「We’re on our way」と「We’re en route」はどう違う?|『メンタリスト』S06E07で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「We're on our way」と「We're en route」はどう違う?|『メンタリスト』S06E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第7話には、いまどこにいるのかをたずねる一言と、向かっていることを知らせる一言が出てきます。

「向かっています」と伝える英語には、いくつかの言い方があり、場面によって選び方が変わります。似た意味でも、響きや後ろに続く形が少しずつ違います。作中の三つの台詞をもとに、居場所のたずね方と答え方、そして二つの言い方の違いを順に整理していきます。

目次

「Where are you?」に、場所だけで答える

作中には、居場所をたずね、場所だけを短く答える二行のやりとりがあります。

— Where are you?
(いまどこ?)
— Downtown.
(ダウンタウン。)
The Mentalist Season6 Episode7 (The Great Red Dragon)

Where are you? は、相手の現在地をたずねる基本の形です。Where are you now? のように now を足すと、「いま」という点がはっきりします。

答えの Downtown. は、I’m downtown. の I’m を落とした形です。downtown は、ここでは「町の中心部」を指す語です。downtown は副詞としても使えるため、前置詞の in や at を付けずに言えます。

場所をたずねられたときは、このように地名や場所を一語で返す方法が使えます。もう少し具体的に答える例を、以下に並べます。以下は作中の台詞ではなく、例文です。

例文 響き
I’m downtown. 主語を添えた、整った形
I’m at the station. 場所をはっきり示す形
I’m just around the corner. 近くにいると伝える形

短い答えは、急いでいるやりとりや、状況を共有している相手との会話で使いやすい形です。初対面の相手には、I’m を付けたほうが丁寧に聞こえやすくなります。

なお、Where are you from? は出身をたずねる別の質問です。from が付くかどうかで、現在地と出身の違いが生まれます。居場所をたずねる質問は from を付けず、Where are you? で終わる点を押さえておくと、聞き間違いを防げます。

「We’re on our way.」これから向かうと知らせる

続く行には、向かっていることを知らせる一言があります。

— Okay, we’re on our way.
(わかった、いま向かってる。)
The Mentalist Season6 Episode7 (The Great Red Dragon)

on one’s way は、「向かう途中で」という意味の言い回しです。one’s の部分は、my や our に変わります。We’re on our way. は、複数人で向かっている状況を知らせる形で、一人なら I’m on my way. になります。

行き先を言いたいときは、on my way to ~ と続けます。I’m on my way to the office. のように、to の後ろに行き先を置きます。行き先を言わずに、on my way だけで終えることも多い言い方です。

文頭の Okay は、相手の話を受け止めたことを示します。先に Okay を置くと、そのあとの知らせが、受け答えの一部として流れます。on our way は、特別に改まった言い方ではなく、日常の会話でも使われる形です。

似た形に on the way があります。こちらは「その途中で」という意味で、I’ll grab a coffee on the way.(途中でコーヒーを買う)のように、道中で何かをする話に使います。以下は作中の台詞ではなく、例文です。my や our を使う on my way が「いま向かっている」という知らせになるのに対し、on the way は、道中で何かをする話によく使われます。

「We’re en route.」と「on our way」はどう違うか

もう一つ、別の箇所には、よく似た意味の別の言い方が出てきます。

— We’re en route to the bar now.
(いま、バーに向かっているところだ。)
The Mentalist Season6 Episode7 (The Great Red Dragon)

en route は、「途中で」「移動の途中で」という意味の語句です。en route to ~ の形で、行き先を続けて使うことが多い言い方です。

ここまでの二つを並べると、次のように整理できます。

言い方 形 響き
We’re on our way. on one’s way 日常の会話で使いやすい
We’re en route to ~. en route to + 行き先 やや改まった、報告に近い響き

どちらも「向かっている」と知らせる点は同じです。違いは、響きと、後ろに続く形にあります。on our way は、単独で言い切っても自然です。en route は、to と行き先を続けると収まりがよい形です。

どちらが正しいということはなく、相手との距離や場面で選びます。親しい相手との会話であれば前者、状況を報告する調子であれば後者、という使い分けが考えられます。また、now が付くと、「いま移動中である」という点が強まります。

en route は人の移動だけでなく、物にも使えます。The package is en route.(荷物は輸送中です)のように、届く途中の状態を示す例が挙げられます。これも作中の台詞ではなく、例文です。こうした用例を見ると、en route が「経路の途中にある」という状態を表す語句だと分かります。

別の言い方で言い換えることもできます。以下は作中の台詞ではなく、例文です。

例文 響き
I’m heading there now. 向かっている最中だと伝える
I’ll be there in ten minutes. 到着までの時間を伝える

まとめ|向かっていることを、場面に合わせて伝える

Where are you? には場所を短く返し、向かっているときは on our way か en route で知らせます。前者は日常の会話向き、後者はやや改まった報告向きという違いが見えてきます。

『メンタリスト』を観ながら、そうした言い方の違いにも注目してみましょう。

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