「You cannot have two backups」と言われたら、何と返す?友達と「いざというときの約束」を交わす英語|『フレンズ』S06E25で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「You cannot have two backups」と言われたら、何と返す?友達と「いざというときの約束」を交わす英語|『フレンズ』S06E25で学ぶ英会話

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『フレンズ』シーズン6第25話では、レイチェルとフィービーが「40歳までにお互い独身だったら結婚する」という友達同士の約束を話題にします。フィービーはその相手を一人ではなく二人決めていて、それをとがめられても理屈で切り返します。

条件つきの約束の言い方から、「それはだめ」と言われたときの切り返し、選ぶように迫られたときの迷い方まで、場面の順に追っていきます。

目次

「You mean a backup?」条件つきの約束を一語で言い換える

カフェのセントラルパークで、レイチェルとフィービーが話をしています。自分たちもいつか恋を見つける、と言い合ったあとで、レイチェルが一つの考えを口にします。

Rachel: It’d be nice to have a little guarantee, though.
(でも、ちょっとした保証があるといいかも。)
Phoebe: What do you mean?
(どういうこと?)
Rachel: Well, you know, some people make deals with a friend
(ほら、友達と約束する人っているじゃない。)
Rachel: Like, if neither of them are married by the time they’re 40, they marry each other.
(たとえば、40歳までにどっちも結婚してなかったら、お互いに結婚するって。)
Phoebe: You mean a backup?
(つまり、保険ってこと?)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

make a deal with ~ は「〜と取り決めをする」という意味で、ここでは複数形の deals で「そういう約束をする人もいる」と一般的な話として持ち出す形です。続く if neither of them are married by the time they’re 40 は、「40歳になるまでにどちらも結婚していなければ」と条件を示す節です。by the time ~ は「〜するときまでに」と期限を区切ります。

neither of them のあとの動詞は、書き言葉では is とされることが多い一方、会話では are が使われることもあります。ここでも口語らしく are になっています。

フィービーの You mean ~? は、相手の長い説明を自分の言葉でまとめて確かめる形です。backup はもともと「予備」「控え」を指す名詞で、ここでは本命が見つからなかったときのための相手、という意味で使われています。長い条件文を一語で言い換えることで、話の要点がはっきりします。そのあとの会話で、フィービーにはすでにジョーイという相手がいることが分かります。

「You cannot have two backups」とがめられて、理屈で返す

場面が変わり、カフェで本を読んでいるフィービーのところへレイチェルがやってきます。フィービーは、ジョーイだけでなくロスとも同じ約束をしていました。

Rachel: Phoebe, you picked Joey and Ross? You cannot have two backups!
(フィービー、ジョーイとロスの二人を選んだの?保険を二人も持つなんてだめよ!)
Phoebe: Of course I can.
(もちろん持てるわよ。)
Phoebe: It’s just good sense to back up your backup.
(保険に保険をかけておくのは賢いことでしょ。)
Phoebe: Look, I’ve already lost Chandler.
(だって、チャンドラーはもう失っちゃったんだもの。)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

You cannot have ~! は「〜を持つなんてだめ」と強くとがめるときの形です。can’t ではなく cannot と言い切っているところに、きっぱりした調子が表れています。これに対するフィービーの Of course I can. は、相手の cannot をそのまま can に置き換えて返す形で、ためらいのない打ち返しです。

続く It’s just good sense to ~ は「〜するのは当然の分別だ」と、自分の行動に理屈を添える言い方です。back up your backup では、動詞の back up(予備を用意する)と名詞の backup が並び、同じ音を重ねた言葉遊びになっています。とがめられても、言葉の面白さで切り返している場面です。

そこへジョーイとロスがやってきます。

Joey: Hey, Phoebe we’re both your backup?
(おい、フィービー、俺たち二人とも君の保険なのか?)
Ross: Phoebe, how could you do this to me?
(フィービー、どうしてこんなことができるんだ?)
Phoebe: I don’t know what you’re complaining about now. You were both aware of the situation.
(今さら何に文句を言ってるのか分からないわ。二人ともこの状況は分かってたでしょ。)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

How could you do this to me? は「どうしてこんなことができるの?」と相手を責めるときの決まった形です。フィービーは be aware of ~(〜を承知している)を使い、二人とも知っていたはずだと返します。二人はすぐに、知らなかったと言い返します。

「You have to pick one」選ぶように迫られたとき

言い合いが続くなか、レイチェルがフィービーに決めるよう求めます。

Rachel: Phoebe, you can’t have both of them. You have to pick one.
(フィービー、両方はだめ。一人を選ばなきゃ。)
Joey: Pick me!
(俺を選んで!)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

You can’t have both of them. の both of them は「その両方」を指し、続く You have to pick one. で「一つに決めなければならない」と求める流れです。have to は、そうするしかないという必要を表します。ジョーイの Pick me! は「自分を選んで」と短く手を挙げる一言で、ロスも続けて自分を選んでほしいと言います。

迫られたフィービーは、こう考え始めます。

Phoebe: All right. Well, let’s see.
(わかった。えっと、そうね。)
Phoebe: Ross is a good father, but Joey has a boat. This is hard.
(ロスはいい父親だけど、ジョーイには船がある。これは難しいわ。)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

Well, let’s see. は、すぐに答えを出さずに考えるときの前置きです。A is ~, but B ~. の形で二人の良いところを並べ、This is hard. で「難しい」と迷いを口にしています。比べる中身が「いい父親」と「船」で、重さのつり合わない二つを同じ形で並べているところに、このやりとりのおかしさがあります。最後は、レイチェルがナプキンに二人の名前を書いて、どちらかを選ぶ方法を持ち出します。

まとめ|約束を交わす英語と切り返しの英語

make deals with a friend で条件つきの約束を説明し、You mean a backup? で一語に言い換える。とがめられたら Of course I can. と理屈で返し、迷うときは Well, let’s see. で考え始める流れが見えてきます。

軽い冗談のやりとりの中にも、使える返し方がそろっている場面です。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面の英語を扱っています。

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