アメリカの捜査機関どうしが連携する文化と英語|『メンタリスト』S03E08で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: アメリカの捜査機関どうしが連携する文化と英語|『メンタリスト』S03E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン3第8話には、C.H.P.、FBI、P.D. と、機関名が略称のまま次々に出てきます。CBI(カリフォルニア州捜査局)のチームは、ジェーンの行方が分からなくなった件で、ほかの機関と連絡を取りながら動いています。

略称の読み方と、他の機関に応援や確認を頼むときの英語を、台詞の流れに沿って見ていきます。アメリカの警察組織の説明は、一般的に言われる範囲に留めます。

目次

「C.H.P.」と「9-1-1」機関名の略称と、通報の言葉

作中のあちこちで、機関名は略称のまま会話に出てきます。最初は、通報者の件を上司に報告する場面です。

— Boss, C.H.P. rounded up the 9-1-1 callers.
(ボス、C.H.P. が9-1-1の通報者たちを集めました。)
The Mentalist Season3 Episode8 (Ball of Fire)

C.H.P. は、カリフォルニア州のハイウェイパトロール(California Highway Patrol)の略称として知られています。作中では、略称のままで会話に出てきて、説明は付いていません。アメリカの警察組織は、連邦・州・郡・市といった単位で分かれていると一般に説明されます。

9-1-1 は、アメリカで緊急時にかける電話番号として知られています。9-1-1 callers は「9-1-1に通報した人たち」という意味で、caller は「電話をかけた人」にあたります。round up は「集める」という意味で、round up the callers で、通報者を一か所に集めたことを伝えています。

呼びかけの Boss, で始めて、すぐ報告に入る形にも注目できます。上司に向けて短く用件を伝えるときの、簡潔な報告の形です。機関名の略称を知っていると、こうした短い報告のやりとりも聞き取りやすくなります。

「We need the FBI on this. I’ll make the call.」他の機関に応援を頼む

別の場面では、FBI の力を借りる判断が、短く述べられます。

— We need the FBI on this. I’ll make the call.
(この件には FBI が必要です。私が電話をかけます。)
The Mentalist Season3 Episode8 (Ball of Fire)

FBI は、アメリカの連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation)です。We need ~ on this. は、「この件に〜が必要だ」と、特定の相手や機関の参加を求める形です。on this は「この件に関して」という意味で、this が何を指すのかは、前後の流れから分かる使い方になっています。

後半の I’ll make the call. は、make a call が「電話をかける」という意味で、ここでは the call と定冠詞が付いています。話題にしている連絡を引き受けるという言い方です。I’ll は I will の短縮形で、その場で決めて引き受けるときの形でもあります。

連邦の機関が関わる流れについて、アメリカでは事件の内容によって複数の機関が協力することがある、と一般に説明されます。ただし、どの事件でどの機関が関わるかは場合によるため、ここでは作中の台詞の範囲に留めておきます。誰に頼むのかを the FBI と機関名で言い、頼む手段を the call で示す短い形が、この台詞の特徴です。

「I’ll get Wilton P.D. to check it out.」現地の警察に動いてもらう

もう一つ、現地の警察に確認を頼もうとする台詞と、別の件で現地の警察の動きを伝える台詞があります。

— I’ll get Wilton P.D. to check it out.
(ウィルトンの警察に確認させます。)
— You go. O’Laughlin, you mind going with him?
(あなたが行ってください。オラフリン、彼と一緒に行ってもらえますか?)
The Mentalist Season3 Episode8 (Ball of Fire)

P.D. は Police Department の略で、Wilton P.D. は「ウィルトンの警察」にあたります。get ~ to … は「〜に…してもらう」という形で、機関名は get の目的語にあたります。check it out は「確認する」という意味で、it は確認の対象を指しています。ここでは、この案に対して You go. と、本人が行くよう返されています。

次の you mind going with him? は、Do you mind ~ing? の頭を省いた形で、「〜してもらえますか」と同行を頼んでいます。mind は本来「嫌がる」に近い語なので、「嫌ではないですか」という確認が、丁寧な依頼になります。

現地の警察の動きを伝える言い方は、別の場面にあります。

— Yuba City P.D. went. Say it’s empty, stripped.
(ユバ・シティの警察が行きました。空っぽで、何も残っていないそうです。)
The Mentalist Season3 Episode8 (Ball of Fire)

Yuba City P.D. went. は、現地の警察が出向いたことを短く報告する形です。Say の前に主語が省かれていて、現地の警察が言っていることを伝える文だと分かります。empty は「空っぽの」、stripped は中身が持ち去られた状態を表す語で、二語を並べて状況を短く伝えています。

まとめ|機関名の略称と、応援の頼み方

C.H.P.、FBI、P.D. といった略称は、作中では説明なしで使われていました。応援や確認を頼む言い方には、We need ~ on this. や get ~ to … があります。

機関名は、「どこが動くか」を短く伝える言葉です。略称と頼み方の形をあわせて見ておくと、報告や依頼のやりとりが読み取りやすくなります。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面の英語を扱っています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次