「be bummed about」の意味と使い方|『Friends』S06E04で学ぶ英会話

「be bummed about」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

楽しみにしていた予定が流れたり、残念な知らせを受けたりして、気持ちがしゅんとしぼんでしまったことはありませんか。

そんな「悲しいと言うほどではないけれど、へこんでいる」気分を表す「be bummed about」を、『フレンズ』シーズン6第4話の前半、フィービーが霊能者に言われた予言を友人たちに打ち明ける場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「be bummed about」の意味とニュアンス

be bummed about
意味:〜でへこんでいる、〜にがっかりしている

be bummed aboutは、期待外れの出来事や残念な知らせを受けて、気持ちが沈んでいる状態を表す口語表現です。bummedは「がっかりした、しょげた」に近い意味の形容詞で、aboutの後ろに、へこんでいる原因となる出来事を置きます。

「悲しい」や「絶望的だ」ほど大きな感情ではなく、日常の小さな残念さを、軽い調子で伝える言葉です。予定の中止、試験結果への落胆、楽しみにしていた話が流れたといった場面で、友人に「ちょっとへこんでるんだ」と話すときに合います。

原因を続ける形は、be bummed about the trip(旅行のことで)のように名詞を置くほか、that(そのことで)のように前の内容を指す語で受ける形もあります。くだけた会話向きの表現なので、友人や同僚との気軽なやり取りで使うと自然に響きます。

主語は基本的に人で、へこんでいる本人が「自分は〜でへこんでいる」と話す形が中心になります。フィービーの台詞のように、aboutの後ろにthatを置いて直前に述べた出来事を受ける使い方は、会話の流れの中で原因を言い直さずに済む形です。

【ここがポイント!】

  • 「be bummed about」の核は、期待外れの出来事に対する軽いへこみ
  • aboutの後ろに、へこんでいる原因を置く形が基本
  • 友人との会話向きのくだけた口語表現

『フレンズ』S06E04のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

チャンドラーが「どうしたんだ?」と声をかけたところから、フィービーの打ち明け話が始まります。フィービーは、いつも見てもらっている霊能者のことを持ち出し、その人に言われた予言を伝えます。重い内容を軽い言い方でさらりと口にするやり取りに注目です。

Chandler: Oh, what’s the matter?
(お、どうしたんだ?)

Phoebe: Well… You know that psychic I see?
(あのね……私がいつも見てもらってる霊能者がいるでしょ?)

Chandler: Yeah.
(ああ。)

Phoebe: Well, she told me that I’m going to die this week, so I’m kind of bummed about that.
(その人にね、今週私は死ぬって言われたの。だから、ちょっとへこんでるのよ。)

Chandler: What?
(えっ?)

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シーン解説と心理考察

「今週死ぬと言われた」という内容と、「ちょっとへこんでる」という言い方の落差が、この場面の見どころです。フィービーは「kind of」を添えて、大きな出来事をあえて小さな言葉で包んでいます。重大な予言を、予定が流れた程度の軽さで伝えているところに、フィービーらしい調子が出ています。

チャンドラーは、フィービーの前置きに「ああ」と相槌を打ってから、予言の中身を聞いて「What?」と聞き返します。「Well…」と切り出したフィービーの間と、それを受けた聞き返しの短さが対になって、内容の重さと語り口の軽さの差がいっそう際立つやり取りです。

この直後、フィービーは「その霊能者の見立ては、受け取れるなかでも最悪のものだ」と続け、周囲の友人たちが「そんなのおかしい」と声をかけていきます。周囲の驚きが大きいほど、当のフィービーの落ち着きが目立つ流れです。bummedという軽い言葉が、場面のおかしさを支えています。

もうひとつの見どころは、「so」で予言の内容と感情が一本の文につながっている点です。「今週死ぬと言われた、だからへこんでいる」と、大きな出来事と小さな感情が同じ調子で並ぶため、聞き手は「そこはへこむで済ませるのか」と引っかかります。この引っかかりが、直後の友人たちの反応を引き出す仕掛けになっています。

『フレンズ』流・覚え方のコツ

空気が抜けてしぼんでいく風船を思い浮かべてみましょう。ぱんぱんに張っていた気持ちが、残念な出来事でしゅんと小さくなる様子が、bummedの感覚に重なります。悲しみで打ちひしがれるというより、期待が抜けてしぼむ感じです。

フィービーの「I’m kind of bummed about that」も、そのしぼみ方が小さな声で語られています。「大変なことを言われたのに、風船の空気が少し抜けただけ」という落差を頭に置いておくと、この言い回しの軽さが自然に思い出せます。

語順も、「へこんでいる(bummed)、そのことで(about)」と日本語の並びに置き換えると頭に入りやすくなります。「be bummed」で気持ちを言い、「about」で原因を添える二段構えとして覚えておくと、例文を作るときにも迷いません。

例文で覚える「be bummed about」

日常のがっかりから職場の残念な知らせまで、be bummed aboutが使える場面を3つの例文で確認していきましょう。

I’m really bummed about the trip getting canceled.
(旅行が中止になって、本当にへこんでるんだ。)
楽しみにしていた予定が流れた場面です。about の後ろに「the trip getting canceled」のように、出来事を動名詞で続ける形も使えます。reallyを添えると、へこみの強さが伝わります。

A: You look down today. What’s wrong?
B: I’m kind of bummed about my test score.
(A:今日は元気ないね。どうしたの?)
(B:テストの点数でちょっとへこんでてさ。)
落ち込んでいる友人に声をかけたときの、気軽な会話です。kind of を添えると、へこみの度合いを軽めに伝えられます。フィービーの台詞にも同じ kind of が入っていました。

We were all bummed about the project being put on hold.
(プロジェクトが一時停止になって、みんながっかりした。)
職場で残念な決定を共有する場面です。複数の人の気持ちをまとめて、we を主語にして表せます。

あわせて覚えたい関連表現

be bummed out
(がっくりきている)
be bummed about が原因を about で示す形で使われるのに対し、be bummed out は「がっくりして気が沈んだ状態」をそのまま言い切る形でも使えます。

be disappointed about
(〜にがっかりしている)
be disappointed about は書き言葉や少し改まった場面にも合う表現です。be bummed about は、友人同士の会話に合うくだけた言い方です。

be down about
(〜で気分が沈んでいる)
be down about は気分が沈むこと全般を表し、be bummed about は「期待外れだった」という残念さの色が濃い表現です。

Note|「へこむ」「がっかり」「落ち込む」のどれに近い? bummedの温度感

be bummed aboutを訳すとき、「へこむ」「がっかりする」「落ち込む」のどれを選ぶかで、日本語の印象が変わります。

「落ち込む」は、時間をかけて気分が下がり続ける状態も含む幅の広い言葉です。「がっかり」は、期待していたことが叶わなかったときの気持ちを指します。「へこむ」は、出来事をきっかけに気持ちがしぼむ様子を表す口語です。bummedは、期待外れの出来事をきっかけに気分が沈む状態を指すため、日本語では「がっかり」と「へこむ」の間に置くと収まりがよくなります。

フィービーの場面も、この訳し分けで印象が決まります。「落ち込んでいる」と訳すと予言に打ちのめされた印象が強くなり、「ちょっとへこんでる」と訳すと、軽く言ってのける口調が残ります。kind of が付いていることも、後者の訳を支えています。

同じ英語でも、日本語のどの言葉に置くかで場面の印象が変わります。

まとめ|重い予言を、軽いへこみで語るフィービー

be bummed aboutは、期待外れの出来事を受けて気持ちがしぼんでいる状態を、軽い調子で伝える表現です。aboutの後ろに原因を置く形が基本で、友人同士の気軽な会話によく合います。

「悲しい」や「絶望した」といった強い言葉より、一段軽い調子で残念さを伝えたいときに向いています。kind of を添えると、へこみの度合いをさらに控えめに表せます。

フィービーは、今週死ぬと言われたという重い話を、「ちょっとへこんでる」という軽い言い方で伝えていました。内容と語り口の落差ごと、表現の引き出しに加えてみてください。日常の小さな残念さを話すときの、ちょうどいい軽さの一言になります。

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