「going somewhere」と「dead-end」はどう違う?先の見えない関係を友達にこぼす英語|『フレンズ』S06E25で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「going somewhere」と「dead-end」はどう違う?先の見えない関係を友達にこぼす英語|『フレンズ』S06E25で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン6第25話では、結婚に興味がないと言い張るチャンドラーに、モニカが不満を募らせます。モニカがその気持ちを打ち明ける相手は、船長のような格好をしたジョーイです。

「この関係に先はあるのか」という不安は、英語では道のたとえで語られます。行き止まりと、どこかへ向かう道。この二つの言い方を軸に、友達に気持ちをこぼす英語と、話を聞く側の返し方を見ていきます。

目次

「a dead-end relationship」行き止まりの関係と、先へ進む関係

前の回で、チャンドラーはプロポーズの計画に気づかれないよう、結婚に興味がないふりをすると決めていました。ピザ店で昼食をとりながら、モニカはそのことを確かめます。

Monica: So, that marriage stuff that you were saying yesterday you don’t really believe that, do you?
(それで、昨日言ってた結婚の話だけど、本気で思ってるわけじゃないわよね?)
Chandler: Sure, I do.
(もちろん本気さ。)
Chandler: In fact, I think the whole concept of marriage is unnatural.
(それどころか、結婚っていう考え方そのものが不自然だと思うね。)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

you don’t really believe that, do you? は否定文に do you? を付けた付加疑問で、「まさか本気じゃないよね」と、違う答えを期待しながら確かめる形です。チャンドラーは Sure, I do. とあっさり肯定し、the whole concept of ~(〜という考え方全体)で話を広げます。モニカは店を出ていき、チャンドラーは周りの客に「考えがある」と告げます。

そのあと、モニカはジョーイとレイチェルの部屋を訪ねます。

Joey: Whoa, whoa, what’s the matter? Talk to the captain.
(おいおい、どうした?船長に話してみな。)
Monica: I’m just having one of those days where you realize you’re in a dead-end relationship.
(自分が行き止まりの関係にいるって気づいちゃう、そういう日なの。)
Joey: Chandler giving you a hard time, huh?
(チャンドラーに困らされてるのか?)
Monica: It’s not like I want to get married tomorrow.
(明日にでも結婚したいってわけじゃないのよ。)
Monica: It’s just I’d like to believe that I’m in a relationship that’s going somewhere that I’m not just wasting my time.
(ただ、先のある関係だって、時間を無駄にしてるだけじゃないって思いたいの。)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

dead end は道の行き止まりのことで、a dead-end relationship は「この先に何もない関係」を表します。反対に a relationship that’s going somewhere は「どこかへ向かっている関係」、つまり先のある関係です。道のたとえを使うことで、今の状態ではなく、この先の行方を気にしていることが伝わります。one of those days where ~ は「〜な日ってあるでしょ」と、誰にでもありそうな日として自分の状態を言う形です。

It’s not like ~. It’s just ~. は、「〜というわけではない」と極端な受け取り方を先に打ち消してから、「ただ〜」と本当に言いたいことを続ける組み立てです。不満を伝えるときに、要求が大きすぎると思われないよう前置きする働きがあります。

「Maybe you changed」話を聞く側の返し方

ジョーイは、モニカの話にこう返していきます。

Joey: Well, you know Chandler.
(まあ、チャンドラーのことは分かってるだろ。)
Monica: No, I don’t know Chandler…
(ううん、分からない……)
Monica: Not anymore. It’s like… it’s like something’s changed.
(もう分からないの。なんだか……何かが変わったみたい。)
Joey: Maybe you changed.
(変わったのは君かもな。)
Monica: I didn’t change.
(私は変わってない。)
Joey: Maybe that’s the problem.
(それが問題なのかもな。)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

you know ~ は「〜のことは知っているだろう」と、相手の性格を分かっている前提で話す言い方です。モニカは know をそのまま否定し、Not anymore.(もう違う)と付け加えます。something’s changed は、何が変わったかをはっきり言わずに「何かが変わった」と違和感を伝える形です。

ジョーイの Maybe you changed. と Maybe that’s the problem. は、どちらも maybe で始めて、断定を避けながら別の見方を差し出す返し方です。モニカが「変わっていない」と言うと、今度は「変わらないことが問題かも」と向きを逆にしていて、短い一言で話の焦点を動かしています。

続けてジョーイは、船長らしい言い回しで、チャンドラーは妻をめとりそうにない複雑な男だと言います。

Monica: Does he think I’m just going to wait around for nothing?
(何もないのに、私がただ待ってると思ってるの?)
Joey: Monica, face it, Chandler is against marriage an-and always will be.
(モニカ、現実を見ろよ。チャンドラーは結婚に反対で、こ、これからもずっとそうだ。)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

wait around は「何もせずに待ち続ける」という意味で、for nothing が付くと「報われないまま」という響きが加わります。Face it, は「認めなよ」と、受け入れたくない事実を突きつける前置きです。

「You got that from what I said?」自分の言葉を返されたとき

話が進むと、ジョーイの言うことが一変します。

Joey: Chandler loves marriage!
(チャンドラーは結婚が大好きだ!)
Monica: You just told me that he hates marriage th-that he’s a… a complex fellow who’s unlikely to take a wife
(さっき、彼は結婚が大嫌いだって言ったじゃない。複雑な男で、妻をめとりそうにないって。)
Monica: Th-that he’s against marriage and always will be.
(結婚に反対で、これからもずっとそうだって。)
Joey: You got that from what I said?
(俺の言ったことからそう受け取ったのか?)
Friends Season6 Episode25(The One with the Proposal, Part 2)

モニカは You just told me that ~ で、相手がついさっき言った内容を並べ直しています。just は「たった今」と時間の近さを示し、言った本人に言い逃れさせない働きがあります。続く he’s a complex fellow who’s unlikely to take a wife は、ジョーイが船長らしい言い回しで口にした言葉を、that でつないでほぼそのまま並べた部分です。take a wife は「妻をめとる」という古めかしい響きの表現で、ふだんの会話では get married と言うことが多いようです。

You got that from what I said? の get A from B は「B から A を受け取る、読み取る」という意味です。「自分の言葉からそんな意味を読み取ったのか」と聞き返す形ですが、モニカが繰り返したのはジョーイ自身の言葉ほぼそのままです。言った内容と聞き返しの食い違いが、この場面の笑いになっています。

まとめ|関係の行方を道にたとえる英語

a dead-end relationship は行き止まりの関係、a relationship that’s going somewhere は先のある関係です。It’s not like ~. It’s just ~. で前置きして本音を言い、聞く側は Maybe ~ で別の見方を差し出す流れが見えてきます。

ピザ店から友達の部屋へと場面をたどりながら観ると、言葉のすれ違いがよく分かります。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がさらに広く見えてきます。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次