する」を表す表現でした。単なる fail や backfire より、因果とダメージの生々しさが際立ちます。

ビジネスの策略が崩れた場面にも、善意のサプライズが裏目に出た場面にも使え、「自分に跳ね返ってきた痛み」までまとめて伝えられます。

ビッグ・マイクが苦笑まじりに放ったこの表現を、表現の引き出しに加えてみてください。

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