説明をせがむ側と、すぐには明かさない側のやりとりの英語|『メンタリスト』S05E03で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 説明をせがむ側と、すぐには明かさない側のやりとりの英語|『メンタリスト』S05E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第3話には、説明を求める言葉と、すぐには明かさない言葉が行き交う場面があります。出かける前の会話と、その少しあとの会話、さらに場面が移ったあとの会話という、三つのやりとりを取り上げます。

説明を後回しにされたとき、また、教えてもらえないとき、英語ではどう切り返すのか。日常の会話にも応用できる形を中心に、三つのやりとりの英語を順に見ていきます。

目次

「I’ll explain it all in the car.」と「You’ll explain it now, please.」説明を後回しにするか、今求めるか

最初のやりとりは、出かけようとする声から始まります。

— Oh, we have to get going.
(ああ、そろそろ出ないと。)
— Where?
(どこへ?)
— I’ll explain it all in the car.
(全部、車の中で説明するよ。)
— No. You’ll explain it now, please.
(だめ。今、説明して。)
— Oh, I like it when you get all authoritarian on me.
(そうやってすっかり高圧的になられると、好きなんだよね。)
— Talk. Where are we going?
(話して。どこへ行くの?)
The Mentalist Season5 Episode3 (Not One Red Cent)

have to get going は「そろそろ出なければならない」という言い方で、get going が動き出すことを表します。行き先をたずねる Where? に対して、返ってくるのは行き先ではなく I’ll explain it all in the car. です。explain it all で「全部説明する」、in the car で説明の時と場を先送りしています。

これに対する You’ll explain it now, please. は、will を使った言い切りの形で、now がその場での説明を求めています。命令形ではなく You’ll ~ とすることで強い調子になりますが、please が添えられているため、丁寧さは残ります。

次の authoritarian は、権威的で高圧的な、という意味の語です。I like it when you ~ は「〜してくれるのが好き」という形で、相手の強い言い方を取り上げて返しています。all は「すっかり」という強めの語です。最後の Talk. は一語の命令で、あらためて説明を促しています。

「It’s gonna ruin the surprise.」と「Three guesses then.」中身を明かさずにヒントを出す

同じ会話の少しあとで、中身をたずねる声が出てきます。

— What?
(何?)
— You really want me to tell you? It’s gonna ruin the surprise.
(本当に聞きたい?驚きが台なしになるよ。)
— Yes. I don’t like surprises.
(うん。驚くのは好きじゃない。)
— Three guesses then.
(それなら、予想は三回まで。)
— I’ll give you a hint.
(ヒントをあげる。)
— It’s–it’s not animal or vegetable.
(それは、動物でも野菜でもない。)
The Mentalist Season5 Episode3 (Not One Red Cent)

You really want me to tell you? は、Do を省いた話し言葉の問いです。really が入ることで、本当に聞きたいのかと念を押す響きになります。続く ruin the surprise は、驚きを台なしにする、という意味です。gonna は going to の口語形で、これから起こることを述べています。

これに対する返事が I don’t like surprises. で、理由を添えて教えてほしいと伝えています。

そこから先は、答えそのものではなく、答えに近づくための言い方が並びます。Three guesses は、予想を三回までしてよい、という意味の短い言い方です。then が付くと、直前の話を受けて「それなら」と切り替える働きになります。さらに I’ll give you a hint. で、答えの代わりにヒントを出すと告げています。

not animal or vegetable は、動物でも野菜でもないと範囲を絞る言い方です。何かは明かさずに、当てはまらないものを先に挙げる形になっています。

「It’s driving me crazy.」と「Fair enough.」気になって仕方ないと伝えて、受け入れる

さらに場面が移り、名前の見つけ方をたずねるやりとりがあります。

— You gotta tell me. How did you come up with Hutten’s name? It’s driving me crazy.
(教えてよ。どうやってハッテンの名前にたどり着いたの?気になって仕方ない。)
— Fair enough.
(それもそうだね。)
— Get a pen and some paper. Write down a name, any name.
(ペンと紙を用意して。名前を書いて、どんな名前でもいい。)
The Mentalist Season5 Episode3 (Not One Red Cent)

You gotta tell me. の gotta は have got to の口語形で、「教えてくれなきゃ困る」という、強めの頼み方です。come up with ~ は、考えや答えを思いつく、見つけ出すことを指します。

It’s driving me crazy. は、直訳すれば「それが私をおかしくさせている」で、気になって仕方がない、という意味です。理由を添えて頼むことで、教えてほしい切実さが伝わります。

返事の Fair enough. は、相手の言い分を認めて受け入れる一言です。頼みを断らず、かといって細かく答えるわけでもなく、短く受け止めています。そのすぐあとに、ペンと紙を用意するよう言う台詞が続きます。

ここまでのやりとりを言葉の働きで整理すると、求める言葉は now、You gotta tell me、driving me crazy と、強め方を変えています。返す言葉のほうは、後回しにする in the car、ヒントを出す I’ll give you a hint.、受け入れる Fair enough. と、働きが変わっています。同じ「説明がほしい」という場面でも、英語には段階ごとの言い方がそろっています。

まとめ|説明を求める言い方と、明かさない言い方

You’ll explain it now, please. で今すぐを求め、ruin the surprise で明かさない理由を示し、Three guesses と hint で推測を促し、Fair enough. で受け入れる。説明をめぐる言い方が、場面ごとに並んでいます。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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