住みたい部屋を見つけて、申し込みの競争に勝とうとするときの英語|『フレンズ』S05E14で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 住みたい部屋を見つけて、申し込みの競争に勝とうとするときの英語|『フレンズ』S05E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン5第14話では、向かいの部屋の住人が引っ越すらしいと知ったロスが、その部屋を借りようと動き出します。申し込みが100人ほど集まるなか、ロスは自分のほうが有利だと言い張り、仲間はその理由を確かめていきます。

部屋探しの英語には、気に入った気持ちや進み具合を伝える言い方が詰まっています。借りたいと言い出す一言から、競争の話、仲間とのかけ合いまでを順に見ていきます。

目次

「maybe I should try to get his place」借りたい気持ちを口にする

モニカとレイチェルの部屋で全員が食事をしているとき、向かいの部屋の住人が荷物を箱に詰めている様子が見え、引っ越すらしいという話になります。そこでロスが言い出します。

Ross: Hey! Hey, if he’s moving maybe I should try to get his place.
(なあ!なあ、あいつが引っ越すなら、俺があの部屋を借りてみようかな。)
All: Oh, good idea. Yes.
(ああ、いい考え。うん。)
Ross: It’ll be so cool to live across from you guys.
(みんなの向かいに住めたら、最高だよな。)
Friends Season5 Episode14(The One Where Everybody Finds Out)

place はここでは「住まい」を指し、his place で「あの人の部屋」という意味です。apartment と言わずに place を使うと、くだけた響きが出ます。come over to my place(うちに来て)のように、自分の家を指すときにも使われることの多い語です。

maybe I should try to ~ は「〜してみようかな」と、思いついたことを控えめに口にする形です。maybe と try to が重なることで、まだ決めたわけではないという含みが出ます。仲間の Oh, good idea. Yes. は、その思いつきにすぐ乗る返事です。

ロスが続ける live across from ~ は「〜の向かいに住む」で、通りや廊下をはさんだ位置関係を表します。It’ll be so cool to ~ は「〜できたら最高だ」と、実現した場合の楽しみを語る言い方です。借りたい理由として、ロスは仲間の向かいに住めることを挙げています。

「Any word on the apartment yet?」進み具合を聞かれて、勝算を語る

その後、モニカとレイチェルの部屋に入ってきたロスに、レイチェルが声をかけます。

Rachel: Hey, Ross any word on the apartment yet?
(ねえ、ロス、部屋のことで何か連絡あった?)
Friends Season5 Episode14(The One Where Everybody Finds Out)

Any word on ~ yet? の word は「言葉」ではなく「知らせ」の意味です。「〜について、もう何か知らせはあった?」と、結果や進み具合を尋ねる聞き方です。Is there で始まる文を短くした、くだけた聞き方と言えます。yet が付くことで、「そろそろ何か分かったころでは」という期待も伝わります。

ロスは、住人が自分で部屋を又貸しする相手を探していて、すでに100人ほどの applicants(申込者)がいると答えます。申し込みが集中している状況を伝えたうえで、ロスはこう続けます。

Ross: I’ve got the edge.
(俺のほうが有利なんだ。)
Friends Season5 Episode14(The One Where Everybody Finds Out)

edge は「優位・強み」のことで、I’ve got the edge. は「競争相手より一歩リードしている」と言い切る一文です。I’ve got は I have のくだけた言い方で、会話ではこちらが使われることも多くあります。相手が大勢いると伝えた直後に、短い一文で自信を示しているため、聞いている側は「なぜそう言えるのか」が気になる流れになっています。その理由は、次のやりとりで明かされます。

「You actually thought ~?」勝算の中身を明かし、問いただされる

ロスは、部屋を譲ってもらえるよう住人に贈り物を送ったと話し、窓から見えるはずだと言います。全員が窓のほうへ向かい、何を送ったのかを当てようとします。

Monica: Oh, is it that pinball machine with the big bow on it?
(あ、大きなリボンが付いた、あのピンボールマシン?)
Ross: No.
(違う。)
Chandler: That new mountain bike?
(あの新しいマウンテンバイク?)
Ross: No.
(違う。)
Monica: Well, what did you send?
(じゃあ、何を送ったの?)
Ross: A basket of mini muffins.
(ミニマフィンのかご。)
Phoebe: But there’s a whole table of mini muffin baskets which one did you send?
(でも、テーブルいっぱいにミニマフィンのかごが並んでるわよ。どれを送ったの?)
Ross: The small one.
(小さいやつ。)
Friends Season5 Episode14(The One Where Everybody Finds Out)

Is it that ~ with ~ on it? は、目に入る物を that で指して「〜が付いた、あれ?」と候補を挙げる聞き方です。二度の No. のあと、モニカは候補を挙げるのをやめて what did you send? と直接尋ねます。The small one. の one は basket の代わりで、同じ名詞をくり返さずに済ませています。

Rachel: What? You-you actually thought that basket was going to get you the apartment?
(何?あ、あのかごで本当に部屋が手に入ると思ったの?)
Ross: Well… yeah. Someone sent us a basket at work once and people went crazy over those little muffins.
(まあ……うん。前に職場にかごが届いたことがあって、みんなあの小さいマフィンに大喜びだったんだ。)
Ross: It was the best day.
(最高の日だったよ。)
Chandler: Your work makes me sad.
(お前の職場の話、聞いてて悲しくなるよ。)
Friends Season5 Episode14(The One Where Everybody Finds Out)

You actually thought ~? の actually は「本当に」と驚きを強める語で、相手の考えが信じられないときの問い返しになります。get you the apartment は「あなたに部屋をもたらす」が直訳で、物や行動が結果を引き寄せるときの言い方です。ロスは職場での出来事を根拠に挙げ、go crazy over ~(〜に夢中になる、大喜びする)で当時の様子を伝えます。チャンドラーの Your work makes me sad. は、その話を受けたからかいです。

まとめ|部屋を借りたいときの英語

maybe I should try to get his place で借りたい気持ちを口にし、Any word on ~ yet? で進み具合を尋ね、I’ve got the edge. で勝算を語る流れを見てきました。候補を挙げて当てる聞き方や、驚いて問い返す言い方も、同じ会話の中にそろっています。

ロスと仲間のかけ合いに耳を傾けると、部屋探しの会話の流れが自然に見えてきます。

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