「This is absolutely going to work. Everything is fine. I am very confident.」に見る、不安な相手を空元気の自信で支える言い方|『CHUCK』S03E04で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「This is absolutely going to work. Everything is fine. I am very confident.」に見る、不安な相手を空元気の自信で支える言い方|『CHUCK』S03E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン3 第4話に登場する、不安がる相手を空元気の自信で支える言い方です。単独である任務のトラブルに巻き込まれたデヴォンが、腕時計に仕込まれた通信機越しにチャックたちとやり取りしながら不安をのぞかせ、それを聞いたチャックが空元気の自信で請け合う場面が描かれています。

通信越しの会話と、ビル内を移動しながらの会話という場面を変えながら重ねられる、宥め方の違いを順番に見ていきます。

目次

通信越しに不安を訴える相手を空元気の自信で請け合う言い方

腕時計に仕込まれた通信機で、デヴォンの声がチャックたちのもとに届きます。緊張した声で確認を求めるデヴォンに対し、サラとチャックがそれぞれの立場から言葉を返します。

Devon: Chuck, this gonna work, right, buddy?
(な、チャック、これ、うまくいくよな、相棒?)

Sarah: Remember, if you freak out, he’s going to freak out.
(覚えておいて。チャックが動揺したら、デヴォンも動揺するから。)

Chuck: This is absolutely going to work. Everything is fine. I am very confident.
(これは絶対うまくいくよ。何にも問題ない。僕はすっごく自信があるんだ。)

CHUCK Season3 Episode4 (Chuck Versus Operation Awesome)

this gonna work, right, buddy? は、文法を整えるゆとりもないほど不安な相手が思わずこぼす確認の仕方です。「buddy」という呼びかけに、デヴォンがチャックを頼りにしている様子がにじんでいます。サラの if you freak out, he’s going to freak out は、自分の動揺が相手に伝わってしまうことへの注意で、感情そのものよりも「伝染する」という仕組みに焦点を当てた注意の仕方です。

それを受けたチャックの This is absolutely going to work. Everything is fine. I am very confident. は、短い断定文を三つ重ねる言い方です。一つひとつは根拠のない言い切りですが、畳みかけるように並べることで、空元気の自信が強調されているのが見どころです。

移動中に不安を茶化して宥める言い方

通信越しのやり取りから一転、二人はビル内を移動しながら言葉を交わす場面に移ります。先の不安を隠し切れないデヴォンに、チャックは今度は確率論を持ち出して応じます。

Chuck: It’s best not to speculate. I mean, nine times out of ten… Well, seven… You get yourself all worked up over nothing.
(推測しないほうがいいよ。ほら、十回中九回は……いや、七回くらいは……何でもないことでいちいち取り乱してるだけなんだから。)

CHUCK Season3 Episode4 (Chuck Versus Operation Awesome)

it’s best not to speculate は「推測しないほうがいい」と忠告しつつも、そのすぐ後で自分から確率の話を持ち出してしまう話し方です。nine times out of ten という決まり文句を使いかけて Well, seven… と数字を下方修正するところに、チャック自身の自信のなさが漏れ出ています。

締めの you get yourself all worked up over nothing は「何でもないことで自分を追い込んでいる」と相手の不安を茶化しながら軽くいなす言い回しです。数字の説得力に頼るふりをしながら、実際には言葉の勢いだけで相手を宥めているところに、このやり取りらしいユーモアが表れています。

この場面のもう一つの見どころは、忠告している当人も同じくらい不安を抱えていそうに見える点です。it’s best not to speculate とたしなめる言葉の直後に、誰よりも先に自分から確率の話を持ち出してしまっているところに、宥める側もまた平静を装っているだけだという二重の空元気が透けて見えます。前のセクションで断定文を三つ重ねていたチャックが、ここでは数字を使った理屈をこねる方向に切り替えているところも、宥め方のバリエーションとして興味深いところです。

まとめ|言い切る自信と、茶化して宥める自信

Everything is fineと三つの断定文を重ねる支え方から、nine times out of tenの数字を持ち出して茶化す支え方まで見てきました。同じ「相手を安心させたい」という気持ちでも、場面が変わるごとに宥め方の形が違って見えてきます。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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